中村仁さん('98卒 101回)中央大M8+ 準優勝 岡西正明さん('95卒 98回)東レ滋賀M8+ 6位 山田恭子さん('96卒 99回):東北大W2X 6位 宮坂麻里さん('97卒 100回):早稲田大W2X 7位 |
埼玉県・戸田漕艇場において開催された第78回全日本選手権競漕大会は4日間にわたる熱戦が繰り広げられました。オリンピックイヤーとなった今年は、男子エイトをはじめとしてハイレベルなレースが多く、充実した大会だったと言えるでしょう。
本サイトでは主に諏訪清陵端艇部の卒業生と長野県関係者の活躍をお伝えしましょう。
[男子エイト]
ここ数年、大学ボートのエリート選手を掻き集め(?)、王者の名を欲しいままにしてきたNTT東日本東京の優位は動かない、との評判通り安定感のある漕ぎで優勝したNTTでしたが、学生クルーの健闘も光りました。春から好調で「今年はポテンシャルに見合った艇速が出ている」日大(じゃあ、今まではポテンシャルが発揮できなかったのか?とかいう質問はご遠慮下さいね^^;)と、ラストの追い上げに定評のある中央大(今までこの追い上げの餌食になったオアズマンは数知れず?? ^^;)。それぞれの持ち味を十分に発揮して王者NTTの独壇場か?と思われたレースを醍醐味ある最高のドラマに仕立て上げてくれました。[女子ダブルスカル]昨年のこの大会、前年からの連覇を逃した中央大でコックスを務め、インカレに出場できなかった中村仁選手('98卒)は、雪辱を期してのエイト出場でした。順当に決勝まで駒を進めましたが、決勝は中盤でNTTと日大にリードを許す苦しい展開。しかしラスト500mからの驚異的なスパートでゴールライン直前に日大を捉え、2位に食い込む見事な駆け引きを見せてくれました。(決勝記録を見て分かるとおり、まさに驚異的なスパートです。) 戸田のコースレコードを更新したNTTはもちろん見事でしたが、3クルーが5分40秒台という好記録は感動的でさえありました。
8月のインカレでのハイレベルな争いが楽しみになってきました!なお、この男子エイト種目では、昨年度中央大を卒業した岡西正明選手('95卒)も東レ滋賀で出場し、順位決定戦進出6位入賞しました。(準決勝で、後輩の中央大クルーに敗れてしまったのは残念でしたね。「え?仁に負けたの?」「それを言わないで下さいよぉ〜」)
昨年インカレなしペアを制し、「来年はレベルの高い種目で勝負します」の宣言通りダブルスカルで全日本に臨んだ山田恭子選手('96卒)が6位入賞。またケガに泣いた昨シーズンからの復活を目指す宮坂麻里選手('97卒)が7位となりました。この女子ダブルスカルは、オリンピック候補で組む明治生命をはじめとして、強豪実業団の有力選手が集まるハイレベルな種目でした。その中で最終日に残った実力は見事だったと言えるでしょう。
順位決定戦は、戸田では珍しいド順風の中スタート。スピードのある龍谷大が飛び出し500mでは2艇身もの大差をつけられてしまいます。東北大も早稲田大も後半の安定感に定評があるクルーで、注目の両クルーの争いは全く互角の展開。お互いの競り合いで、第3クオータからトップとの差は縮め、先行する小浜水高を捉えたものの、大量リードを奪われた龍谷には届きませんでした。(個人的な印象ですが、コンディションが逆風だったら今回の順位はまた違ったものになっていたように思います。もちろん結果に「たら」とか「れば」は禁句ですけど)
8月のインカレでは、実質的に今回の順位決定戦進出クルーが優勝争いの軸になってくると予想されます。今回は龍谷大に逃げ切られてしまう結果となりましたが、昨年なしペアで全日本での結果をひっくり返した実績を考えると、インカレでは十分に優勝を狙えるのではと期待しませう。
この他の入賞選手(諏訪清陵以外の長野県関係分) [女子シングルスカル] 優勝 岩本亜希子さん('97岡谷南卒:早大)=オリンピック候補にふさわしい安定したストロークで快勝!
[男子舵手なしペア] 優勝
[男子エイト] 準優勝
[男子舵手付フォア] 3位
[男子舵手なしペア] 4位
[男子エイト] 5位
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この他の出場選手(長野県関係分) [男子エイト] 宮坂哲也さん('98諏訪清陵卒:東京工業大)
[男子舵手付フォア]
[女子ダブルスカル]
[世界ジュニア選考会:女子シングルスカル] |