女子シングルスカル・渡辺
Race No.47 予選C組 上がり2/5 宮川高A<中川> 三重 6 2'22"59 4'49"56 八尾高D<上村> 富山 5 2'20"42 4'37"95 日田高D<三苫> 大分 3 2'10"99 4'34"30 諏訪清陵高<渡辺> 長野 1 2'08"35 4'17"83 東郷高A<大畑> 愛知 2 2'06"46 4'19"97 若狭高<田中> 福井 4 2'17"73 4'37"55昨秋の中部高校選抜から因縁の(?)対決となる東郷高・大畑選手をマーク。食らいついて積極的にタイムを狙うという思惑通りのレースができた。前半は1艇身差の2位で通過。後半の苦しいところでも強いストロークをキープしてラストスパートで逆転。(相手が積極的に上げてこなかった感もあったが・・・)良い感じで予選突破できた。しかし今年のシングルスカル上位はさらにハイレベル。自己ベストのタイムにもかかわらず予選タイムは総合5位。決勝は視野に入ってきたが、気の抜けない準決勝になりそうだ。
Race No.100 準決勝K組 上がり2/6 旭丘高<中野> 愛知 5 2'12"09 4'30"02 八尾高B<杉本> 富山 2 2'05"02 4'17"88 小浜水産高<島田> 福井 1 1'59"25 4'05"84 諏訪清陵高<渡辺> 長野 3 2'06"57 4'21"49 豊田北高<篠田> 愛知 4 2'11"54 4'25"20 日田高B<坂本> 大分 6 2'13"14 4'34"76翌日の準決勝。予想では小浜水産・島田選手がずば抜けているが、力を出し切れば決勝進出は十分に狙える。ただし予選タイムでほとんど差のない八尾・杉本選手は、前半から積極的に仕掛けてくるだろう。これを想定して前半リードされても慌てずに射程内に捉え、後半で逆転しようとの作戦であった。
スタートから予想通り小浜、八尾が積極的に飛ばしてくる。八尾にやや頭を取られた形だが、渡辺のリズムは悪くない。中間点では2位と射程内の1秒差で3位。前半2'06"ならゴールで4'14〜15"くらいで漕げるはず・・・・なのだが、後半は昨日の予選の積極さが出てこない。なかなか落ちない相手に逆に焦りを感じているのか?
800m過ぎのスパートでようやく差が詰まり始めた。そのまま自分の漕ぎに集中すればいけるぞ!・・・と思った瞬間、突然失速。結局一番苦しいところで勝つことを諦めてしまったように見えた。ラストの50mは、レートも落ちて、ほとんど流したような状態でゴール。外から見ている側としては非常に後味の悪いレースであった。
はっきり言って最悪のレース内容。一番の問題は、大事な競り合いの場面で自分の気持ちの弱さに負けてしまったこと。準決勝ともなれば誰もが全力で勝ちを狙っていくのは当たり前。しかもそれが予選タイムで差のない相手ならなおさらだ。楽なレースでないことは最初から分かり切っていたはずなのに・・・、途中で諦めてしまったら勝てるはずがない。この甘さを断ち切らなければ今後のレースでも同じことの繰り返しだ。敗因をしっかりと認識して次のチャレンジにつなげて欲しい。この悔しさを忘れなければ、この苦い経験も決して無駄にはならない。男子シングルスカル
Race No.35 予選A組 上がり1/6 宮川高C<岡村> 三重 5 2'01"41 4'10"83 小浜水産高A<西田> 福井 1 1'54"42 3'50"51 諏訪清陵高B<今井> 長野 6 2'13"01 4'27"34 日田三隈高A<水野> 大分 3 2'03"97 4'10"20 大沢野工業高E<久郷> 富山 2 1'59"33 4'03"91 猿投農林高B<中根> 愛知 4 2'04"38 4'10"54例年にない異様なエントリー数で、「どこかで1位にならなければ上に進めない」という全日本選手権並みの厳しい種目となった男子シングルスカル。先日の諏訪湖でのトライアルでもまだまだ力不足の感が否めない今井選手は、やはり・・というか厳しいスタートとなった。初のシングルスカルでのレースということもあり緊張したようだが、それよりも今の自分に「足りないもの」を感じ取ることができただろうか?
