1997 南信高校総体 漕艇競技
1997年のインターハイ南信地区予選が、5/17(土)に開催されました。レース当日は若干の雨模様でしたが、好コンディションに恵まれ、今季のベストタイムをマークしたクルーも多く見られました。
この大会に出場したクルーはすべて6/7(土)に行われる県大会(インターハイ県予選)に進出となります。(だってボートは南信地区にしかないんだもん!)
残り3週間での各クルーの成長に期待しましょう。
レース結果 May.17,1997 下諏訪漕艇場
H4+
決勝 1000m 500m
1 諏訪清陵 (長野) 3'26"60 1'42"96
2 下諏訪向陽(長野) 3'27"90 1'47"23
3 岡谷南 (長野) 3'34"90 1'47"64
諏訪清陵の中盤の駆け引きのうまさが光るレースだった。(でも調子にノるなよ、仁!!)
勝っても負けても県大会進出ということで、死力を出し尽くしてのレースではなかったが、対向陽戦の「勝ちパターン」を確認する意味では大きな収穫であった。
向陽は如何に後半に自信があるとはいえ、前半抑えすぎ。「南信は勝っても負けても..」という気持ちでは、全国で叩きのめされるよ..。おっとその前に全国に行けなくなるよ..スタートのスピードと、最後のスパートは他クルーがこれから仕上げてくるところ。果たして逃げ切れるかな??? 県大会が楽しみだ。
F4+
決勝 1000m 500m
1 諏訪実業 (長野) 4'00"55 1'59"41
2 岡谷南 (長野) 4'03"24 1'59"93
3 諏訪清陵 (長野) 4'03"78 2'00"44
諏訪清陵はスタート良く飛び出したが、300mで決定的な差をつけることができず、後続に吸収される展開となってしまった。高いレートそのものには慣れてきているのだが、肝心の水中の強さとストローク両端の甘さが勝負ドコロに顕れてしまったのだろう。また競り合っているところでの気持ち的な弱さが感じられた。3校のレベルはほとんど差がなく、「自信を持って漕ぐ」ことは勝つための絶対条件といえる。
新鋭諏訪実業は、スタートがまだまだで、コンスタント重視のレース展開。コンスタントの強さは清陵・岡谷南よりも1ランク上だろう。スタートを磨いて最初から頭を取れるようになれば手強い。3クルーがしのぎを削って県予選では3'55"を切るレベルで争って欲しい。
H2X
決勝 1000m 500m
1 岡谷東 (長野) 3'32"21 1'45"36
2 諏訪清陵 (長野) 3'38"91 1'48"48
岡谷東がいまいち噛み合っておらず、3'30"に届かなかった。諏訪清陵は先週の信毎Rに比べ全体的に上手くなってきており、3'40"をコンスタントに切れるようになってきた。期待の2年生宮坂の成長次第では「化ける」かも...。県大会では3'30"を切るレベルでの好レースを期待したい。
F2X
決勝 1000m 500m
1 岡谷東 (長野) 4'06"80 2'02"54
2 下諏訪向陽(長野) 4'19"97 2'09"23
岡谷東がまたも4分を切るチャンスを逃した。スタートのスピードもいまいちだが、コンスタントでの上体の上下動が大きく、力が入っている割に艇が滑っていない。ボディワークをもう一度チェック(水を掴むまで脚でドライブ)してはどうか? 中日本Rは決勝に残れるように頑張ってほしいですね。
H1X
予選A(3/5あがり) 1000m 500m
1 岡谷南・笠原 (長野) 3'46"73 1'50"35
2 諏訪清陵・芳沢 (長野) 4'14"75 2'03"30
3 岡谷東・久保田 (長野) 4'29"20 2'12"95
棄権 岡谷東・青木 (長野)
棄権 諏訪清陵・黒沢 (長野)
予選B(3/4あがり) 1000m 500m
1 岡谷南・上條 (長野) 4'05"87 2'03"56
2 諏訪清陵・高橋 (長野) 4'11"80 2'05"55
3 下諏訪向陽・宮坂(長野) 4'12"13 2'03"90
4 岡谷南・春宮 (長野) 4'31"02 2'18"50
決勝 1000m 500m
1 岡谷南・笠原 (長野) 3'46"41 1'49"56
2 岡谷南・上條 (長野) 3'56"39 1'55"45
3 諏訪清陵・芳沢 (長野) 3'59"22 1'58"15
4 下諏訪向陽・宮坂(長野) 4'03"84 2'00"03
5 諏訪清陵・高橋 (長野) 4'04"13 1'59"27
6 岡谷東・久保田 (長野) 4'36"87 2'04"35
岡谷南の笠原が先週に引き続き好調で、自己ベストの3'46"台を予選、決勝の2レースでマークした。コンディションに恵まれたとはいえ、この時期のこのタイムは高く評価して良いだろう。徹底したハイレートを意識してはいるが、中盤以降どうしても水中が落ちてしまうあたりに伸びる要素はあるだろう。諏訪清陵の芳沢も自己ベストの3分台を出した。高橋はやや固くなってしまったのが残念であった。パワーはついてきているので、艇上でのテクニックとメンタル面のトレーニングに集中して欲しい。
F1X
決勝 1000m 500m
1 諏訪清陵・堀内 (長野) 4'25"74 2'12"41
2 岡谷東・篠原 (長野) 4'29"78 2'08"73
3 下諏訪向陽・森 (長野) 4'52"28 2'21"45
諏訪清陵期待の堀内可奈美が、昨年インターハイに出場した岡谷東の篠原を700m過ぎで逆転し1位となった。篠原はシーズン入りしてから体調が思わしくなく、このレースも500mを2分1ケタで通過したものの、後半で大きく失速。イーブンペースが持ち味の堀内に差されてしまった。堀内は小柄ながら持久力とまとまりのある漕ぎで徐々に力を付けている2年生。センスの良さは長野県コーチ陣の間でも定評があり、今後のパワーアップに期待したい。4'10"台後半が目標だろう。篠原も昨年代表の意地を見せてインターハイ出場を狙って欲しい。