来年の第二回全日本マスターズレガッタ、第十八回全国市町村交流レガッタ下諏訪大会に備え、ナックルフォア艇六艇を新調した下諏訪町は五日、同町漕艇庫で進水式を行った。出席者たちに真新しいボートが紹介され、夏の日差しの中諏訪湖に出艇した。（朝倉生羽）

　ナックルフォア艇は、四人漕ぎのカーボン繊維製。長さ百六センチ(※10.6mの誤記?)、幅八十六センチ、重さ八十五キロ。今まで使用していた木艇(旧型カーボン艇の誤記? 木艇は130kg)に比べて約二十キロ軽い。「さくら」「つつじ」「こすもす」などの名称が付けられた。

　進水式には、青木悟町長ら関係者約三十人が参加。ボートの紹介や清めの儀式、乗艇上の注意説明などを行った。青木町長は「新しく六艇が加わったことで、選手がますます向上心を持ち、楽しくボート練習に励んでほしい。ボートの町下諏訪を大いにアピールしていこう」と話した。

　諏訪清陵高OBの漕陵会、高校選抜、下中ボート部、役場女子ボート部、諏訪しんきんチーム、かぁちゃんずが模範乗艇を行った。クルーは「新しい艇に気持ちが引き締まる」と笑顔を見せた。六艇が一列に並んでスタートすると、見守った関係者が歓声を上げていた。

【写真】新しいナックルフォア艇を慎重に諏訪湖に運ぶ高校選抜クルー