女子シングルスカル：宮坂 まりりん さん('97卒[100回生] 早稲田大)

この春、早稲田大に進学しボートを続けている宮坂さんは、シングルスカルでのチャレンジとなりました。夏から本格的にシングルでの練習を始め、この大会に備えてきました。経験を積むために、国体のブロック予選(北信越)や東日本新人大会にも出場しましたが、思ったような結果が出ず、悔しい思いをしたこともあったそうです。
この大会では、予選を安定したストロークでトップ通過。タイムも上位に食い込み決勝進出が期待できる展開となりました。準決勝は、早稲田の先輩である安田さん(２年)や、２週間前の東日本新人で敗れた東経大の中本さんらと対戦する重要なレースでしたが、後半の強さを発揮して見事に１位、全日本クラスのレースで初めての決勝進出を果たしました。
決勝はなんと４人中３人が大学１年生。残りの１人は高校生(しかも２年生!)という超若手の対決となりました。レースはこの夏インカレ５位の佐藤(日大)が引っ張り、これを２年連続世界ジュニア日本代表の辻野(高松大)が追う形になりました。まりりん選手は後半もよく粘って辻野に食らいつきますが、わずかに及ばず３位でゴール。しかし実力者を相手に見事なレースを披露してくれました。

男子ダブルスカル：高林 智洋 君('96卒[99回生] 明治大)

清陵端艇部時代にインターハイダブルスカル準優勝の実績を持つ高林君は、この大会ダブルスカルに出場し、５位入賞しました。今年はシングルスカルを中心にやってきましたが、今夏のインカレではシングルスカル７位になっており、着実にその力を伸ばしてきているようです。でも漕ぎ方は昔とあんまり変わらないねぇ。そのマイペースさがいいんだけど．．．来年もスカルでいくのかな？

女子舵手付きフォア：山田 恭子 さん('96卒[99回生] 東北大)

このＨＰでも「先輩からのメッセージ」に掲載されている山田さんですが、この春東北大学に進学し、ボートを続けております。この新人戦は舵手付きフォアでの出場となりました。女子ではシングルスカルの実績がある東北大ですが、フォアでは実に１０年ぶりの公式レース出場となりました(なんでそんなこと知っとんねん？？　東北大の現役選手もそんなこと知らんでー。きっとな)。これだけ多くの女子部員が入ったのもきょん²の熱意のおかげというコメントもあったそうな．．．
さて、レースは１２クルーがエントリーしましたが、実業団の圧倒的な強さの前に大学勢は苦戦を強いられました。東北大は、某実業団クルーの計量違反に助けられ？なんとか順位決定戦に進出。東京外語大と接戦を演じたものの４位(総合８位)となりましたが、今回のレースを通して大きく進歩したクルーの姿が印象的でした。「やればできる」という自信を持って今後もフォアで頑張って欲しいと思います。

−その他諏訪湖出身選手の活躍−

男子舵手付きフォア：金子 明 君('96岡谷南高卒 明治大)−２位

男子エイト：山田 泰広 君('97岡谷東高卒 中央大)−２位