長野チーム・スローガン:『”がんばる”ゾウがスキ?!』

arrange&photo by たいきくん
|出場選手|9/7|9/9|9/11|9/12|9/13|9/14|9/15|9/16|9/18|


9月7日(日)
 「熱い」インカレを終えた大学生達が、故郷・諏訪湖に帰ってきました。先月のブロック予選で見事本国体への切符をゲットした高校生とともに、先週から国体本戦への最後の調整に励んでいます。ということで今年は一足早く国体レポートのスタートです。途中で失速しないようにがむばります。

 本日は、「成年M4+ v.s. 少年M4x+」と「成年M1x v.s. 少年女子W4x+」のトライアルマッチが行われました。各クルーとも、本番に向けて徐々に上向きのようでございます。特に成年フォアは、個々のレベルアップが感じられ、フィジカル面もメンタル面も成長した「オトナのクルー」になってきました。今日のトライアルでもかなりの艇速が出ていて、本番が楽しみ楽しみ。「スタートダッシュは、これからまだまだスピード出そう」とはベテラン・北澤選手のコメント。今年は強豪実業団の一角・・・ではなく全部を崩しちゃう勢いで行っちゃってみましょう☆



早くも昨年以上のまとまりを見せる成年男子フォア


1000mトライアルマッチ 成年M4+ v.s. 少年M4x+


同じく1000mトライアルマッチ 成年M1x(杉村) v.s. 少年W4x+


9月9日(火)
成年男子フォア:レースに向けた最終調整に入った模様。
 外からの見た目は「確実に上位に入ってくるゾ☆」と思わせる仕上がり。もちろん艇速はかなり高いレベルだ。しかしライバルと目される実業団は、おそらく100mあたりであと0.2〜0.3秒速いはず。つまり1000mではまだ約1艇身の差があると考えるべきか。
 明日からはこの差を逆転するための仕上げ。外見ではなく漕手自身が「艇を動かす感覚を研ぎ澄ます」という内面的なアプローチが最後の調整だ。クルーキャップの牛山が発信する「フネ」の感じ方・動かし方が他のメンバーにどこまで伝わるか? 選手達のセンスと集中力に期待デスネ。

成年男子シングルスカル:杉村選手も好調を維持。明日の諏訪湖最後の乗艇は、やや力みがちなスタートの確認を。


9月10日(水)
 天竜では本日から練習配艇スタート!なのでスが、長野勢は本日まで諏訪湖で最終調整。まあ水は同じだからね(下流の方がキレイというウワサもあります:笑)

成年男子フォア:昨年は「なんだかわからないけどモノスゴイ艇速出ちゃったよ」という印象だったが、今年は「着実にコントロールしながら昨年並みの艇速が出てる」点が大きく違う。「今日はちょっとバタバタしちゃいました」(COX・うっちー談)と言いながらもコンスタントの動きは、ヘタなエイトよりも速いことマチガイなし。ひょっとして滋賀【三本選手のHPによれば1'31"/500m】ともすでに互角!(と思いたいですね) まあそんなに世の中甘くないだろうけど(笑)。

成年男子シングルスカル:昨日の課題確認のみの軽い乗艇。スタートの力みも取れてきた、かな? まずは完璧チャレンヂャーモードの予選。がむばりましょー☆


少年勢からは出発を前に、コメントをいくつか貰ってますのでご紹介しましょう。

JM4x+ 整調 高木 慎也 さん
どうも〜高木弟です(笑) そう書くとみんなホントに兄弟だと思うぞ(^^;;
まあ僕らのクルーは世界レベルのお・も・さを売りにしている超パワー系クルーですが、最近は技術もそこそこみについてきて、艇速もいい感じでございます〜。僕はというと兄(良先輩)との身長の差をなんとかカバーしようとなんとか頑張っています(>_<)
とにかく水中のパワーならどこにも負けない自信があります。もうここまできたら清陵のクォドのようにレースごとに成長していけるように頑張ります!!!!

JM4x+ 3番 高木 良 さん
目標…国体上位入賞はもちろん、今の自分の力を最大限に出し切って一緒に戦ってきた最高の仲間達と最高のレースをしたいと思います☆☆☆そして後輩達には何か心に残せるような先輩の雄姿を見せたいです!!
最近の調子…テンションは高い方なんですが、技術的にちょっと…って感じです(泣)けど本番に向けて熱く盛り上がって行くぞ〜ヾ(≧m≦*)
その他…HP上で言うコトもないとは思いますが国体は悔いの残らないレースをすると約束しました!!届くかは分かりませんが約束した人に届くように漕ぎきります☆
メンバーへ☆
ゆたちん様☆
いつも指導をしてくれてありがとね♪けど中々直らなくてごめんなさい(>_<)国体ではイイ漕ぎを見せれるように頑張るね☆
T.Yanshi様☆
しょっちゅう不機嫌だったよね?けど慎也らしいといえば慎也らしいや(笑)慎也はまだあるんだから国体をスタート地点と考えさらに上を目指せよ(o^o^o)
こまっちゃん様☆
よく変なコトを話したよね(笑)楽しかったよ☆こまっちゃんはいつもやる気まんまんだよね!!勝とうぜぇ!!
トシ様へ☆
トシとは1年からの付き合いだなぁ!!ダブルに乗ったりクオドに乗ったりいっぱいだね♪最後だ!!強い気持ちで頑張ろうぜ(^3^)/
こうちゃん☆
たまに恐いこうちゃん☆北信越のレースは楽しかったよ!!次は新人戦だね!!自信を持ってファイト♪目指せ身長190cm台(笑)
武井様☆
君は不思議だね(笑)国体には一緒には行けないけど武井も俺達の仲間だから!!これからいい思い出をいっぱいつくれよ(^O^)

「約束したヒト」が気になってしょうがありません(^^;;誰だかわかっちゃいました☆へぇ〜(^^)←アタタカイ眼差し(?!)

