恒例の信毎諏訪湖レガッタは今年で22日目を数え,5/8・9に下諏訪漕艇場において開催される。参加クルーは総勢129クルー.中部水域のクルーが中心だが、北は岩手、西は愛媛からの出場もある。出場クルーは、昨年までエントリー数の多かったシングルスカルが減っているが,全国の強豪が多数エントリーしており,シーズン開幕直後の腕試しとして目が離せないレースが繰り広げられそうだ.
大会の開会式は5/7(金)18:00より下諏訪総合文化センターにて
レースは8日(土)が,予選(7:00-10:28),敗者復活(10:36-12:36)
9日(日)が,準決勝(7:00-7:50),決勝(8:00-10:40)のスケジュールにて行われる.<レース展望>
県外の強豪を迎える県勢は,成年が若手ホープとベテランのコンビネーションで臨む.少年は部員減少傾向はあるものの特にシングルスカルなど小艇部門で上位が期待できそうだ.成年男子は,今年は早々と国体に向けたクルーを編成した.42歳にして「ボート長野」を支える岩波健児(諏訪湖艇友会)が健在.キャリアがあり,最近安定感を増している北沢(同)とのダブルスカルで今大会に臨む.昨年もこのコンビで国体に出場したが,準決勝敗退.今大会では激戦が予想される同種目だが「国体に向けた試金石」という意気込みで挑む.ライバルは富山国際大と遠来の丹下造園バスターズ(愛媛)あたりか.
成男舵手付きフォアは,昨年国体6位入賞の実力を持ち,地元の若手ホープとして活躍が期待される牛山(全諏訪)を軸にベテランの天野・佐藤コンビが支えるクルーとなった.バウの杉村も含め全員が国体入賞経験者.クルーとしてのユニフォミティに不安はない.実力は頭一つ抜きんでているだけに,好タイムを出すことで自信につなげたい.
少年勢は,小艇を中心に全国の強豪に挑む.今年は久々に県内から3クルーが全国選抜へ出場し,夏の全国大会での活躍が期待される.
男子のシングルスカルが一番の期待種目.岡谷南高の今井祐介選手と諏訪清陵高の下鳥健吾選手が優勝を目指す.昨秋,ともにハイレベルの北信越予選を勝ち抜いて,今春の全国選抜に出場.今井選手は8位となった.また下鳥選手は,シートをはずすアクシデントで入賞を逃したが,それが負けん気に火をつける材料となっている.全国選抜準優勝の佐々野(愛知・猿投農林)をはじめ気の抜けない相手は多いが両選手が良い意味で競い合う好レースを期待したい.
少年女子は岡谷南高のダブルスカルが期待できそう.全国選抜で優勝した猿投農林高や成年クルーとの勝負になるが,地元のレースで強豪に離されずに食らいつき,自信につなげたい.