8/2から開幕するレースに向けて、長野県選手団は本日の練習配艇から現地入り。前日に潮来入りして12畳のひろびろ宿舎を満喫したS陵高、諏訪を朝4時に出発して初日の練習に臨んだ岡谷H高などなど・・・。初日ということもあり、各クルーともリギングには「たっぷり」時間をかけていたようデス。(ちなみに本コーナーレポーターのワタクシは明日から現地入りのため、本日の詳細はわかりません。あしからず)
練習配艇2日目。午後からの練習とのことで、σ(^^)は昼過ぎにJRで現地入り。「延方」(バリバリの無人駅)に降り立ったら、目の前に笠原センセイと清陵の選手がお出迎えに来てくれていてカンゲキの涙(うそ)。ウワサ通り暑いけど、ま、予想の範囲内カナ・・・。今年の開催地である潮来は、1981年にもインターハイが開催された場所。しかも当時の長野県勢は男子のナックフォアとシェルフォア(この言い方に時代を感じるなぁ)の2種目優勝という快挙を成し遂げた地なのであります。21年たった今ではコースも昔の面影はまったくないのでは?と思っていたら、コース対岸の「のどかな(=ナニモナイ)」水郷風景は当時の先輩に見せて頂いた写真そのままでビックリでした(笑)。(ゴール付近の「潮来漕艇場」の看板がなくなっていたのが唯一の違い?!)
清陵チームは、(明らかに関係者と思われる人々でごった返してる)IMOAのCOCOSでオーダーがなかなか揃わなくて遅刻するんじゃないかとハラハラしつつもランチを取り、なんとか練習時間に間に合いました(ホッ)
14:00 配艇受付してリギング開始。スペシャルリギング師のワザ発揮か?の期待むなしく、いきなり前傾角を間違えて大ヒンシュクを買いました。ごめんね>セキさん
リギング修正後は、調子もマズマズ。ま、きょうはこんなもんでしょか。どうでもいいけど今大会の現地状況などなど
【宿舎】長野県選手団は、北浦に近い延方の「ホテル芝田」に宿泊。会場までは車で10分ほどなので、ここ数年では一番便のいい地理条件といえるでしょう。21年前の先輩は「コースまで川沿いに歩いて行けた」と言ってましたが、これはたぶん開会式のある某ホテル、もしくはその近辺だったのではないかと推測。いずれにしても移動の負荷が小さいのは申し分ナシ。ただ、「原則として会場近辺に配宿したから」という理由でシャトルバスの運行がないのは、移動手段を持たないチームにはちょっとツライのでは?(岡谷M高はほとんどタクシーか宿舎のマイクロバスに頼っている模様)。
宿舎も快適で、これまで経験した施設の中では「上」の部類ですね。ムリにお願いして顧問の先生方と同部屋にして頂いたので、ちょっと窮屈なのを別にすれば・・・ですが(笑)。[ドウモアリガトウゴザイマシタ>顧問の先生方]
一昨年のように「携帯の圏外」をシンパイしなくていいのもGOOD(ボート競技の場合これが笑い事ではないから困ってしまうのよ^^;)。東高のY沢が、自慢気にAirH"を見せてくれたけど、32kbpsはちと遅いねー。【コース】
大会ホームページに掲載されるコースコンディションを見ると、順風も逆風もまんべんなく吹くようdですが、ブイの設置状況や、コースレイアウト的には非常に良好な印象を受けました。こういうのを見ると諏訪湖のような100m間隔のブイは非常に物足りなく感じますね(「ブイは少ないけどステアリングマーカとランドマークがしっかりしているから問題ないし、縦張りのブイは設置もメンテも大変」というのが施設部の言い分ではあるようですが・・・)。もちろんブイが多いとオールで叩いたときのダメージが連続する危険性はあるのだけど、やっぱり「コースがわかりやすい」ということがまず第一なんじゃないかなぁとも思うので、最近はこのような設置が当たり前なのでしょう。250m毎の距離表示も、特に目新しいモノではありませんが、関ひろおみサンによれば「レースイメージがつかみやすい」とかなり好評でした。
けふの寫眞
諏訪実業W4x+ 岡谷東W2x 岡谷南M2x 岡谷東M4x+ 岡谷東M1x(横沢) 女の子はショッピング好き ちょっと余談だけど・・・
←競技会場でいくつか目に付いた「Croker」のオールです。 どうみてもVortex Edge付けてるんだけど、これって・・・問題ないんでしょうか?誰か教えてくださひ これって・・・
練習最終日。配艇時間が1時間しかないので、レース本番よりも練習にならない?スケジュール・・・ではあったものの、今日はリギング師のワザが冴え、40分以上の乗艇時間を確保できました。大会使用艇の感覚にも慣れてきたようで、大きな問題なく終了。ちなみに諏訪実クオドのみなさんは練習終了間際までリギングしてたみたいですが・・・ダイジョウブでしたか?午後は開会式と代表者会議。この手のイベントはあまり得るモノないのでσ(^^)はパス。
