2002年度の新人戦が、10/5に開催されました。夏休み明けからこの大会に向けてクルーを組んで練習してきた清陵端艇部からは、7クルーが出場。3種目で1位、2種目で2位となり計5クルーが10/19-20に愛知県で開催される中部高校選抜大会(全国選抜大会の東海・北信越地区予選)に出場することになりました。
この大会の最大のトピックは、好タイムをマークした清陵の男子舵手付クオドルプルでしょう。最近は部員の減少傾向でなかなかお目にかかれなかったクオドの2クルー出場もさることながら、両クルーが層の厚さを示す見事な好タイムでのワン・ツーフィニッシュを決めました。この2クルーは、経験のある2年生と伸び盛りの1年生をバランス良く配置した編成でしたが、両クルーとも1年生がよく頑張ったレースだったと思います。1位のタイムは、おそらく新人戦としては過去最高レベル。2位の清陵Bも例年であれば優勝できる艇速でした。2週間後に控える中部選抜は、全国屈指の激戦区。今回のタイムでも全国切符の獲得は容易でないことを肝に銘じつつ、4年ぶりのセンバツ切符を目指したいものです。
また女子シングルスカルでは、夏以降力を伸ばしてきた渡辺香織選手が圧勝。こちらも全国を狙える存在でしょう。レース前にやや疲れを溜めていたこともあり、積極的なレース運びができず、内容的には必ずしも満足できるレースではありませんでしたが、タイム的には例年を上回っています。レースに向けた体と心のコンディショニングを整え直して2週間後に大ブレイク・・・予定です。
女子クオドルプルは、出場1艇のみのレースとなったものの、自己ベストを更新する集中力を発揮してくれました。1年生のみで編成するクルーも、一時期は「ひょっとして中学生にも・・・」とのウワサもありましたが、本番ではしっかりコンスタントで力の差を見せつけました。(ちょっと安心・・・) パワーアップとリズムを合わせることで、まだまだ艇速アップできるはず。もっともっともっともっと貪欲にフネを進めていきましょう!
男子シングルの高選手は、得意のスプリント力を発揮して1年生ながら2位を確保。この経験はプラスになると信じます。まだまだ安定感=コンスタントの艇速に課題は残りますが、長い脚から生み出されるストロークは大きな魅力です。
男子ダブルスカルは、自己ベストタイムをマークしたものの4位でした。実力的には、クオドのメンバーと大きな差がないだけに、自分の漕ぎをしっかり捉えて改善するキモチを持って、残りの乗艇シーズンに取り組んでほしいです。
女子シングルでいきなり出場することになった北原真理選手は、少ない練習期間にも関わらず、予想外(?)の好タイム(4分台!)で4位となりました。パワーと技術のバランスが良く、練習して自信さえつければもっともっと伸びる素材・・・の予感。期待しましょう。