1995 我々諏訪清陵高等学校端艇部は、3年生13名を中心に、2年生5名、そして新入部員12名の総計30名が最大の目標であるインターハイに向けて、全員が一丸となり練習を積み重ねてきた。
男子舵手付きフォア C 飯田尚樹 S 河西雄一郎 3 植松良彦 2 長崎伸哉 B 小椋大輔
男子ダブルスカル S 高林智洋 B 小松正彦
男子シングルスカル 菊池史典/北沢秀彦/鎌倉広貴/花岡貴志
女子舵手付きフォア C 石澤ゆき絵 S 守屋紀久子 3 五味明香 2 伊東初恵 B 山田恭子
女子ダブルスカル S 宮坂麻里 B 下鳥まどか

全国高等学校選抜競争大会(3月25,26日・天竜漕艇場)
男子舵手付きフォア
順位決定
	1位	(第5位)
男子ダブルスカル
決勝
	3位
女子舵手付きフォア
準決勝
	3位敗退

この大会に出場した3クルーは、全国の強豪を相手にしても決して引けをとらず、中でも男子舵手付きフォアは第5位、男子ダブルスカルは第3位という素晴らしい成績をおさめたことは、他の部員にも大きな刺激をあたえ、今シーズンも幕が開かれた。

長野県高等学校総合体育大会
男子舵手付きフォア
決勝	第2位	3分30秒09
男子ダブルスカル
決勝	第1位	3分34秒32
男子シングルスカル
決勝
	第1位	菊池	3分58秒15
	第2位	北沢	4分04秒72
	第5位	鎌倉	4分04秒72
予選
	4位敗退	花岡	4分04秒72
女子舵手付きフォア
決勝
	第1位	3分58秒61
女子ダブルスカル
決勝
	第1位	4分16秒99

 男子舵手付きフォアは、第1位の岡谷南と約1秒というわずかの差で惜しくも敗れ、男子シングルスカルは、清陵同志の争いとなり、コンマ33秒の差で菊池が出場権を手にした。他の種目では大差で他のクルーを敗り、インターハイ出場権を手にした。

北信越高等学校体育大会(6月15-17日・福井県立久々子湖漕艇場)
男子舵手付きフォア 順位決定 1位(第5位) 3分52秒22
男子ダブルスカル 決勝 第1位 3分51秒27
男子シングルスカル(北沢) 順位決定 4位(第8位) 4分46秒51
男子シングルスカル(菊池) 敗者復活 3位敗退 4分11秒68
女子舵手付きフォア 決勝 第1位 4分14秒17
女子ダブルスカル 順位決定 3位(第7位) 4分43秒07

 この大会では、男子ダブルスカル、女子舵手付きフォアの優勝に続き、男子舵手付きフォア第5位、男子シングルスカル(北沢)第8位、女子ダブルスカル第7位という好成績をおさめ、インターハイを前に、大きな自信となった。

全国高等学校総合体育大会(8月4〜7日・鳥取県錦海漕艇場)
男子ダブルスカル 予選
	1位		3分33秒61
準々決勝
	2位		3分??秒??
準決勝
	1位		3分22秒34
決勝
	第2位		3分33秒80
男子シングルスカル 予選
	5位		4分14秒49
敗者復活
	5位敗退		4分26秒88
女子舵手付きフォア 予選
	2位		3分54秒87
準々決勝
	2位		4分16秒57
準決勝
	1位		3分39秒77
決勝
	第5位		4分10秒87
女子ダブルスカル 予選
	2位		4分07秒88
準々決勝
	3位敗退		4分35秒20

 インターハイでの清陵の活躍は、全国に清陵の名をひろめることとなった。男子ダブルスカルは惜しくも八百津に敗れてしまったが、見事に準優勝を決め、女子舵手付きフォアも第5位を勝ち取った。他のクルーも、入賞こそできなかったが、全国の強豪を相手に決してひけを取らなかった。

 この後、国体への選抜メンバーに選ばれた者もいるが、諏訪清陵高校端艇部での活動は最後となった。先輩達は本当に偉大だった。ボートの楽しさも、厳しさも、そして勝つことの真の喜びもすべて先輩達から教えられた。このすばらしい先輩達に心から感謝したい。

 さて、ここで1年生を加え新クルーを結成し、新たな一歩を踏み出した。

長野県高等学校新人体育大会(10/1)
男子舵手付きフォア
決勝	第3位	3分30秒09
男子ダブルスカル1部
決勝	第3位	3分34秒32
男子ダブルスカル2部
決勝	第3位	3分34秒32
女子舵手付きフォア
決勝	第2位	3分58秒61
女子ダブルスカル
決勝	第1位	4分16秒99

 女子ダブルスカルは中部選抜出場を決め、他のクルーも全て入賞することができた。

中部高等学校選抜競争大会(10月28,29日・愛知池漕艇場)
女子ダブルスカル
決勝	第2位	4分05秒77

 見事に全国選抜出場を決め、今シーズンを終えた。

 今年の全国選抜、インターハイでの活躍は、我々に大きな希望を与え、諏訪清陵端艇部全体の力が実証された。そしてこの成績に満足せず、今度こそ長年の先輩達、そして我々の夢みてきたものをこの手でつかみたい。そのためには、あらゆる苦難にもひるんではならない。自分という最大のライバル勝つまで漕ぎ続けたい。あの栄光をつかむために。

(花岡 貴志)

<会誌 「清陵47」より転載>

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