けふの寫眞
岡谷南M2x 諏訪実業W4x+ アツイ日には水分補給が大事 隠し撮り失敗・・・--;
本日よりレースが開幕。初日は予選が実施されました。結果概要
・W1X,W2X,M2Xが予選通過
W1X(関):3位 予選総合7位(出場45クルー)
W2X(野村,直井):1位 予選総合5位(出場40クルー)
W2X(青木,島田):3位 予選総合21位(出場45クルー)
・M4X+,W4X+,M1Xは敗復へ
M4X+(岡谷東):4位 予選総合14位(敗復まわり3位)(出場43クルー) 3日の敗者復活へ
W4X+(諏訪実):4位 予選総合34位(敗復まわり10位)(出場39クルー) 3日の敗者復活へ
M1X(横沢):5位 予選総合16位(敗復まわり4位)(出場48クルー) 3日の敗者復活へ以下レース記録です
2レース・女子シングルスカル予選2組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1秋田県 由利高等学校 斎藤 01:58:24 04:01:54 2愛知県 猿投農林高等学校 三輪 02:02:16 04:02:65 3長野県 諏訪清陵高等学校 関 02:03:68 04:07:15 4島根県 松江北高等学校 西川 02:00:90 04:08:78 5神奈川県 津久井高等学校 末上 02:04:08 04:10:70 6長崎県 大村城南高等学校 佐藤 02:06:67 04:20:30
午前中の早い組のレースで、微順風の絶好のコンディション。
猿投・三輪は中日本で優勝した東海ブロックチャンピオン。松江北も中国ブロック優勝の実力者。しかしスタートから力強い(荒っぽいとも言う)漕ぎでリードを奪ったのは、由利の斎藤であった。関は無難にスタートしたものの、展開としては出遅れる形。しかし漕ぎは悪くない。猿投の強さを知っているだけに、2位の松江北を捉えなければ予選通過は難しいということなのだが、完全に水を空けられて500mを通過。しかし「すごく冷静でまわりがよく見えた」という関は、後半に入ってフネが伸び始める。一方の松江北が失速気味でその差がみるみる縮まり始めた。750mで並んで一気に逆転。そのまま半艇身差をつけて3位でゴール。「なんとか予選通過・・・」といった感じではあったが、タイムも良く次につながるレースになった。
レース画像がこちらからご覧頂けます予選タイムは総合7位。午後は逆風になったレースもあったので、実力よりは高い順位になっている。全部で6組ある準々決勝の組み合わせは、本命のいない混戦グループに入りそう。2ハイあがりでタイム順位の離れた(6,7,17,18位)クルーが相手なので、本来なら「楽な」組のはずなのだが、午後の逆風レースのおかげ(?)で、手強そうな相手が同じ組になりそうだ。ま、そんなにすべてが思い通りにいくわけナイもんね。相手が誰であれ自分の漕ぎにベストを尽くすだけですよ。はい。
3レース・男子シングルスカル予選1組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1愛知県 豊田北高等学校 西川 01:44:10 03:34:32 2愛媛県 今治南高等学校 浜木 01:46:71 03:38:14 3青森県 青森高等学校 三國 01:45:36 03:39:75 4山梨県 北富士工業高等学校 米山 01:48:87 03:42:12 5長野県 岡谷東高等学校 横沢 01:52:19 03:46:46 6宮崎県 延岡高等学校 牧野 01:56:24 03:59:79
同じく好コンディションでの速い展開のレース・・・それにしても相手が速すぎた。前半で完全に予選通過枠とは水が開いてしまい後半に自信のある横沢も為す術ナシ。諏訪湖では悪くないタイムでも、これだけの差を見せつけられると、正直言ってキビシイ・・・。
18レース・女子ダブルスカル予選4組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1長野県 岡谷東高等学校 01:54:85 03:48:33 2山梨県 富士河口湖高等学校 01:53:69 03:49:43 3和歌山県 和歌山北高等学校 02:01:58 04:03:73 4広島県 廿日市高等学校 02:17:29 04:33:67 5鹿児島県 鹿児島南高等学校 02:18:84 04:45:27
3番手は、長野県クルーでもっとも入賞に近いと目される女子ダブル。一応2年前の「全国中学チャンピオン」という肩書きはあるものの、それがどこまで通用するか?
