ボートの第３２回諏訪湖ロングレース（県ボート協会主催、長野日報社後援）は２０日、下諏訪町漕艇場近くを発着点とする７�`のコースで行われた。男子かじ付きクオドルプルの諏訪清陵Ａ（中村、平林、宮坂、藤森、金沢）が全体のトップタイムで総合優勝を飾り、最優秀クルーに贈られる長野日報杯を受けた。

　諏訪湖にボートシーズンの到来を告げる大会。諏訪地方を中心に県内外から１５種目に４６クルーが参加した。レースは漕艇場前を一斉スタートし、諏訪市沖の初島を折り返して下諏訪町の湖岸沖を通るコースで行われ、タイムを基に総合順位と種目別順位を決めた。

　総合で男子かじ付きクオドルプルの諏訪清陵Ａは２４分４１秒１で快勝。６連覇を狙った岡谷東は１５秒差で２位だった。

自信になった好タイム

　○…男子かじ付きクオドルプルの諏訪清陸Ａが２４分４１秒１の好タイムで総合優勝。２５分を切る目標をクリアし、岡谷東の６連覇も阻んだ。「技術面ではまだ課題もあるけど、今の力は出し切れた」とコックス中村。選手たちは長野日朝杯を手に笑顔を見せた。

　３月の全国高校選抜では上位を目指しながら予選敗退に終わった。宮坂主将は「全国との実力差を痛感した。悔しかった経験を夏につなげたい」と力を込める。好タイムを出した今大会の結果を自信に、今後は５月の諏訪湖レガッタや南信総体など大会ごとに調子を上げていくつもりだ。６月の県総体に向け、宮坂主将は「当然優勝を狙う。そのためにレースごと成長していきたい」と意気込んだ。　（宮坂麻里）

【写真】総合優勝し、長野日報杯を受けた男子かじ付きクオドルプルの諏訪清陵A

　【女子】
　▽かじ付きクオドルプル　�@諏訪清陵高（市田、平、後藤、田畑、藤森）２８分３１秒４�A長野ローイングクラブ（青木夏、米山、木藤岡、青木裕、西村）３７分５秒３ 　▽ダブルスカル　�@全諏訪（野村、渡辺）３０分３２秒５�A諏訪清陵高（平岡、佐藤）３０分３７秒１
　▽シングルスカル　�@塚原彩紀　（岡谷東高）３４分０秒２�A小口桜子（岡谷東高）３４分２４秒３�B堀香菜（岡谷南高）３５分１６秒９�C田中森恵（諏訪清陵高）３６分５秒６
　▽ナックルフォア　�@ジュゴン　（滝脇、林、長峯、中込、徳武）４２分１４秒９
　▽中学かじ付きクオドルプル�@下諏訪中（久保田、武井、関、曽根原、丸田）３２分５６秒０
　▽中学ダブルスカル　�@下諏訪中（高木、片桐）３６分２３秒９
　▽中学シングスカル　�@岡村咲佳（下諏訪中）３９分３８秒０

　【混成】
　▽かじ付きクオドルプル　�@岡谷東高（名取、君島、野田、泉、花岡）２９分３４秒７
　▽ナックルフォア�@下諏訪町職員組合（矢崎、岩波、田中、平野、望月）３９分４０秒０