第31回 中部高等学校選抜競漕大会

2017/10/28-29@愛知池


過去最多・7クルーが全国へ
全種目でセンバツ切符を獲得

準優勝 岡谷南・男子4X+準優勝 諏訪清陵・女子4X+
来春の全国高校選抜大会の出場権をかけた中部地区(東海・北信越ブロック併催)の選抜大会が10/28,29に開催され、長野県勢は全種目で計7クルーが全国大会の出場権を獲得いたしました。
今月上旬の国体で少年勢・4種目が入賞した勢いを、新チームとなった各校が良い形で受け継ぐ成果となりました。

台風22号の影響が懸念される中、大会日程が変更となり、初日は敗者復活戦を取りやめて準決勝までが実施されました。長野県勢は出場12クルーのうち11クルーが4位以内となり予選を突破。さらに準決勝では7クルーが3位以内となって決勝進出を果たしました。

<決勝進出クルー>
男子シングルスカル:下諏訪向陽・丸山
男子ダブルスカル:下諏訪向陽
男子舵手付クォドルプル:岡谷南
女子シングルスカル:下諏訪向陽・朝倉
女子ダブルスカル:下諏訪向陽
女子舵手付クォドルプル:岡谷南、諏訪清陵
大会2日目も心配された台風の影響は少なく、レースは実施されることになりました。
シングルスカルから開始された決勝。小艇種目では下諏訪向陽勢が奮闘。男子シングルスカル・丸山選手は、前半先行されるも自信のあるラストクオーターで逆転し4位。女子シングルスカル・朝倉選手は、中盤過ぎまで4位争いで粘りましたが、ラストで伸ばせず5位。男女のダブルスカルも全国大会を争うライバルに対して、粘りの内容で共に4位となりました。
そして今年、特に県勢のレベルアップが感じられるクォドルプル種目。女子は諏訪清陵が得意の前半で強豪・美方を追って好ポジションをキープ。ラストまで粘り切って堂々の準優勝。この清陵に新クルーでは勝ち越している岡谷南も健闘。前半でやや出遅れたものの安定した後半のレース運びで順位を上げて4位。さらに注目の集まる男子・岡谷南は、前半の団子状態から、チームの持ち味とも言えるラストの勝負強さで抜け出して2位となる素晴らしいレースを見せてくれました。

この結果、北信越で2位以内となったクォドルプルの男子/岡谷南と女子/諏訪清陵の全国選抜出場が確定。また、その他の5クルーも東海/北信越の各3位以下クルー中で最上位となったため、中部ブロックに割り当てられている合同枠(いわゆるワイルドカード)での全国大会出場権を得ることとなりました。(なお、今年のワイルドカード6枠は全て北信越勢が獲得。そのうち長野県勢は5つを占めるという勝負強さを発揮しました。)

全国大会上位の常連校がひしめく北信越・東海ブロックで7枚の全国切符は、長野県勢にとって過去に例がありません。今大会でも県勢としての優勝こそありませんでしたが、全国大会出場クルー数は、強豪の頂点・福井の6を上回り、東海ブロックの岐阜と並んで堂々のトップとなりました。
この勢いを、来シーズンさらに花開かせるべく、今回決勝に届かなかったチーム/クルーも含めて一層の切磋琢磨を期待しております。

本大会の全レース記録は、この大会を主管した愛知県ボート協会のサイトに掲載されております。レース結果リンクはこちら


中部高校選抜大会・長野県クルーの成績
男子1X 決勝4位:下諏訪向陽高 [丸山]→全国選抜へ
予選5位:東海大諏訪高[進藤]
女子1X 決勝5位:下諏訪向陽高[朝倉]→全国選抜へ
準決勝4位:岡谷東高[笠原]
男子2X 決勝4位:下諏訪向陽高→全国選抜へ
準決勝4位:岡谷東高
女子2X 決勝4位:下諏訪向陽高→全国選抜へ
準決勝4位:諏訪清陵高
男子4X+ 決勝2位:岡谷南高→全国選抜へ
準決勝6位:諏訪清陵高
女子4X+ 決勝2位:諏訪清陵高→全国選抜へ
決勝4位:岡谷南高→全国選抜へ

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