エンジンのかかりが遅いことに関しては折り紙付き(笑)。予想通り富士河口湖に先行を許すものの、750mで一気に抜き去ってトップでゴール。技術的にはまだまだ荒削りだけど、勝負強さはピカイチ。タイムも良く、レース毎に調子をあげるのがいつものパターンなので、準決勝は確実だろう。これを勢いにして他クルーも続け〜☆
33レース・女子舵手つきクォドルプル予選5組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1愛知県 旭丘高等学校 01:58:21 04:03:66 2鹿児島県 鹿屋高等学校 02:09:99 04:20:57 3千葉県 小見川高等学校 02:12:28 04:24:99 4長野県 諏訪実業高等学校 02:15:02 04:28:05 5香川県 坂出高等学校 02:17:99 04:36:45
朝とは打って変わって逆風気味のコンディションになった。諏訪湖でのベストが4分フラットということもあり、上位は厳しいとの予想だが、後半の粘りで小見川に食らいつくも、届かず4位。惜しくも敗者復活まわりとなった。
44レース・男子ダブルスカル予選8組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1愛媛県 今治南高等学校 01:42:28 03:30:40 2北海道 石狩翔陽高等学校 01:45:93 03:36:12 3長野県 岡谷南高等学校 01:45:40 03:36:70 4群馬県 館林高等学校 01:48:74 03:38:66 5福岡県 福岡舞鶴高等学校 01:54:82 03:57:40
強豪とされる今治南と同組。他は大丈夫という自信を持ってスタート。軽量クルーで逆風厳しい戦いであったが、石狩翔陽に食らいつき、2位と僅差の3位で予選一発クリア!おめでとう☆
48レース・男子舵手つきクォドルプル予選8組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1愛媛県 宇和島東高等学校 01:34:08 03:11:92 2岡山県 関西高等学校 01:33:78 03:13:34 3埼玉県 慶應義塾志木高等学校 01:36:24 03:17:37 4長野県 岡谷東高等学校 01:39:58 03:22:04 5福岡県 東筑高等学校 01:48:58 03:45:73
宇和島は優勝候補の一角。関西も侮れないのでこの2つに食らいついて慶応志木を突き放したいところ・・・であったが、前半からリズムが噛み合わない。慶應志木に先行を許して、攻めきれないままゴール。4位。パワー的には昨年をはるかに上回るクルーに仕上がっていただけに予想外の敗復まわりとなった。リズムを立て直して再対決に向けて鋭気を養おう!