JM4x+ BOW 林 利洋 さん
高校生として出られる最後の大会なので悔いが残らないように今までやってきたことを全て出しきりたいです!!

JW4x+ COX 荻澤 司 さん
とにかくやせます!! シンプルかつ明快な目標☆いいですねーがんばってください!

JW4x+ 2番 渡辺 香織 さん
今までずっとシングルをやってきて、二ヶ月前に初めてクオドに乗った時とても楽しかったことを覚えています。やー、チームボートっていいなぁと思いました。監督も仲間も本当にすごい人達で一緒に組めて幸せです。 最後の課題は食べ過ぎないことです お菓子をね!・・・今回、いいレースができたら解禁しましょ。エ?、ムリ?そんなこと言ってちゃダメダメだぞ


9月11日(木)
 朝5時。下諏訪艇庫を出発。中央道−名古屋−東名道経由で天竜入りしました。所用4時間強ってトコでしょか。飯田から天竜川沿いに下っても時間的にはおんなじなんですけどね(笑)。今回は運転のラクチンな高速でした。
 事前に連絡はもらっていましたが、今回は会場への車乗り入れが一切禁止。(許可車除く) オールや工具も市民広場のシャトルバス乗り場で専用トラックに移し替えて運ぶなど、かなり徹底してます。昔のインターハイ(もう12年前なのね)や毎年の高校選抜の経験に基づく対応なのでしょう。そういえば夏の天竜は久しぶり(実はインターハイ以来??)。しかも今回は9月というのに、「この夏は本当に冷夏だったの?」と思わせるかなりの暑さでゴザイマス。
 10時過ぎに会場到着。長野県チームの配艇は11時前後からということで、早速準備。配艇受付を済ませてリギング着手。しかし覚悟はしていたものの、とにかく暑い。いつも思うんだけど、炎天下のリギング作業を強いるこの方式、なんとかならんものですかねー。僕は杉村のリギングサポート。ハイトだけは乗ってみないと分からないが、とりあえずすべて今までの値に合わせて30分で終了(今日はかなーりゆっくり丁寧デシタ)。そのまま出艇。10分速くリギングに着手した付フォアも、手早いリギングで既に出艇済み。朝倉は相変わらず(?)ストレッチャーをいじくりまわしながらもなんとか出艇。(
佐藤センセイ、水のお礼はいつでもいいですよ・・・でも期待して待ってます)
2003 Nagano Rowing Family
天竜のコースとは相性のいい?朝倉選手


偶然?同じショットで収まりました>女子付クオド&杉村選手


規格艇での初練習。イカガデシタカ?


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by 佑介
 本日は配艇練習でした。50分もかかっちゃいました…。水の上は暑いです(笑)僕たち○ブクルーは暑いのは苦手です。。痩せないかなぁなんて期待しながら漕いだわけです(笑)体重なら世界にも通用するカモ。コースは2000がとれるみたいですごいっす!2000のコース漕いだのははじめてでした。でも1000mで折り返しです(笑)折り返しの手前で早く曲がりすぎて「クオドルプルとまりなさい!」って怒られました。。COXのYくんが少し怒ってました(笑)艇速はというと…まだまだです。もうちょい速く漕げるけどなぁ。新しい浮く艇(僕らが乗っても)のリギングが合わなかったみたいです。。他県の様子は「あれが相撲部屋クルーか。」という感じで見てたと思います。艇がよいしょ!よいしょ!って進むんで…(笑)


岩本さんも元気です。只今リギング中。言うまでもありませんがA部サンも奮闘中☆

 そうそう、我らが誇る諏訪湖出身の岩本亜希子選手も今年は宮城県民として出場。(全然関係ないけどそういえば僕も宮城県民だった時期があったやうな・・・1*年前・・・)こうやって長野出身の選手が全国で活躍してくれると、地元の社会人や高校生にも励みになるはず。ちなみにコーチのA部さんとも「また会いましたねぇ」(恒例の挨拶代わりになりつつあります:笑)。みなさんもガンバッテクダサイ!!

 本日のコンディションは、横風が変化する中でちょっと漕ぎにくい感じ?だった模様。少年男子クオドのCOX裕いわく「フネが多すぎて練習になりませんよー」。うーん、気持ちはよく分かるけど・・・。でもたぶん戸田の住人なら、これくらい日常茶飯事ですよね(笑)。結論:がんばって修行すべし。あと1日だけど>ゆたかちゃん
 朝倉は、かるーい確認のみで一番先に乗艇終了。「暑さでへばってますよー」と言いつつ顔はニコニコ。他の少年クオド勢も順調に練習を終えたようだ。

 暑い会場にいても体力を消耗するだけなので、シャトルバスでさっさと退散。成年勢は天竜市内で昼食後、宿舎へ移動した。


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by 佑介
 お昼は天野先生のオススメ餃子を食べました。水を飲み過ぎた○ブクルーは汗ダラダラです(笑)味は天野先生が保証するだけあって確かでした!!うまい!
[編者注:一部伏せ字になっておりますが、気にしちゃダメです]

