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'06インターハイ 夏輝く
期待の地元勢[1] ボート 諏訪清陵 男女クオドルプル
 高校生アスリートが最も大きな目標とする全国高校総体(インターハイ)が8月1日から25日まで、大阪府を主会場に近畿6府県で行われる。諏訪地方からは6校から8競技に87人が出場し、上位を目指す。大会スローガンは「君がひかり 近畿の空は青くそまる」。全国の精鋭がしのぎを削る夏の大舞台で、選手たちはどんな戦いを見せるのか。
「夏に輝く」高校生にスポットを当て、大会に向けての意気込みなどを紹介する。(随時掲載)
積極的レースでアベック入賞を

 諏訪清陵の男女かじ付きクオドルプルがアベック入賞を目指す。今春の全国選抜大会で5位に食い込んだ男子は「目標は優勝」と元気がいい。6月の北信越総体は強豪の若狭(福井)には敗れたものの準優勝。夏の大舞台では、県勢で10年ぶりとなるメダル獲得も期待される。男子と同じ練習メニューをこなしてきた女子も、同種目で6位と健闘した昨年に続く好成績を狙う。

 男子は小柄な印象ではあるが、し烈なメンバー争いを重ねて全国上位を狙えるパワーをつけた。3年生中心で、伸び盛りの金原が2年で唯一メンバー入り。クルーを引っ張るのは主将の小松。昨秋から県選抜メンバーとして国体に出場するなど全国舞台の経験が豊富だ。整調として力強いストロークで淡々とリズムを刻み、後ろの3人がぴったりと動きを合わせる。

 北信越総体以降は2人ずつダブルスカルでの練習を取り入れた。クオドルプルよりも繊細さが求められるダブルスカルで、それまで微妙なずれがあった体の使い方や漕(こ)ぎのリズムを修正。パワーが効率よく艇に伝わるようになった。「全国で戦える力は十分ある。積極的なレースをしてほしい」と橋本監督。小松は「クルーに乗れなかった選手の思いも乗せて、最高の漕ぎをしたい」と意気込む。

 一方、女子は2年生中心の若いクルー。経験の浅さは否めないものの、パワーは昨年6位のクルーと同レベルにある。「怖いもの知らずで元気がいい。レースごとに成長している」と橋本監督。同種目で前回大会を経験している3年の竹原は「全力を出し切って、去年の成績を超えたい」と意欲十分だ。(宮坂麻里)

【男子かじ付きクオドルプル】
位 置 氏 名 学年 出身中学
コックス 青木 勇太 3 岡谷東部
整 調 ◎小松 昌平 3 両小野
3 番 金原 俊明 2 上諏訪
2 番 小林 直也 3 富士見南
バ ウ 中嶋 知也 3 上田第二
 
【女子かじ付きクオドルプル】
位 置 氏 名 学年 出身中学
コックス 藤森 絵弓 2 諏訪
整 調 森田 有紀 2 諏訪南
3  番 ◎竹原 文恵 3 山梨・泉
2  番 仁科 愛里 2 諏訪
バ  ウ 山崎 由紀 2 上諏訪
(◎はクルーキャプテン)
【写真】アベック入賞を目指す諏訪清陵の男女クルー(手前左から青木、中嶋、小林、金原、小松。奥左から藤森、山崎、仁科、竹原、森田)


<2006/07/22付 長野日報より>

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