いきなり余談ですが:カンペキと思っていたモバイル環境がいきなりトラブりました☆ 今朝からどうやってもインターネットにつながりません(;;)。どうやらH"が圏外の模様?なんで?昨日の晩まではなんの問題もなかったのに・・・(ということでこの情報ページのアップロードと、会社のメールサーバチェックをあっさり諦めました。来週出社しても机がないってコトがありませんように・・・と祈りつつ)大会2日目:朝食前に、ロビーに貼り出されている昨日の結果を見て目を疑った。同じ宿舎に泊まっているクルーで、今日の敗復にまわったクルーは・・・ぬわんと全部で4クルーだけ!!。し・か・も・・・そのうち3クルーは長野県クルーだったりするのですよ。ちなみに、同宿の県はといいますと、福井(うーむ当然やね。美方の男子クオドは優勝確率95%以上だろうね)、宮城(去年の国体開催県だしね)、大分(日田高をはじめ最近イイ選手揃えてるしね。とくにW1Xの河崎さん、個人的には抜群だと思いまする)、そして新潟・・・。関係者には失礼を承知で書きますが、正直言って「えっ??マジ?」というのが第1印象。同じ北信越で何度か顔を合わせて、そのレベルをある程度は知っているつもりだっただけに、全クルーが予選通過するとわ!うーむ、なかなかやるなぁ・・・。こりゃあなんとしても今日はナガノも全部勝ち残りたいモノでゴザイマス。
結果概要
・M4X+,W4X+,M1Xが敗復通過。全クルーが準々決勝へ
W4X+(諏訪実):1位 4日の準々決勝へ
M4X+(岡谷東):1位 4日の準々決勝へ
M1X(横沢) :3位 4日の準々決勝へ
以下レース記録です
58レース・女子舵手つきクォドルプル敗者復活戦2組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1長野県 諏訪実業高等学校 02:02:04 04:06:80 2神奈川県 横浜商業高等学校 02:00:32 04:08:40 3高知県 高知南高等学校 02:10:06 04:20:33 4大阪府 高石高等学校 02:14:95 04:33:29
今日もコンディションには恵まれず・・・とはいうものの、予選では後半の安定感が出ていたこともあり、2位以上は狙えると自信を持ってスタート。まとまりのある横浜商が先行。これを半艇身差で諏訪実が追う展開。後続は大きく遅れて敗復通過は早い段階で確定的になったが、ここは気持ちよくトップを奪って勢いに乗りたい。後半も積極的に攻めて横浜商を捉えるとスパートでじわじわ引き離してゴール。気持ちの良いトップ通過で、応援の父兄の皆さんの喜びもひとしおだったようです。準々決勝進出、オメデトウ☆
64レース・男子シングルスカル敗者復活戦4組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1大阪府 清風高等学校 田渕 01:59:93 04:01:29 2静岡県 浜松北高等学校 横山 02:02:20 04:01:55 3長野県 岡谷東高等学校 横沢 01:58:47 04:01:58 4佐賀県 唐津商業高等学校 山崎 02:00:23 04:01:83 5和歌山県 田辺高等学校 柳川 02:00:78 04:03:88 6沖縄県 美里工業高等学校 平敷 02:05:32 04:12:11
今日の相手は、実力的に近い選手ばかりのはず。(と信じて自信を失わないことが大事だね)積極的な気持ちがうまく決まって前半で首位をキープ。これでいつものように後半伸ばせれば言うことナシ・・・・だったのに、さすがは全国大会。甘い気持ちは即命取りである。清風、浜北、そして唐津東に激しく追い上げられて4艇がなだれ込むように こんな展開、見ている方は胃がイタイっす、ホント・・・。辛うじて通過したからヨカッタけどね(笑)
71レース・男子舵手つきクォドルプル敗者復活戦3組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1長野県 岡谷東高等学校 01:46:08 03:38:03 2三重県 宮川高等学校 01:47:39 03:41:47 3京都府 東舞鶴高等学校 01:49:61 03:46:02 4沖縄県 美里工業高等学校 01:53:09 03:48:36 5徳島県 徳島市立高等学校 01:58:89 04:06:29
昨日の不本意(?)なイメージを払拭するためにも、ここはぶっちぎりで上がって自信をつけたいところ。確実に勝ち上がって明日の準々決勝へ進出。オツカレサマ
以上です。明日の各クルーの活躍にご期待下さい。
大会3日目。昨日から不通のH”ですが、どうやら「ホテル芝田」の半径300m以内が死んでるようです。会場ではなんの問題もなくつながりました(^^; でもパソコン持ち歩くの面倒なので、しばらく更新はサボりまーす。いよいよ正念場の準々決勝。本当はこんなところで「正念場」などということを言いたくはないのだけど、それが今の長野県のレベルなのだから仕方がないッスね。予選1位で良いタイムの出ている女子ダブル以外は、予選あがりクルーも含めて気の抜けないレースであることには変わりない。
予選でつまずいた男子クオドの復調と、混戦の予想される女子シングルで勢いに乗れれば久しぶりの複数種目での準決勝進出、さらには決勝も視野に入ってくるのだが・・・はたして結果は???
