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諏訪湖レガッタ 高木「体力には自信ある」
今月の県内スポーツ
 春季北信越高校野球県大会が14日から4日間、松本市野球場を主会場に行われ、夏のシード権と6月に富山県で開く北信越大会の出場権を争う。インターハイの予選となる県高校総体は8日のアーチェリーを皮切りにスタート、6月第1週に多くの競技が集中する。

 県内でも水上競技のシーズンが始まり、15、16日にはボートの信毎諏訪湖レガッタがある。全国各地から選手が集まる中で、3月の全国高校選抜大会で2位になった少年男子シングルスカルの高木慎也(諏訪清陵高3年)が注目される。

 168センチ、84キロの小柄でがっちりした体にはパワーと持久力が詰まっている。高校に入学してからボートを始め、昨年の夏から急成長した。12月には全日本ジュニア合宿で艇同士の衝突で腰を強打し、1週間ほど入院するアクシデントも乗り越えてきた。

 冬は仲間と10キロのランニングをしたり、エルゴメーターを1時間漕ぐなどの練習で持久力をつけ、筋力トレーニングも組み込んで体力アップを図った。

 全国高校選抜は国際基準の二千メートルで争うレースで、高校総体や国体などの2倍の距離。「スタートが得意じゃない」ため、序盤は3、4番手と出遅れたが、終盤に巻き返して2位に食い込んだ。

 やはり二千メートルで競う6月の全日本ジュニア選手権で、夏の世界ジュニア選手権の代表を狙う。「体力には自信がある。どれだけオールに力を伝えてスピードを出せるか」と、技術面を課題に挙げる。諏訪湖レガッタを「いい通過点にしたい」と位置づけている。

【写真】信毎諏訪湖レガッタに出場する高木慎也(諏訪清陵高)


<2004/05/0付 信濃毎日新聞より>

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