Race No.42 予選H組 上がり1/6 日田高C<森山 広> 大分 棄権 八尾高D<湯浅> 富山 2 1'57"93 3'55"89 美方高B<山田> 福井 1 1'57"48 3'53"95 諏訪清陵高A<高木> 長野 4 2'01"22 4'00"37 猿投農林高A<小寺> 愛知 5 2'03"10 4'02"85 大沢野工業高F<林> 富山 3 1'57"16 3'57"39他の組に比べてずば抜けた選手はいないと予想。大穴(?)狙いの「すたみな太郎」で勝負。こちらもシングル初レースということで、力任せに飛び出すがやはり力みが気になる。しかしこれだけロスの大きな漕ぎでも前半は首位争い。「体力には自信があるから後半も」・・・・と期待したが、やはり前半の力みが祟って400m過ぎで失速。ラストスパートでは爆発的なスプリント力を見せたが、勝てるレース運びを身につけるにはもう少し経験が必要だろう。
Race No.66 敗復K組 上がり1/6(+2) 宮川高C<岡村> 三重 5 2'04"90 4'15"62 敦賀工業高C<畦高> 福井 3 2'02"07 4'06"51 大沢野工業高B<上田> 富山 1 1'52"90 3'49"11 諏訪清陵高A<高木> 長野 2 2'02"26 4'01"08 八尾高E<澤井> 富山 4 2'04"69 4'12"65 諏訪清陵高B<今井> 長野 6 2'10"60 4'21"97なんとなく予感はあったのだが、敗復で高木・今井の対決となってしまった。上がりは1パイ+タイム順で6位までが準決勝進出となる。少なくとも3'55"を切らなければ勝ち上がることは難しいだろう。高木は予選の反省を活かして中盤過ぎでよく踏ん張ったが、タイム的には伸びず3分台に届かなかった。今井も予選に比べて落ち着いたレースでタイムを更新したが、まだまだ体幹が安定せずパワーが艇に伝わっていない。さらにレベルアップが必要だね。
男子ダブルスカル
Race No.53 予選D組 上がり2/5 大沢野工業高A 富山 3 1'47"59 3'38"26 日田三隈高 大分 2 1'42"48 3'32"40 旭丘高B 愛知 4 1'48"41 3'43"04 諏訪清陵高 長野 5 1'54"05 3'51"11 美方高A 福井 1 1'40"33 3'22"67 Race No.88 敗復J組 上がり1/4 東郷高 愛知 4 1'53"27 3'53"62 岡谷南高A 長野 1 1'48"98 3'39"77 若狭高A 福井 2 1'44"28 3'39"99 諏訪清陵高 長野 3 1'54"26 3'49"30大会前から2人のイメージがかみ合わず、厳しい戦いが予想された。全力でもドライブスピードが上がらず、重そうなストローク。チームの仲間からは「遅い」「合ってない」と散々に酷評されて凹んでいたが、漕ぎのイメージは決して悪くないと思うんだけどなぁ。
しかし準決勝では浮上の手応えをつかんだようだ。今後しばらくシングルスカルで見直しましょーネ・・・女子舵手付クオドルプル
Race No.63 予選A組 上がり2/5 富士河口湖高 山梨 4 1'54"24 3'51"31 若狭高 福井 5 1'59"03 3'59"03 浜松湖南高 静岡 3 1'57"86 3'50"21 本荘高 秋田 2 1'50"12 3'44"39 猿投農林高A 愛知 1 1'52"66 3'43"28 諏訪清陵高 長野 6 2'00"85 3'59"862年生で組むこのクルーも初レースの予選は集中力を欠いたままスタートしてしまった。昨秋も競り合った若狭高にリードを許す。後半は徐々に4人の漕ぎがかみ合って追い上げるが、届かず最下位でのゴールとなった。力の差以上にレースで思ったような漕ぎができなかったことを悔やむ姿も見られたが、大事なのはそれを次に活かすことだ。
Race No.95 敗復D組 上がり3/5 諏訪清陵高 長野 4 2'04"15 4'09"62 富士河口湖高 山梨 2 1'59"42 4'00"85 小浜水産高 福井 1 1'58"77 3'57"09 浜松湖南高 静岡 3 2'02"59 4'03"35 若狭高 福井 5 2'03"55 4'13"63 豊田北高 愛知 6 2'13"03 4'22"15タイム的に上位は厳しいが、とにかく予選で敗れた若狭高は射程内。これに競り勝つことが目標。予選よりもリズムよく、前半から落ち着いて漕げている。500mでの若狭高との差は予選と同じ約半艇身。しかし後半の集中力で諦めずに追い上げ800m手前で若狭と並ぶ。ここからスパート。見事に決まってゴールでは水を開けた。