 さて今回は、少年勢が天竜市内の民泊。成年勢が県営施設の森林公園「森の家」。今年の全国選抜で泊まったことがあるという朝倉くん曰く「キレイでいいところですよー。オレもそっちがいいっすよー」 ・・・果たしてなるほど、そういうだけのことはあるなぁという立派な施設でした。選手は18畳の和室に7人まとめてという部屋割りですが、体を動かせる広場やアリーナ完備。周囲には見晴らし抜群の「空の散歩道」。エルゴメータも研修室に置かせてもらえたし、隣接するレストランで予約すれば食事も随時可能とかなーり待遇は良い。おまけにスタッフの対応も気配り利いていてとても好印象。これで部屋に冷蔵庫あればカンペキですが、そんなワガママ言ってはイケマセン。今年ははっきり言って「アタリ☆」でせう。

外観・正面入り口 外観・食堂
フロント 宿泊棟・洋室バージョン
空の散歩道

 成年組「森の家」。他に宿泊しているのは長崎、千葉、茨城、三重、そして地元の静岡。地元が使うということは、やっぱりそういうレヴェルの施設なのでありませう。この環境をうまくコンディショニングに活かして頑張りたいものです。ガムバルぞう。
(ちなみに少年勢の様子はまたチャンスがあればレポート・・・できるかどうか期待せずに?お待ち下さい・・・と書いたところで、メールが来ましたので載せますね☆)


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by 佑介
 さてさて、民泊は…(笑)僕は鈴木家でした。鈴木家はパパ、ママ、学校の先生の息子さん、おじいちゃん、おばあちゃんです。パパはゴルフ好きで小池先生とゴルフの話してました(笑)小池先生は車にゴルフクラブ積んでます!!(笑)Y君たちはログハウスのようなうちらしいです。僕らは普通です。普通が一番!ご飯は集会所で食べるみたいです。じゃあご飯食べに行きます(笑)太りすぎて沈まないように気をつけます。と言うことで今日の相撲部屋クルーレポートでした。

森の家では、夕方に軽く体を動かしました。
午後は見直しも兼ねてエルゴ

エルゴを終えて風呂を浴びた後は待望の夕食。併設レストラン「まつぼっくり」のメニューは「おぉ!!」と思わせるもの。国体の標準献立をベースにしたとは思えないっすよ☆。ということで今年の宿舎、評価はA++デス。

明日の練習も時間は今日と同じ。ただし時間は60分。まあ、暑さを考えればこれでちょうど良いくらいなのかな? 午後の開会式までの行動スケジュールを確認後、解散。

今日は時間があったのでなんだかいっぱい書いてしまいましたが、明日以降はどうなるかわかりません(笑) いつものようにあまり期待せずにご期待下さい、ってなんだそりゃってか?
夜は世界柔道で盛り上がりました! それでわオヤスミナサヒ・・・・ZZz

13日から静岡で夏季国体
ボート県勢 成年が楽しみ
 第58回国体夏季大会「NEWわかふじ国体」は13日から4日間(サッカーは12日開幕)、静岡県富士宮市を主会場に8競技(公開競技を含む)を行う。前回(10競技)の県勢は男女総合で43位にとどまり、今年は一歩前進を狙う。108選手団が出場する県勢の戦いを展望する。

・・・(中略)・・・
【ボート】
 前回3位になった成年男子かじ付きフォアが今年も楽しみ。今年の全日本選手権シングルスカル4位の牛山(細川商店)を軸に、U-23で日本代表に選ばれた今井(中大)ら、昨年とほぼ同じメンバーで挑む。
 少年は男子シングルスカルの朝倉大貴(諏訪実高)のほか、男女のかじ付きクオドルプルで入賞を目指す。 ・・・(以下略)・・・

(信濃毎日新聞:2003年9月11日掲載)



9月12日(金)
 今日も暑い1日になりそうです。成年組は6時半起床7時に朝食。練習開始時間が昨日と同じなので、それに合わせて会場へ移動。「昨日よりは暑くないかも」という期待は見事に裏切られ、ちょっと動けば汗ダラダラ状態。同宿の地元静岡・行司先生も「この時期にこんなことはないんですよ」とおっしゃってたので、やはり異常気象なんでしょうかね?
 11時を前後して各クルーともリギング開始。付フォアは、さっさと15分で仕上げて出ていってしまいましたと。杉村選手は・・・・昨日はすべてが一発で決まったのでナメていたら、ハイトの調整で苦戦。シートのマットを富士河口湖の内田先生にお借りすることができて事なきを得ましたが、15分のロス。あいたたたった。我ながら情けナイっす・・・(ちょっとヘコんでます)それでも時間ギリギリまで納得行く確認ができたようなので一安心。

 少年組のレポートは選手からのメールで後ほど・・・。

朝倉くん&サトーこーち
手短な確認で今日も笑顔のたいきくん☆

 練習後、成年組は一旦帰宿して昼食。監督&COXうっちーは代表者会議出席のために先に出発。今年の代表者会議は大きなトピックスもなく平穏無事に終わりました。やれやれ。審判部の諸注意では、伴走に対する対応が厳しくなりそうだなーというのが一点。これについては個人的に思うコトいろいろあるんだけど、まあそれは置いといて、この大会で処分されるようなチームが出ないことを祈るばかりです。皆さんもお気をつけ下さい。(ちなみに個人的には伴走は悪いことだとは思いません。むしろ施設面と安全を確保することを前提に、積極的におこなっても良いと考えてます。理由はイロイロありますが・・・またいずれ・・・?)

