2005千葉きらめき総体 大会るぽるたーじゅ


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大会期間のルポ:長野県勢レース概要
<大会第1日目・予選>
 長野県勢は、男女のクオドとシングルの4クルーが予選を通過。男女のダブルスカルが敗者復活に回ることに。

・M1X東城が県勢のトップバッターで登場。レース前半から津・清水に先行を許す。清水選手はシーズン半ばから水上のスピードを伸ばしてきたパワーのある選手。東城も後半よく追い上げたが2位でゴール。予選は順当にクリア。
・男子クオドルプルの岡谷東高は、中盤の競り合いから抜け出してトップの富士河口湖高を追い上げ2位でゴール。6月、7月にたびたび諏訪湖で合宿を張っていた身近なライバルだが、なかなか良い感じに仕上がっているようだ。
・女子クオドルプルの諏訪清陵高は、無難にスタート。作戦通りコンスタントで相手をじりじり引き離しトップでゴール。コンディションに恵まれたせいか、予選トップタイムという結果はまったく予想外のオマケ・・・周囲からは「なんでスワセイリョーがトップなん?」という声もちらほら・・・(笑)。まあその辺は大目に見てくださいまし。一番驚いているのは当の本人たちなので(^^;;

 東城と男女のクオドルプルは全体を見渡しても、準決勝以上を狙えるポジションにいることが確認できたことは今日の最大の収穫。いずれも後半での安定感を発揮して、内容的にも納得のレースであったと思う。気を緩めることなく、明後日に備えたい。

・女子シングルの関は、予選通過が一番厳しいだろうという予想を覆す大健闘。上位2クルーとは差が開いたものの、中盤を3位争いの4位で通過。やや蛇行するもここから粘りを発揮して3位に上がると、そのままゴール。なんと!予選突破。ただし組み合わせに恵まれた結果であることは・・・関係者一同しっかりと認識しておりまする。それでもきちんと自分の力を出したからこそ結果がついてきたってことで評価してあげてクダサヒ。次の準々決勝で(当初の目標よりも)高いレベルの相手と戦えることを良い経験にしてほしい。

・女子ダブルの下諏訪向陽は、優勝候補の呼び声高い猿投農林と同じ組。結果はトップの猿投と100mもの大差をつけられてしまったが、タイムは自己ベスト更新。

・男子ダブルは、戦前からやや厳しい?組み合わせとの予想。強豪の日田三隈と近畿総体を制した和歌山北をマークするが、岩手・山田高も良い飛び出しを見せ、岡谷東はこれを追いかける展開。なかなか良いリズムが作れずにそのまま4位でゴール。敗復に回ることとなった。

<大会第2日目・敗者復活>
 県勢は男女ダブルスカルの2クルーが出漕。ともに「若さ」が売りのクルー。経験を積む意味でも敗復回りも決して悪い展開ではない、と前向きに捉えたい。男子ダブルは、勝ち上がることは当然で力を出し切ればまだまだ上が狙えるはず。女子ダブルは1年生と2年生のフレッシュなコンビなので、まずは1レースでも多く全国の舞台で漕ぐことを目指してレースに挑みたい。

・男子ダブルは昨日とはうってかわって(?)良いリズムを発揮。競り合いとなった展開を制し、組のトップで準々決勝進出。敗復とはいえ、見ていても漕いでいても気持ちの良いレース。「リズム良く漕げました」という二人も今日は笑顔。女子ダブルの向陽も3位ながら敗復を勝ち上がり、長野県勢は全クルーが3日目に駒を進めることになった。とりあえずはメデタシ、メデタシ!

<大会第3日目・準々決勝>
 ここからが本当の勝負強さを試されるレース。ここ数年はこの準々決勝をなんとか勝ち抜くものの、準決勝で力尽きるor競り負けるパターンの繰り返しで、インターハイ入賞は厚い壁に阻まれてきた。
 果たして今年も準々決勝はタフなレースばかり。しかしこれまでとは違ったのは、クルーの逞しさ・成長を感じさせるレースが多かったこと。「まずは決勝へのきっかけを」という目標が着実に近づいてきていることを予感させるレース内容だった。

