少年女子舵手付クオドルプル：長野(左)、富山(中)、福井(右)の激戦
９月１０日から岡山県にて開催される「晴れの国 おかやま国体」の北信越代表を決定するブロック予選大会が、８月１４日に富山県・神通川で実施されました。前々日に山間部で降った豪雨のためコースブイが撤去されるという状況で、日程延期も覚悟の遠征でしたが、大会関係者の努力に天候も味方して、無事予定通りの日程でレースが開催されました。
長野県からは県の選抜クルーが、全９種目に出場し、３種目で国体切符を獲得。全県出場の成年男子4+とあわせ、４種目が本国体出場権を獲得いたしました。
北信越ブロックの他県は昨年天皇杯の福井が９種目すべてで出場権を獲得する圧倒的な強さを発揮。一昨年とその前年で天皇杯の富山は、少年男子が苦戦してやや勢いを落とした感はあるものの６種目出場。健闘したのが新潟で、少年男子ダブルと少年女子シングルで福井・富山を抑える強さが光りました。
長野は、苦戦の予想された少年種目で男子が健闘。舵手付クオドルプルでインターハイ５位の阿賀黎明高を抑えて出場権を獲得したのは大きな成果でした。シングルの東城も安定した力を発揮して２位となりました。一方で女子はインターハイ６位の諏訪清陵高メンバーで臨みましたが、ジュニア日本代表とインハイ準優勝2Xの選手を投入した八尾高、インハイ準優勝クルーと比べても互角以上(?)の力を持つ(と推測…)福井選抜と出場枠２を争う非常に過酷な関門を突破することができませんでした。本選でも十分に入賞を狙える可能性があっただけに、北信越ブロックのレベルと出場枠のアンバランスが悔しくもある結果でした。見事勝ち抜いた八尾・福井選抜の両クルーには、是非とも岡山でのワンツーフィニッシュを狙う意気込みで頑張っていただきたいと思います！
[追記：このレースで本国体への出場権を獲得した八尾高、福井選抜はともに岡山国体では決勝進出。福井選抜が準優勝、八尾高が３位という結果でした。ワンツーはなりませんでしたがツースリーの上位入賞で北信越のレベルの高さを見せつけてくれましたね。本当におめでとうございました☆]
この他、成年勢ではシングルスカルの牛山選手が強い後半でトップ通過しましたが、ダブルスカルは、富山の粘りで１レース目を落としてしまい、２本目も勢いに乗れず敗退。大会前に十分な練習ができなかったのも一因と思われます。
出場クルー数はやや寂しい結果でしたが、いずれも本国体での入賞が狙えるクルーになれそうです。今後の成長に期待しましょう。
レース前の緊迫した雰囲気
少年男子シングルスカル：東城(岡谷南高)は２位でブロック予選通過
[１レーン：福井・倉谷、４レーン：東城、５レーン：石川・荏畑]
成年女子シングルスカル：野村(明治大)は３位で涙
成年男子シングルスカル：牛山(全諏訪)は後半の強さでトップ通過
少年男子ダブルスカル：ハイレベルな他県に及ばず落選
成年男子ダブルスカル：思わぬ誤算？富山の健闘で本選に届かず
少年女子舵手付きクオドルプル：強豪の八尾・福井に善戦するも枠２に阻まれる
[手前：八尾高、奥：長野選抜]
少年男子舵手付きクオドルプル：インターハイのファイナリストを破って本国体へ！
[手前：阿賀黎明高・新潟、中：富山選抜、奥：長野選抜]
レースを終えて
いろいろお世話になりました。ありがとうございました。