88レース・男子シングルスカル準々決勝4組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1福井県 小浜水産高等学校 前川 01:57:98 04:02:04 2新潟県 阿賀黎明高等学校 井黒 01:57:09 04:03:39 3東京都 学習院高等科 南野 02:01:28 04:11:04 4山梨県 北富士工業高等学校 米山 02:00:89 04:11:92 5島根県 江津工業高等学校 井上 02:03:46 04:11:93 6長野県 岡谷東高等学校 横沢 02:03:05 04:13:13
上位は厳しいとしても、少しでも上の順位で次(国体ブロック)につなげたいレース。しかし上位を占めて準決勝に進出したのは、小浜水産、阿賀黎明の北信越勢であった。阿賀黎明はカンペキなパワー系で、それは予想通りであったが、小浜の前川選手は予想以上によかった。
91レース・男子ダブルスカル準々決勝3組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1新潟県 阿賀黎明高等学校 01:47:10 03:41:66 2愛媛県 今治南高等学校 01:49:27 03:43:11 3岐阜県 恵那高等学校 01:49:78 03:46:92 4滋賀県 大津高等学校 01:51:85 03:53:26 5長野県 岡谷南高等学校 01:53:55 03:55:99 6東京都 早稲田大学高等学院 01:57:42 03:58:33
こちらも国体ブロック予選でライバルとなる新潟クルー(阿賀黎明)との直接対決(といっても向こうはこっちなど眼中にない?^^;)。厳しい逆風のコンディションで上位を脅かすにはほど遠い内容となってしまった。予選でも対戦した今治南と、これを力でねじ伏せた阿賀黎明が準決勝進出。長野はメンバーが違うとはいえ、厳しいブロック予選になることを痛感させられた。(でも選抜ダブルは結構速いと思うぞ^^)
93レース・女子舵手つきクォドルプル準々決勝3組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1岐阜県 八百津高等学校 01:56:10 03:56:77 2島根県 松江北高等学校 02:01:92 04:05:10 3北海道 網走南ヶ丘高等学校 02:01:21 04:08:72 4大分県 日田三隈高等学校 02:02:35 04:10:60 5長野県 諏訪実業高等学校 02:11:29 04:23:23
このクルーは結局この大会で、順風コンディションのレースができなかった。さすがに準々決勝ともなると、実力がハッキリしてくることもあり、強豪との差がいかに大きいかを思い知らされる結果となった。
98レース・女子シングルスカル準々決勝6組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1福井県 小浜水産高等学校 島田 02:31:93 05:11:66 2香川県 坂出高等学校 斉藤 02:34:15 05:15:72 3長野県 諏訪清陵高等学校 関 02:37:73 05:21:12 4宮城県 佐沼高等学校 只野 02:42:14 05:33:17 5三重県 津商業高等学校 中川 02:45:32 05:35:05 6岩手県 盛岡第三高等学校 高橋 02:52:35 05:44:28
レースは強い逆風下でのスタート。しかしラフコンディションの中日本レガッタでメダルを獲得して自信をつけたこともあり、気持ちはかなり前向きに臨めたようだ。相手はジュニア代表の選考レース経験もある選手ばかりの中、前半を逆転の射程内(2位と1艇身)で通過。ここまでは想定した範囲内の展開。一番苦しい第3クオーターで2/3艇身まで詰め寄る粘りを見せてたものの、さすがに予選の時のような展開には持ち込めず最後は力尽きて3位でゴール。
101レース・女子ダブルスカル準々決勝5組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1長野県 岡谷東高等学校 02:17:22 04:32:38 2秋田県 由利高等学校 02:13:42 04:34:61 3埼玉県 浦和第一女子高等学校 02:14:79 04:37:11 4三重県 津商業高等学校 02:20:62 04:48:69 5群馬県 館林女子高等学校 02:28:89 04:59:67