 男子シングルの東城は、ジュニア日本代表経験のある日田・佐藤らを前半から射程内に捉え、得意の後半で鮮やかに逆転。会心のレース運びで完勝。組のトップでゴールした後はガッツポーズとともに笑顔が弾けた。男女のクオドルプルも、ともに2位で準決勝へ。男子(岡谷東)はスピードのある慶應義塾を後半の追い上げで逆転。女子(諏訪清陵)も前半飛び出した大津を、安定したコンスタントで捉えると、ラストは洲本と競り合って、トップと僅差のゴール。また男子ダブルの岡谷東は、混戦をうまくレース運びで制してトップを奪ってフィニッシュ。敗復まわりから勝ち上がっての準決勝進出は、いかにも成長著しい2年生クルーらしい頑張りといえるだろう。

 なお、女子のシングルとダブルは、ベストを尽くしたものの組の最下位。やはり力不足は否めなかったが、ともに来年もチャンスのある2年生と1年生なので、きっと今後に生かしてくれるだろう。

 以上の結果、今年の長野県勢は4クルーが準決勝(Best12)進出となった。これは県勢としては実に10年ぶりの好成績。次はこの中からいくつ決勝へ駒を進めることができるか?である。ここでお得意(?)の過去データベース検索してみると・・・10年前(1995年)は準決に進出した4クルーすべてが決勝進出という快挙。また過去のデータによれば4クルー以上が準決進出して入賞できなかったという年はナイ。はてさて今年は???
 決勝進出の最有力候補は、やはり安定感のある東城か。さらには、ここにきて成長著しい清陵女子クオドにも期待大デアル☆。もちろん男子のクオドとダブルもチャンス十分。久々に楽しみな最終日になりそうですね!

<大会第4日目・準決勝/決勝>
いよいよ大会最終日。勝ち上がれば2レースをこなすことになる「もっともタフな日」である。しかしまずは壁を乗り越えること=準決勝突破が県勢にとっての大きな関門だ。

 先鋒は男子シングルの東城。対戦する顔ぶれは言うまでもなく強豪揃い。予選で先着された津・清水、北信越で敗れた浜水・倉谷になんとしても食らいついて3位以内を狙いたい。しかし予選から好タイムをマークする佐沼・伊藤も強敵。
 前半から積極的に責めるが、やはりこの三人には一艇身以上の差をつけられてしまい、中間点を5位で通過。得意の後半で追い上げて4位まで浮上するものの、さすがにこのレベルの相手になると、そこから先が簡単にはいかない。ゴール直前で3位に1/3艇身まで迫るが、相手にも艇差をしっかり見られていた。ここで無情にもゴールのブザー。「あと0.74秒」は予想以上に大きな壁であった。

 男子ダブルの岡谷東が2番手で登場。パワーのある相手クルーに対し、伸び盛りの2年生コンビの作戦は「前半からいけるところまで全力でいくだけ」。しかし普段はうまく艇速を出す2人も、準決勝レベルでは実力の差を見せつけられる結果となった。力漕むなしく後半は力尽きて無念の最下位。もちろん納得できる心境ではないだろうが、敗復からここまで勝ち上がった経験は必ずや次に生きるはず。大健闘デシタ!

 男子クオドは予選、準々決勝で敗れた相手(富士河口湖、関西)と北信越のライバル小浜水産に加えて予選トップタイムの恵那、強豪・静岡の天竜林業と厳しさフルスロットル状態の組み合わせ。それでも果敢に攻めるが、前半ですでにトップとは水の空く最下位。ラストでミスオールした天竜林業はかわしたものの、決勝にあと1艇身届かなかった。

 女子クオドルプルの諏訪清陵も厳しい組み合わせ。スタートからリードを奪えるスピードはないので、ひたすら強いコンスタントと後半の追い込みに勝負をかける作戦も800mでやっと4位の本荘に並びかける展開。トップとは半艇身以内の混戦だが、このままでは決勝には届かない。ところが「何があっても諦めるな!」という気持ちを捨てない力漕が思いもよらない結末を呼び込むことに・・・。
 トップ争いの沼津東がゴール直前でミスオール。そのまま失速するや残りの上位4艇が1秒内にゴールラインになだれ込むという衝撃の結末。清陵と本荘との4位争いは結果的に決勝を懸けた3位争いに・・・。 艇を上げて結果発表のアナウンスを待つ。「3着、3レーン・・・」あとは何も聞こえなかった。文字通り、死に物狂いで勝ち取った決勝の切符。絶対にこれをムダにはできない。無念の涙を流したクルーのためにも。

 こうして決勝進出は女子クオドルプルの諏訪清陵1クルーのみとなった長野県勢。2時間後の決勝。暑さも疲労もピークだが、決勝進出の余韻に浸っている間はない。差し入れのサプリメントを摂って、いざ最後の舞台へ。

