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ボート岩本現役続行へ
「世界で表彰台目指す」
北京五輪のボート女子・軽量級ダブルスカルで9位に入った岩本亜希子(30)=アイリスオーヤマ、岡谷南高−早大−日体大大学院出=が11月30日夜、出身地の諏訪市で講演した。現役を続ける意向を示すとともに、「世界という舞台で表彰台を目指したい」と決意を語った。

 岩本は、日本女子過去最高の成績を収めた北京五輪について「命が尽きてもいい覚悟で臨み、9位まで上げることができました」と納得の表情で振り返り、「シドニー、アテネと差のない結果だったら身を引く考えでしたが、ようやく『メダルを狙う』と言っても恥ずかしくないレベルまできた。競技をもう少し続けようと思う」と語った。

 講演後の取材に、来年1月から始まる世界選手権の選考会に照準を合わせて準備を進めると説明。4年後のロンドン五輪には関しては「(目指すかは)まだ分からない。来年1年を経験してから考えたい」と述べた。

 講演会は早大諏訪校友会が開き、諏訪地方の卒業生約30人が聴講した。岩本は、北京でのレース直前、早大ボート部の同期に不安な気持ちをつづったメールを送ったことを明かし、「励ましの返信がどんどん入り、重圧につぶされそうになったところを助けてもらった。今回ほど仲間のありがたさを感じた五輪はなかった」と感謝した。(鮎沢健吾)

【写真】「世界で表彰台を狙う」と決意を語った岩本亜希子


<2008/12/01付 長野日報より>

ポート女子 岩本、現役を続行
 ボート女子の岩本亜希子(アイリスオーヤマ・岡谷南高一早大−日体大大学院出)が28日、長野市内であった県体育協会賛助会主催の北京五輪出場選手報告会で、「世界と名のつく大会で表彰台に上りたい」と現役続行の意思を明らかにした。

 岩本は集大成と位置付けた北京五輪の軽量級ダブルスカルで五輪ボート女子日本勢として過去最高の9位に入った後、進退を明言していなかった。

 取材に対し、30歳の岩本は「最後と決めて臨んだ五輪後、周囲から『ようやく世界と戦えるようになったのに』と言われ、冷静に考えた。4年後(ロンドン五輪)まで考えられないが、体の変化と相談して1年1年しっかりやりたい」と話した。

 報告会は岩本のほか、カヌーの矢沢一輝(駿河台大・飯田西中−埼玉東野高出)も出席。陸上男子の塚原直貴や自転車ロードの宮沢崇史、バレーボール男子の松本慶彦ら県関係選手はビデオなどでメッセージを寄せた。

【写真】北京五輪出場選手報告会に出席したポートの岩本亜希子(アイリスオーヤマ)=右=とカヌーの矢沢−輝(駿河台大)


<2008/11/29付 信濃毎日新聞より>


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