少年勢2艇 全力レース 女子かじ付きクオド、男子ダブル入賞届かず |
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ボートは諏訪清陵高と岡谷東高の混成で臨んだ少年勢の2艇が、ともに準決勝で組3位となった。いずれも予選での課題を修正し、「精いっぱいできた」というレース。それでも、入賞が確定する組2位には届かなかった。 今夏のインターハイ経験者が4人選ばれた女子かじ付きクオドルプルは、残り300b付近まで岡山と激しい2位争いを繰り広げた。「最後までばらつきが少なく、予選よりいいレースだった」とコックスの武田。だが、岡山のスパートがわずかに上回った。 3年生の小口が2年生4人をまとめるクルー。パワーが武器で、県勢3年ぶり入賞の有力候補と目されていただけに、小口は「期待に応えられなかった」と悔し涙を浮かべ、「来年はメダルを取ってほしい」と後輩に思いを託した。 3年生2人の男子ダブルスカルは、8月のインターハイのかじ付きクオドルプルで5位入賞した河西がけん引。後半に艇速が落ちる悪いパターンには陥らなかったが、それでもなお「周りが速くて差が詰まらなかった」。苦手の逆風も手伝い、3番手に甘んじた。 河西は大学でもボートを続ける予定で、3年間を「先輩に恵まれたので頑張れた。練習はつらかったが充実していた」と総括。初出場の国体で競技に区切りをつける野田は「力はすべて出し切った」と話していた。(大枝令)
ボート(新潟県立津川漕艇場) ▽少年男子ダブルスカル準決勝 B組B長野選抜(河西、野田)3分27秒46=落選
▽少年女子かじ付きクオドルプル準決勝
【写真上】ポート少年女子かじ付きクオドルプル 準決勝で組3位となった長野選抜(右から武田、小口、辻村、栗林、小松)=29日、新潟県立津川漕艇場
<2009/09/30付 長野日報より>
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少年2艇 準決勝へ 新潟国体 第2日 |
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第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」(新潟国体)第2日は27日、新潟県で本格的に競技が始まり、アーチェリーの成年男子個人は世界選手権団体3位の日本代表、菊地栄樹(広島・デオデオ)が651点で初優勝した。同女子は長岡光江(静岡・日体大)が630点で制した。 県勢は新体操少年女子の前半個人で6位につけ、28日の団体に弾みをつけた。サッカー女子は1回戦で鹿児島に0−3で敗退。相撲の少年男子は団体予選で2勝1敗になり、決勝トーナメント進出を逃した。 弓道の遠的は成年女子が1位、成年男子が2位で予選を通過し、入賞を決めて決勝に進出。ライフル射撃の成年男子50bライフル伏射は林巧(山ノ内流通センター)が6位入賞した。アーチェリーは成年男子が予選を突破し、上位16チームで争う決勝トーナメントへ。 レスリングのフリースタイルは成年55`級の富岡直希(日体大研究員)と少年55`級の松沢力也(北佐久農高)が準々決勝へ駒を進めた。ボートは少年女子かじ付き4人スカルと少年男子ダブルスカルが準決勝に進出した。
女子かじ付き4人スカル 「レースごとに落ち着き」 ○…ボート少年女子かじ付き4人スカルの県勢は予選C組2位で29日の準決勝へ進出。天野監督は「久しぶりのレースでバタバタした部分もあったが、レースごとに落ちていくと思う」と期待した。 岡谷東高と諏訪清陵高の混成クルー。北信越国体では、インターハイで同種目を制した若狭高が中心の福井を破り本国休出場を決めた。漕ぎ手3人が2年生で粗削りだが、体が大きくパワーもある。この日のレース後、整調の小口(岡谷東高)は「リズムが崩れて伸びなかった」という後半を課題に挙げた。 諏訪清陵高と岡谷東高の2人で組む少年男子ダブルスカルも予選B組2位で準決勝へ。バウの野田(岡谷東高)は「前半はいいレースができた。次はラストスパートを良くしたい」と話した。 【写真】ボート少年女子かじ付き4人スカル 予選通過した長野県選抜(左から武田、小口、辻村、栗林、小松) <2009/09/26付 信濃毎日新聞より>
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ボート 少年勢2艇予選突破 成年勢は敗者復活戦へ トキめき新潟国体 |