実力的には、準決勝進出は問題ない。しかし相変わらずエンジンがかからない。由利高がパワフルな漕ぎ(由利はどの種目も同じ漕ぎしますねー^^;)で前半リード。これを洗練された漕ぎ(?)の浦和一女が追う展開。浦和一女には日立明レガッタの招待レースで勝っていることもあり、自信はあるはず。しかし岡谷東は完全に水を空けられて500mを3位通過。「やれやれ、いつも通りデスねー」などとちょっとハラハラしながら見守る中、ようやく「のんち」のターボエンジンが始動(笑)。750m過ぎでアッという間に2クルーを抜き去りトップに踊り出る。一体このレース運びはどうやったら真似できるのか?といつも不思議に思うのだが、負けたら後のないこのレースでもそれを見事に発揮。2年生にして堂々たる準決勝進出を果たした。おめでとう!
107レース・男子舵手つきクォドルプル準々決勝5組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1滋賀県 瀬田工業高等学校 01:51:07 03:41:01 2埼玉県 慶應義塾志木高等学校 01:49:52 03:43:02 3鳥取県 米子工業高等学校 01:51:37 03:44:14 4長野県 岡谷東高等学校 01:49:78 03:45:03 5岩手県 宮古高等学校 01:50:31 03:46:27 6石川県 津幡高等学校 01:57:89 04:01:30
ここまで長野勢の準決勝進出は女子ダブルの1クルーのみ。ここ数年乗り越えられないカベをうち破れるかどうか?が名実ともにこの男子クオドに託されることになる。(なーんて選手にはそんなコト言ってプレッシャーかけるわけにはいきませんので、ここだけのハナシですが:笑)
予選で敗れた慶応志木と同組なのをどうプラス志向につなげるか?がひとつのポイントだろう。選手は気合い十分。スタートから積極的な漕ぎで、予選で離された慶応志木とトップを争いながら中間点を通過。ここまでは展開として良い感じである。しかし後半に入って外側レーンの瀬田工がペースを上げ先頭争いに加わり、米子工も交えて一気に混戦模様に。それぞれが必死のパフォーマンスを発揮しようと振り絞る力の差はほどんどなく、きっと同じ組み合わせでも同じ結果にはならない・・そんな印象のレースであった。結局岡谷東は瀬田工、米子工に差された形の4位。本来ならこんなところで苦戦するような艇速ではないと思っていたのだが、限られた時間でリズムとモチベーションを立て直すのは難しかったか・・・。
結局、今年も最終日に残ったクルーは1つだけ。しかし「決勝が狙える」クルーという意味では今までよりも一歩前進だと(個人的には)思う。レース毎に調子を上げてきた今までの強さを明日も発揮してくれることを願おう。がんばってね。というわけで悔しい展開で敗れた男子クオド以外は、夕食時にはもうレースの緊張から解放され少々リラックスモード。関サンは「ホテル芝田」のパートで働くお姉さん(ケイコさん)がすっかりお気に入りで、写真を撮ってもらったり想い出づくりに励んでおりました。それにしてもケイコさんの年齢も既婚もすべて大正解の芦田先生、さすがデス。
大会最終日。
114レース・女子ダブルスカル準決勝2組 順位 地域 クルー 500m 1000m 1山梨県 富士河口湖高等学校 01:51:24 03:44:90 2大分県 日田高等学校 01:52:49 03:45:41 3岐阜県 東濃実業高等学校 01:51:00 03:46:06 4長野県 岡谷東高等学校 01:54:51 03:47:53 5鳥取県 米子南高等学校 01:53:15 03:50:86 6滋賀県 大津高等学校 01:54:01 03:51:17
最終日。長野勢唯一のレース。顔ぶれを見る限り決勝は射程内との予想。ただし富士河口湖が昨日の準々決勝で優勝候補の猿投農林と前半互角のレースをしていたのが個人的にはちょっと引っかかる。予選ではその河口湖を後半で逆転しているのだが、集中力の要求されるレース、しかも大会4日目の長丁場の最終場面で、それを発揮することができるかどうか?