一つの目標は達成。上を目指すには「パワーの出し方」を身につけることが必要だ。男子舵手付クオドルプル
Race No.60 予選A組 上がり2/6 美方高 福井 1 1'37"83 3'15"36 諏訪清陵高 長野 5 1'42"74 3'29"65 旭丘高 愛知 6 1'47"28 3'36"66 日田高 大分 4 1'43"77 3'26"46 猿投農林高B 愛知 3 1'43"38 3'25"46 本荘高 秋田 2 1'42"35 3'24"47実力でぬきんでると予想される美方のスピードに積極的に食らいつく作戦。前半はハイレートで上位に付けるが、やはりムリがあるのか600m過ぎで猿投B、日田高に次々にかわされてしまう。パワーでは互角以上との手応えはつかんだものの、後半で粘れる余力を残せないのはロスが大きいのが原因。Race No.93 敗復D組 上がり3/6 豊田北高 愛知 5 1'53"44 3'48"54 諏訪清陵高 長野 3 1'50"70 3'41"01 瀬田工業高 滋賀 1 1'41"95 3'29"78 日田高 大分 2 1'47"64 3'36"39 八百津高 岐阜 4 1'48"38 3'41"82 東郷高B 愛知 6 1'55"26 3'53"95予選の反省から、「前半は落ち着いて良いリズムを作ること」に集中。これが結果的に功を奏した。やや離れたレーンの八百津高を後半追い上げる。レートをしっかりキープしてラストスパートへ。950mで相手を捉えるきわどいゴールだったが、展開としては落ち着いたレース運びができた。
上位との差は約10秒。まだまだ改善の余地はたくさんあるな・・・
Race No.122 準決勝F組 上がり3/6 猿投農林高B 愛知 5 1'43"29 3'27"45 本荘高 秋田 4 1'40"49 3'24"57 大分選抜 大分 1 1'34"33 3'15"90 京都高校選抜 京都 2 1'37"39 3'17"86 瀬田工業高 滋賀 3 1'36"70 3'19"12 諏訪清陵高 長野 6 1'44"59 3'28"86強豪相手にベストタイムを狙って少しでも上位を狙う。レースごとに安定した漕ぎができるようになってきたが、やはり力任せに水を壊している。タイムも思ったように伸びず3'30"を切るにとどまった。
4月中旬といえば、例年の諏訪湖は「レースに向けた仕上げはまだまだ」といった雰囲気なのだが、その認識を改めざるを得ない現実を目の当たりにした。4月に入ってからは諏訪湖が荒れる日が多く、満足な練習量が確保できなかったことを言い訳にしてはいけないが、予選では集中力を欠いたり力みから持ち味を発揮できないレースが多かったのはザンネン。もちろん客観的に見て、「まだまだ上位とは差があるだろうな」とは予想していたが、大会レベルが予想以上に高く、厳しさを痛感した。
ということでどうしても辛口・厳しいコメントになってしまうが、今後への期待を込めて・・・・男子は、体力的には他校と比較しても決して見劣りしないレベルである。しかしそれを「フネを動かす力」に変換できていない。要するに力任せに漕ぐ選手が非常に多く、ムリ・ムダ・ムラのロス3拍子が揃ってしまっている。型にはまって力を出せないのは問題だが、もう少し「強くフネを動かせるポジション」をきちんと表現する意識が欲しい。
その一方で昨秋までパワー的に物足りなかった選手が驚くほど強いドライブを表現できるようになったことは大きな収穫。層の厚さを感じさせる2年生男子の成長が今シーズンのカギだね☆女子は概して、「持っているパワーが出し切れていない」ことが一番の課題。「合わせること」「バランスを取ること」に気を取られて、一番肝心な「強く艇を進めること」に対する意識の優先度が一番低くなっている・・・ように見える。
「強いドライブ」と口で言うのはカンタンだが、これを実際の漕ぎで表現するのは難しい。本番のレースで「火事場の馬鹿力」的なところから、「全力を出す」きっかけをつかんでもらえればと期待したのだが、普段の練習で出せないものを出すのは難しいことを実感した。
とはいうものの、レース後半でも大きく崩れなくなるなど一冬のトレーニングで基礎体力はずいぶんアップしたと思う。レベルアップに対する意欲も高いので、あとはベクトルをそろえて練習あるのみ。近年低迷する県勢女子クオド(フォア)のイメージを払拭する意気込みでがんばってほしいなぁ・・・