琵琶湖周航を謳歌 清陵高OBボートの旅終え絆深く |
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![]() 周航メンバーは、五年前から「漕陵会」のクルー名で各地のボート大会に出場している一九五八、五九年度の卒業生(六十二、六十三回生)の有志など。小口太郎の足跡とボートの歴史をたどろうと一昨年から計画し、母校が保管する古い木艇を修理して諏訪湖で練習を重ね、本番に望んだ。 コースは、琵琶湖西岸の高島市今津漁港を出発し、湖を横断して対岸の長浜市を経由。彦根市へ南下し、再度湖上を横断して安曇川漁港、今津港へ戻る六十キロ強。十四人のメンバーが交代でオールを握り、他のメンバーも漁船で伴走した。 晴天と、波の静かな絶好のコンディションに恵まれ、挑戦は順調に進んだ。メンバーは「目の前に『周航の歌』の景色があると思うと感慨ひとしおだった」「十キロの長丁場も体験し、忘れていた達成感を思い出した」と振り返った。疲れてペースが落ちると、伴走の仲間がハンドマイクで「周航の歌」を合唱。そのペースでオールを動かしたという。 挑戦を聞きつけ、最寄りの同窓生などが応援に駆け付けたほか、「周航の歌」を愛唱する地元の人も、小口太郎生誕地からの挑戦を激励してくれたという。 代表の石城祐吉さん(六七)=諏訪市湖岸通り=は「目標を達成し、きずなを深められたいい旅だった。今後も、年3回の大会出場や練習などの活動を継続し、新しい目標も探していきたい」と話した。(宮沢みどり) 【写真】大先輩である小口太郎ゆかりの琵琶湖を周航した漕陵会メンバー <2007/07/29付 長野日報より>
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長野日報HPの元記事(http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=7883)