1993 我々諏訪清陵高校端艇部は、昨年女子シェルフォアのインターハイ、国体での3位入賞や、今年3月の全国高校選抜大会での女子ダブルスカル3位入賞など、女子の活躍が目立つ中、今年こそは男子もがんばらねばと、シェルフォア3クルー、ダブルスカル4クルー、シングルスカル1クルー、全員一丸となって大会に臨んだ。

信毎諏訪湖レガッタ(5月8,9日)
男子ダブルスカル A・B 3クルーとも予選で敗退
男子シングルスカル(伊賀)
男子シェルフォア B 準決勝で惜しくも敗退
男子シェルフォア A 4クルーとも決勝進出
女子シェルフォア
女子ダブルスカル A・B

4クルーが決勝に進んだが、強風のため決勝レースが中止になり悔しい思いをした。

第38回中日本レガッタ(6月4-6日・愛知県愛知池漕艇場)
男子シェルフォア 準決勝まで進んだが惜しくも敗退。
男子ダブルスカル 準決勝まで進んだが惜しくも敗退。
男子シングルスカル(両角) 予選惜しくも敗退。
女子シェルフォア
決勝
 6	諏訪清陵		4分10秒39
女子ダブルスカル
決勝
 2	諏訪清陵		4分16秒02

女子は2クルーとも決勝で活躍したが、男子の方がいま一歩及ばず残念だった。

インターハイ予選(6月12日)
男子シェルフォア1部
 1	諏訪清陵A		3分27秒69
 2	岡谷南A		3分27秒83
同2部
 1	岡谷南B		3分38秒32
 2	岡谷南C		3分43秒81
 3	諏訪清陵B		3分46秒95
男子ダブルスカル1部
 1	岡谷南A		3分37秒50
 2	諏訪清陵A		3分41秒89
同2部
 1	諏訪清陵B		4分14秒45
男子シングルスカル1部
 5	諏訪清陵(伊賀)	4分04秒18
女子シェルフォア
 1	諏訪清陵		3分53秒49
 2	岡谷南			3分59秒12
女子ダブルスカル1部
 1	諏訪清陵A		4分01秒21
 2	岡谷南A		4分26秒87
同2部
 1	諏訪清陵B		4分14秒45
 2	岡谷南B		4分44秒35

 男子シェルフォアが岡谷南をわずかの差で敗り、実に11年ぶりのインターハイ出場を決め、女子も圧倒的な強さを見せ、シェルフォア、ダブルスカルがインターハイ出場を決めた。またインターハイはのがしたものの、男子ダブルスカルも北信越大会出場が決定した。

北信越高等学校体育大会(6月19,20日・新潟県津川漕艇場)
男子シェルフォア
 4	諏訪清陵		3分26秒99
男子ダブルスカル 準決勝わずかの差で敗退。
女子シェルフォア 敗者復活で惜しくも敗退。
女子ダブルスカル
 2	諏訪清陵		3分56秒19

納得のいかない結果で残念だったが、強豪北信越勢を相手によく健闘した。また、インターハイを前にしての良い経験となった。

国体予選 (7月11日)
男子シェルフォア1部
	1	諏訪清陵
同2部
	1	岡谷南B
	2	岡谷南C
	3	諏訪清陵B
男子ダブルスカル1部
	1	岡谷南
	2	諏訪清陵
男子シングルスカル1部
	1	岡谷南A
	2	諏訪清陵A(伊賀)
同2部
	1	諏訪清陵B (小口)
女子シェルフォア
	1	諏訪清陵
女子シングルスカル
	1	諏訪清陵 (矢沢)

これによって男子シェルフォアが、インターハイに引き続き国体の出場を決め、女子シェルフォア、女子シングルスカル(矢沢)は北信越予選へ出場することとなった。

インターハイ(8月4〜8日・埼玉県戸田漕艇場)
男子シェルフォア 予選
 4	諏訪清陵		3分39秒78
敗復
 2	諏訪清陵		3分28秒43
準々決勝
 3	諏訪清陵		3分43秒43
女子シェルフォア 予選
 1	諏訪清陵		4分00秒7
準々決勝
 3	諏訪清陵		4分05秒09
女子ダブルスカル 予選
 2	諏訪清陵		4分04秒52
準々決勝
 2	諏訪清陵		4分04秒51
準決勝
 5	諏訪清陵		4分07秒75

