喜びの受賞・祝賀会も開催 〜中島さん、奥村さん〜


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 本年度の秋の叙勲において、本県ボート協会の副会長を務める中島伸一さんが永年のボート競技振興の功労を称えられ、「旭日双光章」を頂くことになりました。中島さんご本人はもとより、県のボート関係者、および中島さんと交流のある多くの方々にとってこの上なく嬉しいニュースです。また協会監事・奥村守司さんが長野県体育協会創立60周年記念表彰を受けました。

12月15日、下諏訪町のジョイントプラザ・マリオにて協会主催の祝賀会が開かれ、多くのボート関係者がその喜びを分かち合いました。


受賞の方々(左:中島氏 右:奥村氏)


『琵琶湖就航の歌』大合唱


秋の叙勲 晴れの受賞者
旭日双光章(スポーツ振興功労)中島伸一さん

 初めてオールを握った高校時代から「一艇ありて一人(いちにん)なし」の言葉を信奉する。「ボートにはエースも四番打者もいない。みんな同じ。力を合わせて初めて艇が動くんです」。

 諏訪清陵高校端艇部で活躍後、発足間もない県漕艇協会(現県ボート協会)に加わる。三十一歳の若さで理事長に就任し、その後県体育協会の役員も務めた。

 1987年の「やまびこ国体」では下諏訪町で行われた漕艇競技のさい配を振るった。当時悩んだのは、競技に支障が出る諏訪湖の波。「大会成功のためには対策が必要」と、仲間と知恵を絞った。仮設波消しとして鋼の矢板を打ち込むことを考えついた。本番では荒天時にも順調にレースを運営し、他県関係者の目を見張らせた。

 やまびこ国体を機に競技の底辺が拡大した。下諏訪町民レガッタなど、一般の人もボート競技を楽しむ機会が増えた。「諏訪湖があるからこそできるスポーツ。もっと多くの人にやってほしいし、五輪選手も育てたいですね」と、まだまだ夢は膨らむ。(尾崎一幸)

<2007/11/05付 長野日報より>

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