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清陵高端艇部OB 米チャールズ川遠征へ
レガッタ観戦コースにエイトも

 諏訪清陵高端艇部OBでつくる諏訪中漕陵会が21日から、アメリカ・ボストンのチャールズ川に遠征する。22,23日に開かれるヘッド・オブ・チャールズレガッタに合わせて計画。世界各国から約1500艇が集まるボートレースを観戦し、同じコースで8人漕(こ)ぎのエイトを浮かべる。


 同会がボートの発祥地を訪ねた昨夏のイギリス・テムズ川遠征に続く海外遠征。清陵の1951年卒業生でつくる同会の6人と、後輩3人でクルーを組んだ。世界最古のレガッタが開かれるテムズの歴史に触れてから1年余りにして「今度はボートの盛んなアメリカでオールを握ろう」と元気だ。

 メンバーは普段、五百メートルレースが専門。その8倍以上も漕ぐチャールズレガッタの出場はあきらめたものの、「ゆっくりでも、選手と同じ舞台で漕いでみたい」と長い距離を練習してきた。春から毎月4回、ホームグラウンドの諏訪湖でそれぞれ3−4キロを乗艇。平均年齢が70歳を超すとは思えない力強いオールさばきは、8人の呼吸が一層ぴったりと合ってきた。

 チャールズ川にエイトを出すのは24日。リーダーの山崎は「夢の実現に向けてわくわくする思いでいっばい。アメリカのボート文化や歴史を肌で感じながら漕いできたい」と張り切っている。

(宮坂麻里)
エイトメンバー (◎はリーダー)
シート  氏   名 年齢 住    所
コックス 小松 良樹 73 多摩市桜ケ丘
整調 宮坂 祐次 73 諏訪市小和田
7番  関  光雄 73 川崎市麻生区
◎6番 山崎 壮一 73 諏訪市湖岸通り
5番  酒井 和悦 73 茅ヶ崎市甘沼
4番  茅野 嘉利 70 諏訪市大和
3番  大堀 京一 73 諏訪市大和
2番  石城 祐吉 65 諏訪市湖岸通り
バウ 守矢  哲 71 白井市清水口
ヘッド・オブ・チャールズレガッタ
 毎年秋にボストンのチャールズ川で行われる3マイル(4820メートル)のタイムレース。2000メートルで争う全日本選手権や世界選手権、五輪などの競技方法とは異なり、長い距離を漕ぐのが特徴だ。40回目の昨年は7000人を超す選手が年齢や男女、艇種別の48種目に参加。ボランティアも1000人近く集まり、このビックイベントを盛り上げた。

【写真】アメリカ遠征するエイトのメンバー(後列左から石城、茅野、山崎、宮坂、関、酒井、大堀、守矢、前列はコックスの小松)


<2005/10/18付 長野日報より>

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