５年前は台風の影響でコース設営ができず開催地が諏訪湖に変更されたこともあり、津川での開催は１０年ぶりとなったこの大会、当日は、心配された風も穏やかで、やや流れの強いコンディションでしたが順調にレースは実施され、本国体への出場クルーが決まりました。
長野県勢は、７月の選考レースで決まった県選抜クルーが各種目に出場。それぞれの持ち味を発揮して、昨年を大幅に上回る５クルーが本国体への出場権を獲得しました。
毎年、国体で上位入賞の常連である強豪・富山＆福井と同じブロックという厳しい条件の中、長野県勢は男子のシングルスカルが成年・少年ともにトップとなるなど健闘を見せました。
少年男子シングルスカルの朝倉選手は、インターハイ前から取り組んできたスプリント強化の成果を遺憾なく発揮。１レース目のスタート失敗にも動揺することなくトップを奪い堂々の本戦進出。６月の北信越総体の雪辱を果たしたとともに、1000mレース全国舞台での決勝に再び挑みます。
成年男子シングルスカルの杉村選手はこの種目３年ぶり３回目の本戦出場。昨シーズン末の大怪我から見事に復帰し、ブロック代表の座を獲得しました。
出場枠が３となった少年男女のクオドも、ともに３位ながら出場権を確保することができました。少年女子舵手付きクオドルプルは、全国高校選抜2X４位の岡谷東高を主体としたメンバーで編成。メンバーが揃っての練習回数はまだ少ないものの、インターハイ優勝の八尾高に２艇身。インターハイ2X６位のメンバーを乗せた福井選抜にも１艇身差と健闘。少年女子の４人漕ぎ種目での本戦出場は、９５年以来となります。
また少年男子舵手付きクオドルプルは、パワーのある諏訪清陵高メンバーに岡谷東高2Xの高木選手が加わった(超?)へう゛ぃー級クルーで、まとまりのある新潟南高との競り合いを制して出場権を獲得。この種別の４人漕ぎ種目で１５年連続の本戦出場を決めました。本番では９９年以来となる入賞を目指したいものです。
レース結果および本国体への出場クルーは以下の通りです．