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第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」第2日は27日、新潟県で本格的に競技が始まった。ボートは予選が行われ、県勢は少年男女2クルーが準決勝に進んだが、成年男女2クルーは敗者復活戦に回った。 少年勢は男子ダブルスカル(河西、野田)、女子かじ付きクオドルプル(武田、小口、辻村、栗林、小松)がともに組2位で通過。成年勢は男子ダブルスカルの(牛山、小松)が組3位、女子シングルスカルの渡辺香織(八十二銀行)が組4位で予選突破できなかっ た。
4年ぶり本国休出場のサッカー女子は、下諏訪町出身の篠原志穂子が所属する大原学園主体で臨み、入賞がかかった1回戦で鹿児島に0−3で敗れた。 期待のペア不運な船出 男子ダブルスカル 牛山、小松 ボート成年男子ダブルスカルの長野は、14年連続出場の36歳牛山(細川商店)と、インカレで3度優勝した24歳の小松(八十二銀行)が初めて選抜ペアを組んだ。だが、けがなどで十分な調整ができなかったうえ、組1位が通過する予選は強豪の愛知、宮城と同レース。不安材料が尽きない中での“船出”となった。 スタートから300b付近までは、1番手を争う好位置につけた。だが、中盤以降は艇の方向を制御するのに苦しんでタイムロスし、「自分たちで勝手に崩れてしまった」と牛山。500bを3番目で通過すると、その後も差を詰められないまま終わった。 5月に初めてペアを組んだ2人にとって、国体は試行錯誤の末にこぎつけた舞台だった。まず身長差が15センチあってストローク幅が大きく異なるため、ポジションを交代するなどの調整に時間を要した。さらに小松は日大時代、1人1本のオールを使う種目が専門で、2本のスカルに対しては「体の使い方がまだ慣れない」。直前で牛山が左脚を打撲し、満足な最終調整ができない不運も重なった。 県ボート界をけん引するベテランと、パワーを武器に台頭する若手。2人の力が生み出す可能性には期待がかかる。この日は個々の力量が十分に発揮できなかったが、小松は「全然勝負にならないわけじゃない。次は安定してこぎたい」と次戦を見据えた。(大枝令) 【写真】ボート成年男子ダブルスカル 予選組3位となった牛山、小松ペア(左から)=27日、新潟県立津川漕艇場 女子シングルスカル 巻き返し誓う渡辺 ○…ボート成年女子シングルスカルの渡辺は中盤まで、準決勝進出がかかる3位争いを繰り広げた。しかし、後半に伸びを欠いて組4位に終わり「ずっと相手が見えていたのに、抜けなかった」と唇をかんだ。 スタートで先行する狙いだったが「イメージ通りに飛び出せなかった」と、不本意にも追う展開となった。3番手の艇を視界にとらえていたが、中盤から徐々に差が開くと「追っていく気持ちが続かなかった」。500b地点で1秒95だった差は、ゴールで5秒24まで広がった。 国体は6年ぶり2度目で、シングルスカルでの出場は初めて。諏訪清陵高、立教大で競技に打ち込み、就職後は一時ボートから離れた。だが、周囲の勧めもあり昨年に競技を再開。24歳は「応援してくれている人が納得できる成績を残したい」と、敗者復活戦での巻き返しを誓った。(大枝令)
ボート(新潟県立津川漕艇場) ▽成年男子ダブルスカル予選 T阻B長野選抜(小松、牛山)3分15秒00=敗者復活戦へ
▽成年女子シングルスカル予選
▽少年男子ダブルスカル予選
▽少年女子かじ付きクオドルプル予選 【写真】ポート成年女子シングルスカル 予選組4位となった渡辺香織(八十二銀行)
<2009/09/26付 長野日報より>
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ベストを尽くして〜新潟国体出場選手を激励 |
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新潟県で26日に開幕する第64回国民体育大会「トキめき新潟国体」に県代表として諏訪市から出場する選手の激励会が17日夜、市役所で開かれた。選手、監督14人のうち6人が出席し、市教育委員会や市体育連盟の関係者から励ましの言葉を受けて、健闘を誓
った。 小林陸江教育委員長は「日ごろの練習成果を発揮して、思い残すことのないよう活躍してください」と激励し、佐久秀幸体育連盟会長は「県の名誉のため、諏訪市の名声を高めるために、悔いのない戦いをしてほしい」とエールを送った。続いて細野祐教育長が選手に激励金を手渡した。 選手たちは一人一人、「仕事と両立しても勝てることを証明できるよう入賞を目指す」「ベストを尽くして楽しんできたい」「練習の成果を発揮したい」などと力強く決意を表明した。
選手、監督は次の皆さん。 【写真】激励金を受け取る選手たち <2009/09/19付 長野日報 諏訪版より>
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