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ボート復活に向け力強いこぎ出し

[写真]練習の成果を生かし、湖面でボートを操る生徒たち

岡谷南部中が湖上練習

 ボート復活の機運が高まる岡谷市の岡谷南部中学校(吉池英勝校長)で七日、今年初めての湖上練習が行われた。生徒はこれまで総合的な学習の時間で取り組んできたボート練習を生かし、同校前の桟橋から諏訪湖に力強くこぎ出した。

 同校では一九八一(昭和五十六)年から選択体育の授業でボート競技を取り入れ、翌年にはボート部が発足。九〇年ごろまでは全国中学選手権大会で上位入賞を果たすなどの活躍をしたが、顧問の転任などでボート部員が減少し、自然消滅の形になっていた。

 しかし、近年は同校関係者の間から復活を望む声も多くなり、二年前から総合的な学習の時間で再びボートを取り上げた。さらに今年度は講座名を「熱血ボート塾」(担当・徳竹秀彦教諭)として意気込みを見せた。インターハイ優勝経験を持ち、八九年から約六年間、同校ボート部の指導をした小口弘晃さん(四一)を指導者に迎え、生徒二十三人が、陸上での基礎知識の学習やプールでの漕艇練習などを行ってきた。

 この日の湖面は風や波がなく、絶好のコンディション。生徒は同校北側の艇庫に保管されていたナックルフォア二艇に乗り、約三百bのコースをこいだ。徳竹教諭は「諏訪湖が結氷するまで湖水での練習を続け、将来的には大会出場を目指したい。ボート部発足につながれば」と話していた。

<2003/10/8付 長野日報より>

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