 代表者会議の後は、そのまま市民広場の開始式に参加。これまではレース初日の朝に行われるのが通例だったこのイベント。今年は開始式場とレース会場の移動などの都合で、日体協が「特別に」認めた措置なんだとか・・・。(つまり来年以降は元に戻るってことですね) そもそも選手の負担を考えるなら、こういうイベントこそ極力簡素化すべきじゃないですかね?そう言う意味で前日に開始式ってのはレース当日よりは良いんじゃない?と思ったのに、結局「お上」は現場のそういう声って全然聞く耳持たないんだよね・・・。

 なお、本日から選手のカラダをサポートしてくださるトレーナの先生が合流しました。これで「オニに金棒」状態の長野県選手団!明日からも万全の体制で臨みます!!

長野県選手団:開始式を終えて
長野県選手団:開始式を終えて


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by ゆうすけけけ
少年男子クオド
昨日載せられなかったので・・・・相撲部屋クルー☆

 今日も気温は30度超えました(汗)天竜は日本一暑いそうです。 ○ブクルーには過酷な環境でした(笑) 配艇練習2日目は60分でした。リギングに手間取ったT君もいました(笑)水の上は嫌になるくらい暑いです。今日はシュミレーションをやりました。水の重さは軽い感じでした。艇速はだいぶのってきたような…(笑)(笑)
リズムはまずまずでした。明日はレースなので頑張ります。

さて、午後は開会式でした。気温30度のなか長野県の日本一カッコイイジャージを着て入場しました。感想は暑いの一言でした(笑)帰りにIマイ先輩とTカギ君がスタンドの中学生にジャージをプレゼントしてました(笑)帰りの車の中で鹿児島選抜に会いました。彼らはノリがよく、Tカギ君とズボン交換してました(笑)僕はジャージの上交換しました(笑)鹿児島選抜は陽気なヤツらでした(笑)ちなみに愛媛の入場行進には大作さんいませんでした。。。宮城にはSンヤの好きな岩本さんがいました。
と言うことで今日も夕飯の時間になりました。みんな残さず食べるのが僕たちのモットーです(笑)それではまた明日。うひひ

[編者注:一部伏せ字になっておりますが、気にしちゃダメです]

慎也と佑介 おいっ!
ゆうすけ&シンヤ   早速ナンパ?


おまけ:昨日紹介し忘れた成年組のDINNERです。

本日の夕食
食前

モデルは今井祐介です
食後のくつろぎ(モデル:いまいゆうすけ殿)



9月13日(土)
いよいよレース開幕。とりあえずレース結果だけ掲載します。(コメント書きたいんですが・・・時間がないので)
[9/21 ようやく書き上げました・・・]

【少年男子 シングルスカル】
朝倉・予選

長野県勢のトップバッターはシングルスカル・朝倉。しかも初っ端から「コレって決勝ぢゃないの?」と思ってしまう組み合わせ。でもここで勝ち上がって勢いに乗るぞ!という意気込みが大事なのさ、きっと。前半のダッシュ力にも磨きをかけてきただけに自信を持って臨んだスタート。しかし遠目に見てもブロック予選の時のようなキレが・・・・ない。レートも落ちてしまい、いつものスピードはどこへやら。案の定、強豪相手にリードを許し、苦しい展開だ。それでも後半こそは!と期待するもさすがに簡単に落ちるような相手ではない。ラストスパートで隣の恵那高・伊藤選手がブイを引っかけて失速。しかし2位の杉谷選手はさらにその先。結局、水をあけられたまま3位でゴール。いつものキレがないのは・・・・やっぱり疲れですかねー?(実は配艇練習の時からチョット気になってたんだけど・・・) 暑い中でのコンディショニングは確かにタイヘンだけど、明日の敗復でリズムを掴んで立て直してね。まあ、敗復まわりで勝ち上がるのは得意だからね(笑)

そういえば優勝候補の一角、井手選手も敗復に回ったらしい。やっぱり国体は誰にとっても厳しいレースなんだなぁー。

Race No.3 予選A組
県名  クルー名      順位 500m  1000m
青森県 むつ工業高校・石田 1着 1'47"56 3'38"38→準決勝へ
鳥取県 米子工業高校・杉谷 2着 1'50"00 3'40"33→準決勝へ
長野県 長野選抜・朝倉   3着 1'49"42 3'42"60
岐阜県 恵那高校・伊藤   4着 1'48"80 3'47"72
山梨県 吉田高校・湯山   5着 1'50"58 3'50"78

予選通過クルー タイム順

1 山口県 水産高・久村   1'47"89 3'34"24 2 群馬県 館林高・今泉   1'46"99 3'34"81 3 福井県 福井選抜・米田  1'45"30 3'35"53 4 東京都 本郷高・高橋   1'46"00 3'37"62 5 滋賀県 瀬田工業高・梅田 1'45"13 3'37"91 6 青森県 むつ工業高・石田 1'47"56 3'38"38 7 京都府 京都選抜・林   1'47"61 3'39"45 8 鳥取県 米子工業高・杉谷 1'50"00 3'40"33

