我々諏訪清陵高等学校端艇部は、今年、中心となる3年生が男子1人女子4人という少数で、特に男子は2年生が主体となり他校より少々不利であったが、そんなことは気にせず部員全員が必死になって練習を積み努力してきた我々の軌跡を紹介したいと思う。
男子舵手付きフォア |
C 中村 仁
S 小松潤哉
3 渋木謙一
2 花岡貴志
B 小松秀幹
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男子ダブルスカルA |
S 後町太志
B 芳沢幸祐
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男子ダブルスカルB |
S 高橋国人
B 高木宏明
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女子舵手付きフォア |
C 石澤ゆき絵
S 五味明香
3 宮坂千栄子
2 上島雅代
B 阿部春映
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女子ダブルスカル |
S 宮坂麻里
B 下鳥まどか
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全国高等学校選抜競争大会(3月30,31日・静岡県天竜市天竜漕艇場) |
女子ダブルスカル |
予選(1500m) |
1位 6分46秒32
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準決勝(1000m) |
1位 4分57秒10
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決勝(1000m) |
第3位 4分39秒84
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長野県高等学校総合体育大会 |
男子舵手付きフォア |
第3位 3分37秒20
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男子ダブルスカル1部 |
第3位 4分02秒0
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男子ダブルスカル2部 |
第2位 4分09秒71
女子舵手付きフォア |
第1位 諏訪清陵 4分01秒13
第2位 岡谷南 4分01秒56
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女子ダブルスカル |
第1位 4分04秒53
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男子舵手付きフォアは、昨年の新人戦と同じ結果に終わり、女子舵手付きフォアはわずかの差で惜しくも2位となった。この結果、今年のインターハイ出場はクルーは大差で1位となった女子ダブルスカルのみとなった。
北信越高等学校体育大会(6月15-17日・石川県津幡漕艇場) |
女子舵手付きフォア |
決勝 第5位 4分02秒70 |
女子ダブルスカル |
決勝 第1位 3分45秒46 |
インターハイを前に、女子ダブルスカルが1位という好成績をおさめた。
全国高等学校総合体育大会(8月6〜10日・山梨県河口湖漕艇場) |
女子ダブルスカル |
予選 |
1位 3分47秒81
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準々決勝 |
2位 3分41秒11
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準決勝 |
1位 3分25秒74
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決勝 |
第2位 3分58秒35
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惜しくも優勝をのがしたものの、準優勝となった。応援をしていた部員も漕いでいる2人も本当に必死になっていた。その瞬間に部が一つになったのを感じた。この準優勝という成績は、我々に素晴らしい刺激を与え、来年へ向けて、勝つという気持ちの大きなうねりとなった。
この後、国体の選抜メンバーが清陵からも、中村仁、小松潤哉、後町太志、五味明香、宮坂麻里、下鳥まどか、の6人が選ばれた。
国体北信越予選大会(8/18) |
男子舵手付きフォア |
3位 長野選抜
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女子舵手付きフォア |
4位 長野選抜
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残念ながら女子の国体出場はならなかった。
第51回国民体育大会(9/8-11:広島県福山市芦田川漕艇場) |
男子舵手付きフォア |
予選 3位 長野選抜 3分35秒84 |
敗復 3位 長野選抜 3分22秒63 |
入賞もならずに終わってしまったが、他の県との力の差が少しずつうまってきているのを感じる大会だった。この国体がいい刺激となり、新メンバーでクルーを組み、新人戦に臨んだ。
長野県高等学校新人体育大会(9/28) |
男子舵手付きフォア |
1位 下諏訪向陽 3分36秒21
2位 諏訪清陵 3分36秒56
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男子ダブルスカル1部 |
2位 3分51秒35
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男子ダブルスカル2部 |
1位 4分03秒90
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男子シングルスカル(芳沢) |
4位 4分22秒76
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女子舵手付きフォア |
1位 4分21秒58
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女子シングルスカル(堀内) |
4位 5分06秒60
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男子舵手付フォア、ダブルスカルA、女子舵手付フォアが中部選抜出場を決めた。
中部高等学校選抜競争大会(10月28,29日・愛知池漕艇場) |
男子舵手付きフォア |
準決勝 5位 3分24秒98
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男子ダブルスカル |
敗復 4位 3分44秒36
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女子舵手付きフォア |
準決勝 6位 4分01秒13
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強豪が多い中部のどの学校にも、タイム差はわずかであった。
今年は昨年の先輩方に比べると成績は女子ダブルスカルの準優勝だけであったが、それは我々に大きな希望を与えた。またその後の大会で、厚かった全国の壁が薄くなっていくのを感じた。我々でも、やる気と来年へ向けて日々の努力の積み重ねがあれば優勝できるという自信を持った。長年の先輩達の夢を我々の代でつかみたい。決してあきらめず、自分と同じ志をもつ仲間達と、寒い早朝の湖一面に広がる朝霧の中を突き進むように、ただただ前へ進んで行きたい。
(小松 潤哉)
<会誌 「清陵48」より転載>
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