13:10 決勝レース発艇。いつも通りのスタート。しかし疲労に細かいミスも重なり、中盤から艇速を伸ばす持ち味が出せない。これまで2レースを競り合った洲本にはなんとか食らいつきたいが、逆に徐々に引き離されてそのままゴール。無念の最下位。しかし全力を尽くして堂々の全国6位。見事な成長で手にした県勢8年ぶりの価値ある入賞であった。


クルー別レース記録


大会前の現地情報などなど
2005/08/03
ウワサ通りのモバイル環境のため、HP更新はちとキビシイですーーー(;;
ごめんなさひぃぃいーーー

 宿舎のケータイ環境はとにかくダメダメ。代表者会議で「組み合わせのメール配信が受信できないので・・・なんとかしていただけませんか?」と発言されていた某先生と同じ宿ですから!!
 もちろん市街地のビヂネスホテルぢゃありませんから「ぶろーどばんどのいんたーねっと」なーんてもともと期待してませんけどね・・・普段当たり前の環境がないと、いかに不便かということを痛感させられますな。とにかく今回、その点に関しては最悪じゃないけど劣悪っす(xx;)。頼みの綱のb-mobileも完全に圏外・・・ということで会社のメールサーバへのアクセス(VPN接続)は早々にギブアップしました。携帯の通話もままならないのは「仕事をスッパリあきらめてインターハイに専念しろ」という神の啓示ですかね、こりゃ?

 廊下では選手たちが「電波はどこじゃぁ〜」とケータイ圏内を探し求めてウロウロしていて、さながら「電波ジプシー(?)」の集団と化しております。以上、ステキな「吉野屋旅館」情報デシタ(^^;;


2005/08/02
 今回のNOGANO女子選手団(?)の宿舎の話はといいますと・・・。大会実行委員会の書類によれば宿泊ランクC(1泊2食込\8085)。案内に載っている「コンビニ:徒歩2〜3分」はツブれていて、最寄りは徒歩30分(ちなみに今回の移動は車じゃないのデスが^^;;)。携帯の電波からも見放されそうな場所だとか・・・。近年まれに見る健全!!な環境のようで、明日から現地入りするワタクシはもうドキドキなのであります(うそ)。
・・・というわけで、開始早々イキナリで申し訳ありませんが、本コーナーが現地(宿舎)からタイムリーにアップデートされることに過剰な期待をなさいませんよう、くれぐれもよろしくおねがいします。(ぶろーどばんど接続なんて夢のまたユメ・・・。そう考えると昨年はBB天国だったデスね)
 まあどんな宿舎でも、レースで実力を出せればそれでいいわけですから、うだうだ文句言う前にできることを着実にやるつもりでございます。とりあえず明日は7時前に出発かなぁ。
2005/08/01
 インターハイ・ボート競技長野県選手団は本日、開催地となる千葉県小見川町に向けて出発します。男子4x+,2Xの岡谷東高と、男子1Xの岡谷南高は、岡谷東高の遠征用マイクロバスで出発。エンジンの調子がイマイチのようで、早朝発の予定が遅れたようですが・・・無事にたどり着けたでしょうか??

 女子4x+,1xの諏訪清陵と女子2xの下諏訪向陽は、JRでの移動です。こちらは本日は移動のみ。配艇練習は明日からの予定。

 レポーター兼コーチ兼雑用係のワタクシは、明後日の配艇練習から合流予定なので、本日のレポートは以上オシマイでございます。
あまり何もないのもなんなので予選組み合わせでも載せときましょかーー(^^)

M4X+ 予選B組 10:50
長野岡谷東
鳥取
山梨富士河口湖
愛知猿投農林
福岡八幡工
秋田本荘
 
M2X 予選F組 15:10
岩手山田
長野岡谷東
島根松江北
山梨富士河口湖
和歌山和歌山北
大分日田三隈
 
M1X 予選A組 9:20
香川坂出商・多田
埼玉八潮・鈴木
三重津・清水
福岡東筑・富岡
秋田秋田・松野
長野岡谷南・東城
W4X+ 予選C組 12:30
熊本熊本学園大学付属
岩手山田
長野諏訪清陵
岡山岡山操山
山梨富士河口湖
 
W2X 予選D組 12:00
愛知猿投農林
福岡東筑
北海道石狩翔陽
長野下諏訪向陽
岩手山田
 
W1X 予選E組 14:00
群馬館林女・小山
岐阜恵那・中神
沖縄美里工・知花
福島西会津・薄
長野諏訪清陵・関

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