今年で２３回目を迎える信毎諏訪湖レガッタが，5/13,14の両日 下諏訪漕艇場で開催される．これまで悩みの種であった波による レース中止の影響で減少傾向だったクルー数が，護岸提の着工に より大幅に増加し，昨年以上の盛り上がりが期待される．今年は，近隣の岐阜県で全国高校総体(インターハイ)が，また， 富山県では国体が開催されることもあり，これら開催県クルーの レベルが高くなりそうだ．少年男子には富山県が国体に向けて選 抜候補クルーを今シーズン初の公式レースとしてエントリー． 少年女子は，インターハイ開催の岐阜県勢を中心とした展開か． 県勢唯一の付フォアを編成する岡谷東高．昨秋，富山県勢と争っ て，惜しくも全国選抜を逃した諏訪清陵高の男子スカル陣がどう 挑むか．岡谷南高は２年生のみだが来年度以降のスカル種目への 展開を見据えた布陣で臨む．
成年は，若手ホープとしてチームを引っ張る牛山(細川商店)を 中心に舵手付フォアを編成し，この春先から意欲的に県外のレース に参加．強豪の集うお花見レガッタ(埼玉・戸田)，朝日レガッタ (滋賀・琵琶湖)でレース経験を積んできている．出場クルーの顔 ぶれから見ても全諏訪の優位は動かないだろう．
成年男子ダブルスカルには，天野(岡谷東高教諭)・佐藤(丸子実業 高教諭)ペア，成年男子シングルスカルには，いまだ健在の岩波 （下諏訪町役場）が出場．ともに３日の合同練習では鋭いスタート ダッシュを見せていた．ダブルは遠来のバスターズ(愛媛)，瀬田 漕艇クラブ(滋賀)との争いか．岩波は，一昨年までこの大会３連覇， 昨年準優勝の今井(岐阜・KRC)との勝負が見所となろう．
また今年より併設となったナックルフォア大会は，初心者だけでなく かつてボートを漕いでいた経験者が手軽にレースを楽しめる種目とし てナックル艇の価値を見直す意義がある．出場は２０クルー．かつて 一線級で活躍した選手なども多い．