全国の壁は厚かった・・・・・・。しかし、3クルーともに予選を突破し、準々決勝、準決勝まで勝ち進んだことは、本当にすばらしいことであり、諏訪清陵高校端艇部は全国の強豪を相手にしても決して引けをとらないことを証明してくれたと思う。我々にとって本当に価値ある大会だった。

北信越国体予選(8月15日・新潟県津川漕艇場)
女子シェルフォア
	4	諏訪清陵
女子シングルスカル
	3	諏訪清陵(矢沢)

2クルーともほんのわずかの差で敗れ、国体出場権を手にすることはできなかった。

第48回国民体育大会(9月5日〜8日・徳島市吉野川特設漕艇場)
男子シェルフォア 予選
 3	諏訪清陵		3分21秒56

台風の影響で、敗者復活レースが中止になるというハプニングが起こり、予選で敗れ1レースをやったのみとなってしまった。レースが終わった後、先輩の背中がいつもより大きく感じた。ここで先輩達の長い長い夏が終わりを告げた。ここまでのメンバーは、

男子シェルフォアA C 岡西正明 S 武井英昭 3 鴨志田玄 2 福田隆浩 B 深井康志
男子シェルフォアB C 濱史朗 S 奥村雄一 3 後藤孝史 2 増沢暁 B 小口貴彦
男子ダブルスカルA S 宮坂真二 B 小松正典
男子ダブルスカルB S 飯島浩樹 B 花岡聡
男子シングルスカル 伊賀寛
女子シェルフォア C 米山明日香 S 秋山由紀子 3 古原理子 2 柳沢みどり B 會田琴子
女子ダブルスカルA S 矢沢友恵 B 北原理恵
女子ダブルスカルB S 田中里美 B 千村有律
先輩達は本当に偉大だった。ボートの楽しさも、厳しさも、そして勝つということの真の喜びもすべて先輩達から教えられた。このすばらしい先輩達に心から感謝したい。

さて、ここで1年生を加え新クルーを結成し、新たな一歩を踏み出した。

新人戦(10月3日)
男子シェルフォア1部
 1	諏訪清陵		3分30秒66
同2部
 1	諏訪清陵B		3分41秒81
男子ダブルスカル1部
 1	諏訪清陵A		3分31秒17
同2部
 2	諏訪清陵B		3分54秒39
男子シングルスカル
予選
 5	諏訪清陵(北澤)		5分12秒3
決勝
 3	諏訪清陵(小口)		4分09秒38
 6	諏訪清陵(伊賀)		4分19秒42
女子シェルフォア
 2	諏訪清陵		3分56秒5
女子ダブルスカル
 1	諏訪清陵		4分11秒21
女子シングルスカル
 3	諏訪清陵(伊東)	5分08秒51

ほとんどの種目で入賞し、男子シェルフォア、男子ダブルスカル、女子シェルフォア、女子ダブルスカルが中部選抜出場を決めるなど、清陵の活躍が目立った。

第7回中部高等学校選抜競争大会(10月23-24日・愛知池漕艇場)
男子シェルフォア
決勝
 3	諏訪清陵		4分07秒81
男子ダブルスカル
決勝
 5	諏訪清陵		4分40秒89
女子シェルフォア
決勝
 3	諏訪清陵		5分08秒23
女子ダブルスカル
決勝
 4	諏訪清陵		5分06秒21

強風で最悪のコンディションの中、男子シェルフォア、女子ダブルスカルが全国選抜出場を決めた。4クルーとも入賞できる実力を持っていただけに、風が悔やまれた。

今年遂に男子がインターハイに出場し何かが変わった。清陵高校端艇部全体の力が確実に上がってきている。そして今度こそ、長年先輩達が夢みてきたものをこの手にしたい。
そのためにはどんな苦しい事にも負けてはならない。あの栄光のゴールを越えるまでは。

(鴨志田 玄)

<会誌 「清陵45」より転載>

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