敗復まわりクルー タイム順

1 鹿児島県鹿屋農業高・前野 1'48"38 3'34"82 2 愛媛県 今治西高・井手  1'44"73 3'38"99 3 岩手県 西和賀高・高橋  1'49"27 3'41"04 4 長野県 長野選抜・朝倉  1'49"42 3'42"60 5 佐賀県 唐津ジュニア・古川1'48"28 3'42"89 6 茨城県 茨城選抜・保坂  1'48"83 3'43"76 7 静岡県 静岡県選抜・高橋 1'49"55 3'44"64 8 北海道 北海道選抜・小林 1'47"52 3'45"39 9 兵庫県 香住高・竹野   1'55"16 3'45"53 10熊本県 熊本学園・古傷  1'47"94 3'45"60 11岐阜県 恵那高・伊藤   1'48"80 3'47"72 12山梨県 吉田高・湯山   1'50"58 3'50"78

【少年男子 舵手つきクオドルプル】
男子クオド・リギング

 朝倉に続いて、こちらも強豪との対戦。マークは猿投農林高と茨城選抜。猿投はインターハイ3位だがブロック予選で加茂高に先着を許すなど、まだまだこっちにもチャンスはあるゾと信じて挑む。茨城もインターハイ5位の潮来高主体。ただし主力がダブルスカルに移っている模様。長野はインターハイとはメンバーをほとんど入れ替えたクルーで、パワー(と体重)ではインターハイの清陵単独クルーより数段レベルアップしている(はず?)。これら強豪のどちらかを抑えれば予選突破も充分期待できる。気持ちとしては積極的にトップ狙いだ。

 スタートの飛び出しは順調。猿投と競り合う展開。茨城が思ったほど伸びてこない中、猿投とのトップ争いで中間点を通過。スピードは出ているのだが、ほとんど目一杯で漕いでいる長野。この辺りから前半の疲れが出てしまい、じわじわ猿投との差が広がる。漕ぎも雑でそれほど荒れた水面でもないのにキャッチの度に白い花火(?)が上がっている。それでもなんとか猿投に水の空けさせず半艇身差の2位を確保。一発で準決勝進出を決めることができた。「実は予選一発クリアって初めてなんですよー」(by佑介) 課題はあるものの各クルーがシーズン最後の目標として調整してくるこの大会で、まずは最初のステップをクリア。これは入賞に向けて大きな自信になるよ、ね?

Race No.9 予選A組
県名  クルー名  順位 500m  1000m
愛知県 猿投農林高 1着 1'33"66 3'11"96→準決勝へ
長野県 長野選抜  2着 1'34"14 3'12"86→準決勝へ
福島県 福島選抜  3着 1'37"04 3'15"29
茨城県 茨城選抜  4着 1'35"37 3'20"77
山口県 西市高校  5着 1'37"52 3'21"20

予選通過クルー タイム順

1 千葉県 千葉選抜  1'31"61 3'08"51 2 福井県 福井選抜  1'34"16 3'11"09 3 大分県 大分県選抜 1'35"07 3'11"39 4 富山県 富山選抜  1'34"55 3'11"48 5 愛知県 猿投農林高 1'33"66 3'11"96 6 長野県 長野選抜  1'34"14 3'12"86 7 滋賀県 瀬田工業高 1'34"75 3'12"93 8 岡山県 岡山県選抜 1'34"30 3'12"94 9 愛媛県 宇和島東高 1'34"07 3'13"98 10 京都府 京都選抜  1'35"62 3'14"81

敗復まわりクルー タイム順

1 埼玉県 埼玉選抜   1'36"85 3'13"45 2 熊本県 熊学大付属高 1'35"23 3'15"23 3 福島県 福島選抜   1'37"04 3'15"29 4 鹿児島県鹿児島選抜  1'35"62 3'15"95 5 岐阜県 加茂高    1'38"72 3'16"55 6 大阪府 大阪選抜   1'35"71 3'16"93 7 山梨県 山梨選抜   1'34"65 3'17"16 8 静岡県 静岡県選抜  1'37"85 3'19"59 9 宮城県 宮城選抜   1'37"48 3'20"12 10 島根県 江津工業高  1'38"04 3'20"42 11 茨城県 茨城選抜   1'35"37 3'20"77 12 山口県 西市高    1'37"52 3'21"20 13 北海道 北海道選抜  1'40"27 3'22"24 14 青森県 青森高    1'42"00 3'23"85 15 沖縄県 美里工業高  1'41"44 3'25"87

『準決勝の組み合わせ』予想
 準決勝A組
・(1) 千葉   千葉選抜
・(8) 岡山   岡山県選抜
・(9) 愛媛   宇和島東高
・[6?]

 準決勝B組
・(2) 福井   福井選抜
・(7) 滋賀   瀬田工業高
・(10)京都   京都選抜
・[5?]

 準決勝C組
・(3) 大分   大分県選抜
・(6) 長野   長野選抜
・[1?]
・[4?]

 準決勝D組
・(4) 富山   富山選抜
・(5) 愛知   猿投農林高
・[2?]
・[3?]


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by ゆうすけ
 今日はレースでした。8時前には会場入りして準備しました!!監視はなんなく通過。面白い写真も撮れました☆☆☆さて、リギングはチョッパヤで済ませました。それからミーティングです。予定はもちろん猿投をぬいて1位通過でした(笑)

アップをしていざレース!○ブクルーにはちょうどいい気温でした(笑)(笑)レースは300までは団子。500で長野と猿投が抜けました。福島県も一艇身でつけてきました。最後は750猿投の力が勝り長野は2位でゴールです。明後日への課題は丁寧な漕ぎをすることです。明日は○ブクルーは応援頑張ります!


