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07インターハイ 挑む夏 期待の地元勢 3
ボート男子シングルスカル 金原俊明(諏訪清陵)

積極的レースで挑戦

ボート男子シングルスカルの金原俊明(諏訪清陵)が、2度目のインターハイで上位進出を狙う。5人乗りのかじ付きクオドルプルで先輩とともに出場した昨夏のインターハイから1年。シングルスカル転向を機に自分を見つめ直し、体力、精神面とも大きく成長した。持ち味のスプリントカを生かし、積極的なレースで全国に挑戦する。

 昨夏は同校が力を入れていたかじ付きクオドルプルのメンバーに2年生ながら抜擢され、4人の先輩とともに全国舞台を踏んだ。力のあるメンバーがそろい、県勢で10年ぶりとなるメダル獲得も期待されたが、結果は準決勝敗退。全国の厳しさを肌で感じ、「メンバーに選ばれたことで満足していて、努力が足りなかった自分の甘さに気付いた」という。

 その後は技術を磨くためにシングルスカルで練習。艇のバランスや、オールを操るタイミングなど細かい部分に目が向くようになった。乗艇を重ねるうち、同じ諏訪湖で練習するライバルで全国選抜に出場した小口太陽(岡谷東)への競争心にも火がつき、最後のシーズンはこの種目で勝負することを決意。6月の県総体では小口に0秒29差で競り勝ち優勝。続く北信越総体も制した。

 上諏訪中では野球部に所属。当初は高校進学後も続けるつもりだったが、端艇部にいた中学時代の野球部の先輩に誘われ、オールを握るようになった。「自分でもこんなにボートに夢中になるとは思っていなかった」と振り返る。

高校3年間の集大成として臨むインターハイ。「この夏に懸けて厳しい練習をしてきた。絶対に決勝にいって全国トップレベルに挑戦したい」。強い決意を胸に、最後の調整に励んでいる。(宮坂麻里)

【写真】2度目のインターハイに臨む男子シングルスカルの金原俊明(諏訪清陵)。積極的なレースで上位進出を狙う

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 ボートはこのほか、男女かじ付きクオドルプルの諏訪清陵、男子ダブルスカルの諏訪清陵、女子ダブルスカルの下諏訪向陽、女子シングルスカルの長岡ちあき(岡谷南)が出場する。

<2007/07/25付 長野日報より>

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