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下諏訪中ボート部
15年ぶり全国制覇
〜中学選手権女子ダブルスカル〜
直井、野村さんペア快挙
"諏訪湖方式"着実に定着

長野日報記事  石川県津幡町で開かれた、ボートの第二十回全国中学校選手権(二十二−二十三日)で、下諏訪町の下諏訪中学校ボート部の直井希望さん、野村清香さんペア(ともに三年)が、女子ダブルスカルで優勝した。全国大会への出場校は年々増加し、レベルも高まる中で、第一回大会から出場している下諏訪中の全国制覇は十五年ぶりで、男女のフォアも準決勝進出と活躍。シドニー五輪代表に決まった岩本亜希子選手(早大−岡谷南高)らに続く、諏訪湖育ちクルーの久しぶりの全国での活躍に、学校をはじめボート関係者の喜びも大きい。


 今年の全国大会女子ダブルスカルには十九クルーが出場。直井・野村ペアは、予選から安定したオールさばきを見せた。決勝では、強豪の瀬田(滋賀)が先行したが、直井・野村ペアは途中で逆転。後半に入っても力強いストロークは衰えず、ゴールでは逆に瀬田に三秒もの大差をつけ、4分15秒13で優勝した。

 二人は同校ボート部のメンバーとともに毎朝、諏訪湖で練習を続けている。諏訪湖では、高校生と一緒にタイムトライアルなどの練習に取り組んできた。この練習は中学生、高校生、社会人までを総合的に強化する、県ボート協会による全国的にも例の少ない"諏訪湖方式"の練習。二人は同方式で着実に力をつけた。

 「優勝するなんて思ってもいなかった」と話す直井・野村ペアだが、顧問の小林武教諭は「県ボート協会やコーチ陣の大きなバックアップもあり、二人は実力で優勝をつかんだ」としている。二人は、高校でもボートを続けるという。

 県ボート協会の青木成雄強化部長(諏訪市)は「ダブルスカルだけでなく、男女のフォアも久しぶりに準決勝に進むなど力をつけてきた。諏訪湖育ちの選手が海外でも活躍するようになっており、今回活躍した中学生がこれからも競技を続けてボート長野の一翼を担ってほしい」と、今後の活躍を期待している。

 なお、全国中学校大会で下諏訪中学校は連続二十年出場で表彰を受けている。

<2000/7/26付 長野日報15面より>

注:下諏訪中の前回の全国優勝は、第6回大会ですから、14年ぶりが正しい数字です


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