【成年男子 舵手つきフォア】
成年男子フォア・いざ出艇

 予選のポイントは「いかに良い感じを出してタイムに結びつけるか」に絞られる。実力を比較するとすれば島根だが、決勝を目指すクルーにとっては、ここで10秒以上差をつけるくらいの艇速を気持ちよく出しておきたいところ。

 しかしスタートは悪いリズムがでてしまい、かなりもたついた感じ。当然、島根に思ったような差を付けることができないまま300mまで競り合う形となってしまった。ここから1本1本のボリューム差で少しずつリードを広げるが、やはりノリ切れないまま終盤へ。

 タイムは3分15秒。時間帯が違うとはいえ、少年男子クオドよりも遅いのは、うーーーん。10年前なら「おー、速いじゃん」という艇速なのだろうが、最近の国体のレベルからすれば、かなり物足りない内容であった。

 一方の東レは「メンツの割にはイマイチ」との下馬評ながら3分7秒。コンディションの違い云々を別にしても頭一つ抜け出してるね。さすがーと思わせる艇速だ。
 長野は残る大会期間の中、限られた乗艇とレースで課題を克服するきっかけがつかめるかどうかが決勝進出へのカギだろう。準決勝では実業団とは当たらない組み合わせになりそうなのがせめてもの救い、かな??

Race No.12 予選B組
県名  クルー名  順位 500m  1000m
長野県 長野選抜  1着 1'36"32 3'15"30→準決勝へ
島根県 島根選抜  2着 1'38"74 3'19"72→準決勝へ
大阪府 浜寺RC  3着 1'39"63 3'23"00
宮崎県 宮崎県選抜 4着 1'42"32 3'30"54
香川県 香川RC  5着 1'43"09 3'30"79

予選通過クルー タイム順

1 滋賀県 東レ・三洋      1'31"03 3'07"89 2 愛知県 トヨタ自動車     1'33"90 3'10"63 3 富山県 富山選抜       1'35"42 3'14"65 4 静岡県 静岡県選抜      1'36"94 3'14"76 5 秋田県 秋田選抜       1'36"61 3'15"11 6 長野県 長野選抜       1'36"32 3'15"30 7 大分県 大分県選抜      1'35"38 3'15"46 8 東京都 明治生命       1'38"59 3'16"87 9 兵庫県 兵庫選抜       1'37"31 3'17"11 10 埼玉県 戸田中央総合病院RC 1'37"32 3'17"40 11 島根県 島根選抜       1'38"74 3'19"72 12 岐阜県 岐阜選抜       1'38"08 3'20"42 13 福井県 福井選抜       1'39"07 3'21"65 14 群馬県 群馬選抜       1'39"75 3'21"69 15 鳥取県 鳥取県選抜      1'42"28 3'22"21 16 北海道 茨戸RC         -  3'23"08 17 神奈川県 神奈川選抜       -  3'25"50 18 千葉県 千葉選抜       1'43"94 3'29"48

『準決勝の組み合わせ』予想
 準決勝A組
・(1) 滋賀   東レ・三洋
・(8) 東京   明治生命
・(9) 兵庫   兵庫選抜
・(16)北海道 茨戸RC
・(17)神奈川 神奈川選抜
・[6?]

 準決勝B組
・(2) 愛知   トヨタ自動車
・(7) 大分   大分県選抜
・(10)埼玉   戸田中央総合病院RC
・(15)鳥取   鳥取県選抜
・(18)千葉   千葉選抜
・[5?]

 準決勝C組
・(3) 富山   富山選抜
・(6) 長野   長野選抜
・(11)島根   島根選抜
・(14)群馬   群馬選抜
・[1?]
・[4?]

 準決勝D組
・(4) 静岡   静岡選抜
・(5) 秋田   秋田選抜
・(12)岐阜   岐阜選抜
・(13)福井   福井選抜
・[2?]
・[3?]

【少年女子 舵手つきクオドルプル】
少年女子クオド・予選

 優勝候補の呼び声高い大分県選抜と、今も昔も強豪の代名詞・宇和島東。静岡は長崎インターハイ入賞の沼津東単独クルーではなく、地元国体に向けた選抜クルーでエントリーしてきた。(天竜林業・倉田先生によれば水上パフォーマンスでの選考結果とのこと。) これらを相手に2位までに入らなければ予選は突破できない。対する長野は実績充分の岡谷東高メンバーに、インターハイ1X出場の渡辺(諏訪清陵)らを補強した今の長野県ジュニア女子としてはベスト編成のクオドだ。

 スタートから予想通り大分と宇和島東が先行してトップ争い。長野もこれによく食らいついている。500mでは静岡をわずかに抑えて3位。2位の宇和島東とも水の空かない位置をキープ。[写真右]勝負は後半。ここからストロークペアのいつもの持ち味が出せれば逆転できるはず!と期待するが、後半になってもスピードは思うように伸びない。逆に静岡にリードを許し、差を広げられて4位ゴール。あるメンバーによれば「集中力を欠いたままレースしてしまった」とのコメント。これだけ厳しい組み合わせで、そういう気持ちが少しでもあると勝ち上がることは非常に難しい。タイムも後半の伸びがない分、敗復も厳しい組み合わせになりそうだけど、・・・気持ちを入れ替えませう。そしてもう一度、勢いに乗るべく明日に向けて集中☆。
それにしても大分県選抜、まぢっっで速いっす。インターハイの日田高単独クルーの比ぢゃないデス。たぶん今大会の優勝候補筆頭と予想。