スタート。一番奥のレーンが岡谷東。どう見ても出遅れている感じ。(あまり驚くことでもないのだが)中間点はなんと最下位。マークすべき富士河口湖との差が予選よりも大きいのが気になる・・・・。さすがに準決勝ともなると、各クルーとも良いパフォーマンスを発揮してくる。その中で「のんち」のスーパーターボは火を噴くのか???
600mを過ぎて追い上げ開始。あっさりと2クルーをかわすが、昨日よりも上位は遠い。リズムに乗った富士河口湖は「今日は抜かせるもんか」とばかりにスパート。差が思うように詰まらない。ゴールが迫る。もう日田か東濃実業を食うしかない!レートが上がる。あと1/3艇身。東濃?日田?もうどちらでもいい。抜いたか?まだもうちょっと?距離がない!上げろーーーーー☆善戦むなしく決勝には届かなかった。見事な後半の追い上げも「1000mのスプリントレース」では力及ばないことがあるのだと改めて認識させられるレース展開であった。
しかし彼女達はまだ来年もこの大会に臨むことができる。この悔しさをバネに一回りも二まわりも大きくなって戻って来ようネ。オツカレサマ。
ということで決勝を前にして全クルーが敗退した長野勢は、そのまま帰路についた。「負けたらさっさと帰る」天野先生の潔さはいいと思うけど、やっぱり決勝レースの雰囲気を外から見るだけであってもいいから知っておくというのは大事なことなんじゃないかと個人的には思いましたデス。次につながるちょっとした努力・意欲の積み重ねが大事なんじゃないかと・・・。特に来年もチャンスのある若い選手にとっては。
◆もう一度原点へ◆
長野県クルーをサポートして長野県クルーの「決勝進出ゼロ」は98年以降5年連続。準決勝も毎年辛うじて1クルーが残るような状況が続いている。今年はこれを乗り越えるべく意気込んで臨んだが、結果としては「進歩ナシ」に終わってしまった・・・。もちろん入賞数・準決勝進出数だけでレベル云々の議論はできないのだが、かつての「準決勝くらいは行って当たり前」のイメージと、ここ数年の「準決勝のカベ」の差はあまりにも大きすぎる。 予選を見て女子ダブルは十分決勝進出が狙えると感じたが、「結局」は準決勝止まりであった。逆の見方をすれば、このクルーに関しては「準決勝くらいは行けるだろう」と思わせるだけの実力があったということでもある。2人とも2年生ながら、それだけの勝負強さを持っているだけに今後が楽しみ・・・な反面、これを他のクルーの育成にどう活かすかが問われることになる。このクルー自身も、今回の経験を生かせれば来年は優勝争い、さもなくばまた「準決勝止まり」で終わってしまうだろう。
男子クオドの岡谷東高は、個人的な印象だが99年の男子シングルと同じ流れにハマってしまったと感じた。昨年のクルーで物足りなかった「バランスの取れたパワー」を身につけてきて、6月の北信越総体で王者・美方に善戦(1艇身)していただけに準決勝は確実と予想していた。それが予選のつまずきで、混戦レベルに巻き込まれてしまい、自信を取り戻せないまま準々決勝で涙を飲む結果に終わったのは非常に悔やまれる。
男子のクオドに限った話ではないが、確実に決勝を狙える数クルーの下には、ほとんどレベル差のない「そこそこの艇速」のクルーがわんさかひしめいているというのが、近年のインターハイの状況だと思う。その中にも、「順当に行けば準決勝」とか「準々決勝ならくらいなら大丈夫だろう」などの様々なレベルがあって、直前のコンディショニングと予選のレース展開で、それがいくつかのクルーにとっては大きく変化をもたらすのだ。この変化は、「準決勝順当」クルーと「あわよくば準決勝」クルーの地位を容易に逆転してしまう。