信毎諏訪湖レガッタ |
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3年ぶり故郷 下鳥 順当(成年男子)
指導者不在 独自に練習 ○・・・里帰り出場した成年男子シングルスカルの下鳥健吾(徳島大)が、諏訪湖で艇に乗るのは諏訪清陵高を卒業して以来3年ぶり。「波があってこぎにくかった」が、予選A組2位で無難に準決勝へ進んだ。 高校時代は技術面が優れており、3年前の諏訪湖レガッタでは3位。その夏のインターハイは入賞の期待がかかったが、準々決勝で敗退する不本意な結果に終わった。「それが悔しくて、大学でも頑張ろうと思った」と言う。 指導者がいない徳島大では、自分でメニューをつくって地道に練習を重ねる。体力面では向上しているが、「その体力を活かせる技術がついていない」と感じる。それでも、大学1,2年の年代が対象となる昨年の全日本新人選手権では6位と健闘した。 8月の全日本大学選手権で、過去2度跳ね返された準決勝突破が今年の最大目標。そのために、最終日のレースと、今月末の全日本軽量級選手権で弾みをつけるつもりだ。
岡谷東クルー 準決勝に進出
○・・・少年男子舵手付きクオドルプルで、岡谷東高は準決勝へ進んだが、諏訪湖選抜は終盤に失速し、敗者復活戦で敗退した。 大型連休中の各校合同合宿で、シングルスカルの記録を重視して岡谷南、岡谷東、諏訪実の3高校の選手で諏訪湖選抜を編成。こぎ手4人は技術力のある選手だった。 一方、岡谷東高の単独クルーは「パワーでは圧倒的に上」(天野監督)という。
岡谷東高は予選突破はならなかったが、敗者復活戦を勝ち上がった。2番横沢は「予選の悔しい気持ちが次につながった」と話し、整調の金原は「バランスが悪い面はあったが、水中が強くこげた」。3番高木は「楽しむのが目標だが、やるからには勝ちたい」と意気込んだ。
<2002/5/12付 信濃毎日新聞20面より>
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