2002年 第1回長野県高校合同合宿

〜3/21-24 下諏訪町錬成の家にて開催〜

合宿を終えた参加メンバー達
4日間の合宿を終えた参加メンバー

ハードなメニューは陸上トレーニング主体  去る3/21−24の4日間、下諏訪漕艇場「錬成の家」にて諏訪地方の高校ボート部員を対象とした合同合宿が開催されました。
 この合宿は、近年の部員不足や全国大会で入賞から遠ざかっている高校生のレベルアップを図るべく県協会強化部を中心に企画されたものです。これまでにもインターハイや国体の県代表を対象とした合宿や、各学校ごとの合宿はありましたが、いずれもレースシーズンに行われることがほとんどで、今回のような「本格シーズン前に各学校が一堂に会しての開催は初の試み」とのこと(青木悟強化部長談)でした。

 合宿は3泊4日の日程で、1日3モーションのトレーニング。早朝は効率良く艇を進める技術を意識した長距離漕、午後はランニングやサーキットを中心とした体力向上メニューが組まれましたが、春先の水面コンディションが思わしくなく、乗艇は2回のみとなってしまいました。結局メニューのほとんどをエルゴを含めた陸上トレーニングに変更して実施。ハードなメニューでしたが、体力的に自信をつけた選手も多かったようです。

 今回は、国体や全日本クラスで活躍する社会人選手(牛山英俊さん、北澤勝己さん)が合宿全般にわたって高校生を指導して下さいました。トップクラスの現役選手のアドバイスは選手にも良い刺激となっていたようです。また、この合宿を支えて下さったのが、住民レガッタでも活躍されている松沢さん、長崎さんでした。合宿中の食事をすべてまかなっていただきました。とかく貧弱となりがちなこうした合宿の食事ですが、今回は非常に充実したものとなりました。

 合宿後の参加者の声も「他校の選手とやると刺激がある」「今まで話したことのない人と仲良くなれた」「途中でリタイヤしたのが悔しい、次は頑張る」「また参加したい。国体選抜クルーを目指したい」など頼もしいものが多かったようです。

 次回はゴールデンウィーク中の開催を予定しています。今回の合宿中の記録と4/14開催の諏訪湖ロングレースの結果から国体県代表の選抜も視野に入れて次回参加メンバーの選考を行う予定です。


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ボートシーズン本格化
下諏訪漕艇場・諏訪湖
練習の選手でにぎわう

長野日報記事写真  諏訪湖のボートシーズンが本格化し、下諏訪町漕艇場は練習に熱を入れる選手らでにぎわいを見せている。県ボート協会では二十四日まで春の強化合宿を実施。諏訪地方の高校生ら約三十人が、漕艇庫に泊まり込み、練習に励んでいる。

 暖冬に加え、春先も暖かい日が続いたことから、各校の選手は例年より早い三月初めから、乗艇練習を再開。同協会は春休みに合わせ高校生を中心にしたレベルアップを目的に、初の春期合宿をスケジュールに組み込んだ。

 選手たちは一日三回、乗艇や器具を使ってトレーニング。全国レベルで活躍する社会人から指導を受け、タイムを競い合うなど本格的な水上シーズンに向け汗を流している。

<2002/3/24付 長野日報より>

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