Race No.21 予選D組
県名  クルー名     順位 500m  1000m
大分県 大分県選抜    1着 1'44"51 3'31"55→準決勝へ
愛媛県 宇和島東高等学校 2着 1'45"43 3'37"59→準決勝へ
静岡県 静岡県選抜    3着 1'49"19 3'38"37
長野県 長野選抜     4着 1'48"51 3'41"65
群馬県 館林女子高等学校 5着 1'54"13 3'46"99

予選通過クルー タイム順

1 大分県 大分県選抜  1'44"51 3'31"55 2 熊本県 熊学大付高  1'43"52 3'31"78 3 岐阜県 岐阜MYT    1'43"12 3'33"11 4 京都府 京都選抜   1'46"73 3'35"28 5 富山県 八尾高    1'46"46 3'36"05 6 愛媛県 宇和島東高  1'45"43 3'37"59 7 福井県 福井選抜   1'46"46 3'38"33 8 北海道 北海道選抜  1'47"57 3'38"82

敗復まわりクルー タイム順

1 埼玉県 埼玉選抜   1'46"11 3'36"09 2 宮城県 宮城選抜   1'48"82 3'37"44 3 静岡県 静岡県選抜  1'49"19 3'38"37 4 福島県 田村高校   1'48"93 3'39"16 5 滋賀県 滋賀選抜   1'47"83 3'39"21 6 山梨県 富士河口湖高 1'48"36 3'40"93 7 長野県 長野選抜   1'48"51 3'41"65 8 鳥取県 鳥取県選抜  1'50"19 3'43"32 9 青森県 田名部高   1'48"38 3'43"46 10島根県 松江北高校  1'50"00 3'45"09 11群馬県 館林女子高  1'54"13 3'46"99 12長崎県 大村市高校選抜1'53"85 3'54"22

【成年男子 シングルスカル】
杉村・予選

 こちらも朝倉選手と同様「どっひゃー☆」という組み合わせ。優勝候補の「世界のTAKEDA」と全日軽量級チャンプ・上條選手、そしてスピードに定評のある中電・東選手を相手に2位までが準決勝進出というキビシー組み合わせ。もちろん力試しとしてなら申し分ないんだけど・・・(^^;

 昼下がり。暑い時間帯でのリギングには少々手間取ったものの時間的には余裕を持って準備、そして出艇。
あ、隣でリギングしてるのは岩本さんです。[写真→]
 レースはやはり・・・というべきか武田選手の一人舞台。上條、東の両選手も実力あるスカラーなのに、それさえもが別世界に見えてしまう。「世界の舞台で戦う艇の動かし方」を見せつけられた。杉村は前半遅れたものの、慌てず自分のリズムをキープして後半4位に浮上。しかし強豪との差は依然大きくそのままの順位でゴール。明日の敗復に回ることとなった。

Race No.29 予選B組
県名  クルー名      順位 500m  1000m
愛媛県 ダイキ・武田    1着 1'41"04 3'25"17→準決勝へ
東京都 明治生命・上條   2着 1'44"24 3'33"62→準決勝へ
愛知県 中部電力・東    3着 1'49"27 3'38"74
長野県 長野選抜・杉村   4着 1'52"34 3'46"70
鹿児島県鹿児島選抜・西木場 5着 1'50"88 3'54"08

予選通過クルー タイム順

1 愛媛県 ダイキ・武田   1'41"04 3'25"17 2 東京都 明治生命・上條  1'44"24 3'33"62 3 滋賀県 東レ滋賀・河田  1'46"89 3'35"59 4 千葉県 小見川RC・岩瀬  1'45"82 3'37"32 5 静岡県 静岡県選抜・疋田 1'45"83 3'37"65 6 広島県 広島選抜・川元  1'47"85 3'41"71 7 岡山県 関西OB・赤木   1'49"57 3'43"27 8 岩手県 山田RC・佐藤   1'48"76 3'47"00

敗復まわりクルー タイム順

1 愛知県 中部電力・東   1'49"27 3'38"74 2 富山県 富山選抜・西本  1'48"55 3'42"65 3 京都府 てるてるBC・稲生 1'52"20 3'44"08 4 長野県 長野選抜・杉村  1'52"34 3'46"70 5 埼玉県 埼玉選抜・油田  1'50"60 3'47"24 6 三重県 本田技研・藤森  1'52"47 3'47"44 7 群馬県 群馬選抜・岡野  1'46"25 3'47"77 8 北海道 稚内市役所・池田 1'52"28 3'52"81 9 山形県 金山RC・野崎   1'54"36 3'53"48 10佐賀県 佐賀選抜・宮谷  1'55"45 3'53"51 11鹿児島県鹿児島選抜・西木場1'50"88 3'54"08 12大分県 大分県選抜・森山 1'56"41 3'58"92



9月14日(日)
レース2日目。昨日の予選で敗者復活まわりとなった男子シングルスカル勢と女子クオドのレースが行われました。昨日の雨はすっかり上がって今日も暑くなりそうな予感。

【少年男子 シングルスカル】
朝倉・敗復

 対戦相手の鹿児島・前野選手は昨日の予選で好タイムをマーク。実はインターハイの準決勝でも朝倉と対戦していて、その時は朝倉が勝っているが、今回は決して楽なレースにはならないはず。