それが「強豪と競り合って自信を付けた」とか「練習では出せなかった粘りで逆転勝利」といったポジティブな要素であれば良いが、そうでない場合の、気持ちの切り替え・立て直しは、やはり大事なポイントであることを今回は東高のクオドを見て痛感させられた。女子シングルの関は、春先のレベルから大きく成長し、大きな大会で経験を積んで自信をつけてきた。今大会も調子としては良かったと思う。大会直前の諏訪湖での艇速は4分一桁くらいというのがコーチから見た実力。しかし世界ジュニア代表が抜けてもこの種目のレベルは高く、準決勝に進めれば上出来というのが予想であった。実際のレベルもその通りで、準決勝進出には静水無風で4分一桁ではなく4分5秒、決勝進出には4分を切る力が必要であった。 レース本番でも自分の漕ぎを見失うことなく、むしろ冷静さを保って先行された相手を逆転するなど持っている力は十二分に発揮してくれた。7月中旬にもう少し漕ぎ込んでコンスタントの艇速を底上げできていればという思いは残るが、大きな故障もなく、きちんと本番に臨めたこと。納得のいくレースができたことは高く評価したい。
納得のレースで満足せずに、残されたもう一つのチャンスにどん欲に食らいついて欲しい。女子クオドの諏訪実業は、この大会1本に集中してよく練習してレースに臨んだ。艇速は全国上位とは大きな隔たりがあったものの、持てる力を発揮して後半粘れるクルーに成長した。ここ数年、各校とも部員の減少で、クオドをまともに組める学校がほとんどなくなってしまったことは、レベル低下の一因ではあるが、入賞から遠ざかり、「勝ち上がるためのHOW TO?」が失われてしまったことが、一番の問題だと考える。もちろんこれは女子クオドだけの問題ではないが、その煽りをまともに食らっているのが女子のチーム種目とりわけクオドルプルであることは確かだろう。ライバルとの競り合い、レース経験、トレーニングに取り組む姿勢、艇や用具の扱いなどなど・・高いレベルのノウハウから当たり前と思われる基本まで、受け継がれるべき大事なものを見落としていないか、もう一度振り返りたいものだ。
男子シングルは、要求されるパフォーマンスが年々高くなっており、それに太刀打ちできるレベルの選手が育っていないというのが長野の現状だろう。中学からの経験者で、エルゴでは県内でトップクラスの横沢でも、全国の舞台では客観的に見て「平凡」の域を脱していない。もちろんエルゴがすべてと言うつもりは毛頭ない。しかしオールラウンダーでなくても、何か一つこれだけは「超スーパーずば抜けた何か」を持っているというのは大きな武器だ。そういう選手がいてくれれば・・・というのが指導する側としての気持ちではあるが、受け身にならず誰もが持ち得るそうしたポテンシャル(潜在能力)を見いだすセンス、伸ばす努力を怠ってはならないということだ。
男子ダブルの岡谷南も非常にうまさのあるクルーだが、相手のパワーに圧倒された。今の長野県クルーがフィジカル面で足りないものを、もっとも端的に示していたクルーだろう。極論して言えば、「キレイに漕ぐことに囚われすぎて、肝心の艇が動いていない」というのが共通の課題だ。優勝・上位入賞クルーの中には確かに高校生離れした体格の選手も多く、彼(女)らを見ただけでプレッシャーを感じている選手もいる。しかしそれだけでボートのスピードが決まるのではないという事実をもっと認識して、「何をすべきか」「何をやりたいのか」を明らかにするとともに、的確なコーチングができれば、再び高いレベルで競う「ボート長野」のシステムを作ることができるはずだ。原点=最もシンプルでわかりやすいことに立ち戻って考えようじゃありませんか!
とかなんとかエラそうなコトばかり書きましたが、読み返すと某地元地方紙の国体総評みたいでイヤだなぁ・・・(笑)。ま、とにかくみんなで考えて前向きに取り組むことから際スタートです。がんばりましょう!