1997 我々諏訪清陵高等学校端艇部は、3年生11名を中心に、2年生5名、そして新入部員6名の総勢22名が、全てにおいて勝利を得るために、日々練習に励んできた軌跡を紹介したいと思う。

男子舵手付きフォア C 中村 仁 S 渋木謙一 3 高木宏明 2 小松潤哉 B 後町太志
男子ダブルスカル S 小松秀幹 B 宮坂哲也
男子シングルスカル S 高橋国人
男子シングルスカル S 芳沢幸祐
男子シングルスカル S 黒沢真一郎
女子舵手付きフォア C 柳澤香織 S 宮坂千栄子 3 阿部春映 2 上島雅代 B 波間洋美
女子シングルスカル S 堀内可奈美

長野県高等学校総合体育大会
6/7 長野県下諏訪漕艇場
男子舵手付きフォア
第1位	3分29秒40
男子ダブルスカル
第2位	3分37秒20
男子シングルスカル
第2位	(高橋)	4分03秒46
第3位	(芳沢)	4分04秒04
女子舵手付きフォア
第3位	諏訪清陵	4分09秒02
女子シングルスカル
第1位	(堀内)	4分32秒36

 各種目1位となったクルーのみが、インターハイに出場権を手にすることができる大会であった。男子舵手付きフォアは、白熱した接戦の末、女子シングルスカルは、2年であるにもかかわらず、見事にインターハイ出場権を手にした。

北信越高等学校体育大会(6/21-22・長野県下諏訪漕艇場)
男子舵手付きフォア 決勝 第3位 3分31秒53
男子ダブルスカル 敗者復活 3位敗退 3分46秒13
男子シングルスカル 決勝 第6位 (芳沢) 4分06秒13
準決勝 4位敗退 (高橋) 4分01秒25
女子舵手付きフォア 敗者復活 3位敗退 4分10秒82
女子シングルスカル 決勝 第6位 (堀内) 4分38秒47

 この大会で引退する先輩方、最後まで教えてくれた先輩方に、心から感謝したい。

全国高等学校総合体育大会(8/2〜5・京都府舞鶴漕艇場)
男子舵手付きフォア 予選
	2位		3分37秒58
準々決勝
	2位		3分56秒76
準決勝
	5位		3分22秒83
女子シングルスカル 予選
	5位		4分25秒18
敗者復活
	2位		4分21秒07
準々決勝
	5位		6分09秒18

 惜しくも決勝へ進むことはできなかったが、先輩方の勝負への姿勢、決して挫けることのない強靱な意志、そして、勝つことの真の喜びとボートの楽しさも、すべては感動とともに我々に「勝ちたい」という強い意欲を与えてくれた。

 国体への選抜メンバーに選ばれた者もいるが、諏訪清陵高等学校端艇部としての活動は、この大会で最後となった。

 我々は、ここで1年生を加え新クルーを結成し、新たな一歩を踏み出した。

男子ダブルスカル S 宮坂哲也 B 黒沢真一郎
男子シングルスカル S 下鳥健吾
男子シングルスカル S 高林祐介
女子舵手付きフォア C 柳澤香織 S 松崎千夏 3 津金美咲 2 増沢由美 B 金沢佐枝
女子ダブルスカル S 堀内可奈美 B 波間洋美

長野県高等学校新人体育大会 (長野県下諏訪漕艇場)
男子ダブルスカル
1位	3分52秒13
男子シングルスカル(下鳥)
3位	4分19秒37
女子舵手付きフォア
1位	4分11秒27
女子ダブルスカル
1位	4分27秒53

 男子ダブルスカル、女子舵手付フォア、女子ダブルスカルは、この大会で中部選抜出場を決めた。

相模湖

第41回相模湖レガッタ (10/11-12神奈川県立相模湖漕艇場)
男子ダブルスカル
決勝 2位	3分59秒24
男子シングルスカル(下鳥)
準決勝 4位敗退	4分18秒52
女子舵手付きフォア
決勝 1位	4分31秒08
女子ダブルスカル
決勝 1位	4分41秒96

 各クルーともに中部選抜へのステップとなった。

中部高等学校選抜競漕大会(10/25,26日・愛知池漕艇場)
男子ダブルスカル
決勝	6位	3分40秒63
女子舵手付きフォア
準決勝	5位敗退	4分01秒84
女子ダブルスカル
準決勝	敗退	4分04秒09

 強豪が多い中部のどの学校にも、決して引けを取らなかったが惜しくも全国選抜出場権は得られなかった。しかし、我々は、今後の課題とボートに対する情熱を得た。

 今年の報告は、以上のとおりである。これらの課題と、先輩達に教わった事を生かし、部員全員が一丸となって来年へと挑んでいきたい。長年の先輩達の、そして我々の夢みてきたものをなんとしてもこの手でつかみたい。決してひるむことはないだろう。完全なる勝利を得た時こそ、栄光を手にした真の自分に出会えるのだから。

(宮坂 哲也)

<会誌 「清陵49」より転載>

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