1989 清陵で一番ダーティーで、変な部員の多い部活……端艇部。今年も、強烈な個性を 持ったH.T部長を中心に、シェルフォア3クルー、ナックルフォア2クルー、スカル1 クルーでインターハイ、国体出場をめざし試合に望んだ。

諏訪湖ロングレース(4月23日)
男子シェルフォア
 3	諏訪清陵高校A 
 4	諏訪清陵高校B
女子シェルフォア
 3	諏訪清陵高校
男子ナックルフォア
 3	諏訪清陵高校A
 5	諏訪清陵高校B
男子シングルスカル
 1	諏訪清陵高校(山田)

信毎諏訪湖レガッタ(5月13,14日)
<荒天のため決勝レース中止>

この大会で清陵は、シングルスカルの山田が予選最高タイムを出し、また、他の種 目でも決勝に進むことができた。入賞が期待されたが、決勝レースが中止となり残 念である。

インターハイ予選(県大会・6月4日)
男子シェルフォア一部
 1	岡谷南高校A
 2	下諏訪向陽高校A
 3	諏訪清陵高校A
同二部
 1	岡谷南高校B
 2	岡谷南高校C
 3	諏訪清陵高校B
 4	下諏訪向陽高校B
女子シェルフォア
 1	下諏訪向陽高校
 2	岡谷南高校
 3	諏訪清陵高校
男子ナックルフォア一部
 1	岡谷南高校A
 2	下諏訪向陽高校
 3	諏訪清陵高校A
同二部
 1	岡谷南高校B
 2	諏訪清陵高校B
男子シングルスカル
 1	岡谷南高校(吉池)
 2	諏訪清陵高校(山田)
 3	下諏訪向陽高校(黒田)

インターハイ出場という目標に向かって目を輝かせながら、舟に乗り込んでいった 先輩たち。しかし、四分後、彼らの目には三年間の思い出がつまった涙が浮かんで いた。今年は、北信越にシングルスカルの山田が出場するだけとなり、全体的に完 敗であった。

第34回中日本レガッタ(6月10,11日・愛知池)
男子シェルフォア
 Aクルー ………	二次敗復で敗退
 Bクルー ………	一次敗復で敗退
男子ナックルフォア A・Bともに準決勝まで進んだが敗退。
女子シェルフォア 予選敗退
男子シングルスカル 準決勝敗退

今年は惨々な結果に終った。来年以後、出場させてくれるのかどうか、不安である。

北信越高等学校体育大会(6月17,18日)
男子シングルスカル(山田) 準決勝で敗退

ここで、国体予選をめざす山田を除いて、3年生は引退となる。ここまでの大会の 各クルーのメンバーは、

男子シェルフォアA C 小林剛史 S 細田弘樹 3 小口敏 2 田中晴也 B 吉沢雄郎
同B C 吉沢秀樹 S 中村雄太 3 小林淳司 2 中村智彦 B 竹村勝己
同女子 C 滝沢敦子 S 和泉明子 3 伊藤恵美子 2 百瀬美里 B 中島良子
男子ナックルフォアA C 田中徹 S 永沢滋 3 五味和宣 2 北沢洋一 B 風間正高
同B C 福田英次 S 内藤誠 3 杉村篤 2 百瀬健 B 北沢誠
男子シングルスカル S 山田実

国体予選(県大会・7月9日)
男子シェルフォア
 1	岡谷南高校A
 2	諏訪清陵高校A
男子シングルスカル
 1	岡谷南高校(吉池)
 2	諏訪清陵高校(山田)

3年生の後を受け継いだ、新生シェルフォアクルーでの初の試合であったが、対戦 した岡谷南は、三年生で、しかもインターハイ出場を決めているクルーであり、我 々は実力の差を、もろに見せつけられた。 また、最後まで残っていた、唯一の三年生である山田先輩は、本当に素晴らしいレ ースを見せてくれた。岡南の吉池との一騎打ちは見ごたえがあり、我々を感動させ てくれた。三年間、ごくろうさま。

さて、ここで我々は新しいクルーを組み、新人戦に向けて再びハードな練習を続けた。

新人戦(10月1日)
男子シェルフォア一部
 1	岡谷南高校A
 2	諏訪清陵高校A
 3	下諏訪向陽高校A
同二部
 1	岡谷南高校B
 2	諏訪清陵高校B
女子シェルフォア
 1	岡谷東高校
 2	下諏訪向陽高校
 3	岡谷南高校
 4	諏訪清陵高校
男子ナックルフォア
 1	諏訪清陵高校A
 2	岡谷南高校B
 3	下諏訪向陽高校A
男子シングルスカル一部
 1	岡谷南高校(共田)
 2	諏訪清陵高校(福田)
 3	下諏訪向陽高校(山岸)
同二部
 1	諏訪清陵高校(百瀬)
 2	諏訪清陵高校(矢島)
 3	下諏訪向陽高校(中永)
女子シングルスカル
 1	岡谷南高校(望月)
 2	岡谷東高校(花岡)
 3	諏訪清陵高校(小口)

今年もインターハイ出場の夢は果たせなかった。ここ数年、インターハイ出場の経 験がないので、ぜひ来年は県予選で勝って出場し、美酒を味わいたい。

最後に、我々は10月の中旬に、河口湖レガッタに出場し、男子ナックルフォアの優 勝など4つの種目で入賞した。特にナックルフォアは、全員一年生でよく健闘した と思う。しかし我々の目標は、あくまでもインターハイ出場であり喜んでいる暇は ない。雨(雪)が降ろうが風が吹こうがテストがあろうが、ひたすら練習に励むしか ない。

(杉村 篤)

<会誌 「清陵41」より転載>

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