「前半は大きな漕ぎでリズムを作って後半に上げられる力を残す」という佐藤コーチの作戦通り、レース前半をリズム良くこなし、後半も高いレートをキープ。昨日よりも落ち着いて大きくフネは動いている。しかし相手も粘り強いドライブで食らいついていて油断できない展開だ。ゴール前でトップの鹿児島からやや遅れたものの2位は確保か?と安心しかけたところに6レーンの兵庫がぐんぐん伸びてきて、もつれ込むようにゴールになだれ込むという冷や汗もののレース。その差0.5秒。朝倉も「なんとか3位はまぬがれたかな」という感覚でゴールしたらしいけど・・・とにかく焦りました(^^;;
敗復といえど、ブロックを勝ち上がってきたクルーだけに、最後まで気が抜けないことを痛感。明日もシビアなレースが続きます・・・。

Race No.53 敗復A組
県名  クルー名      順位 500m  1000m
鹿児島県鹿屋農業高校・前野 1着 1'56"21 3'57"66→準決勝へ
長野県 長野選抜・朝倉   2着 1'56"89 3'58"25→準決勝へ
兵庫県 香住高校・竹野   3着 1'57"94 3'58"72
佐賀県 唐津ジュニア・古川 4着 1'57"37 4'04"32
北海道 北海道選抜・小林  5着 1'58"01 4'06"70
山梨県 吉田高校・湯山   6着 2'00"65 4'09"39

【少年女子 舵手つきクオドルプル】
女子クオド・敗復

 予選タイムは宮城、静岡と富士河口湖に次いで4位。3位の山梨とは0.7秒差だが、先々週、諏訪湖で並べた際には長野が圧勝している。とはいうものの最低でも昨日負けた静岡に勝たないと先はない。それでも前半のスピードは他とも互角のはず。あとは後半でどこまで踏ん張れるか・・・? 野村・直井のストロークペアはもともと後半に強いタイプなのだが、それにバウペアがどこまでついていけるかがカギになる。

 スタートは予想に反して静岡と富士河口湖が飛び出す。これを宮城が追って長野は4位。500mで準決勝進出ラインの2位富士河口湖まで1.2秒。しかしここで宮城が艇速を伸ばしてトップに。長野も後半踏ん張ってイーブンペースで漕ぎきったが、他がそれを上回る粘りで圧倒。結局前半の順位を上げることができず大会2日目にして無念の敗退。
ということで女子クオドは明日、荷物をまとめてとっとと帰るそうな・・・・(帰ると期末考査が待っている、とか?)

Race No.56 敗復B組
県名  クルー名     順位 500m  1000m
宮城県 宮城選抜     1着 1'49"13 3'36"22→準決勝へ
静岡県 静岡県選抜    2着 1'48"59 3'36"47→準決勝へ
山梨県 富士河口湖高   3着 1'48"85 3'39"04
長野県 長野選抜     4着 1'50"08 3'40"09
島根県 松江北高校    5着 1'50"94 3'43"85
群馬県 館林女子高    6着 1'54"81 3'45"03

【成年男子 シングルスカル】
 2位までが準決勝進出。この組の中ではタイム順で2位。しかし3位以下とも差はないので、ベストを尽くしても競り合いになることをイメージ。その中でも勝負に徹することを確認する。

 しかし、珍しくスタートでミスオール。「ここが勝負所のレース」という気負い、かな? レースは予選でも対戦した中電・東選手がトップ。作戦では、これを追って2位確保・・・のつもりが埼玉と北海道にもリードを許してしまい、一転して苦しい展開に。ゴール前まで諦めずに追い上げたものの結局届かず4位でゴール。目標の準決勝進出ならず。残念。

杉村・敗復 杉村・敗復

Race No.68 敗復A組
県名  クルー名      順位 500m  1000m
愛知県 中部電力・東    1着 1'45"72 3'41"98→準決勝へ
埼玉県 埼玉選抜・油田   2着 1'47"03 3'42"81→準決勝へ
北海道 稚内市役所・池田  3着 1'46"43 3'48"27
長野県 長野選抜・杉村   4着 1'48"32 3'49"68
山形県 金山RC・野崎    5着 1'51"31 3'55"58
大分県 大分県選抜・森山  6着 1'52"59 3'57"97

==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==
夢の0.1t???

 本日は敗復レースでした。レースのない○ブクルーたちは応援に行きました。女子のリギングや出艇の手伝いをしました。天竜茶の女の子を気にしつつ手伝うのでした(笑)暇な時間はエルゴで体脂肪を燃焼!明日に備えます(笑)(笑)明日は岩本さんと大作さんにサインをもらおうと意気込む○ブでした(笑)
一方、ガリ達はというと、○ブ達が色紙を買いに行ってる間、公民館で休んでいるのでした。
そんなわけであしたはA決勝狙います!!


☆明日の準決勝組み合わせ☆
【少年男子 シングルスカル】
Race No.78 準決勝A組 [1,2位→決勝 3,4位→順位決定戦]
 水産高・久村 / 本郷高・高橋 / 米子工高・杉谷
 瀬田工高・梅田 / 今治西高・井手 / 長野選抜・朝倉

【少年男子 舵手付クオドルプル】
Race No.96 準決勝C組 [1位→決勝 2位→順位決定戦]
 大分県選抜 / 長野選抜 / 熊学大付高 / 大阪選抜

【成年男子 舵手付フォア】
Race No.98 準決勝C組 [1位→決勝 2位→順位決定戦]
 富山選抜 / 長野選抜 / 島根選抜 / 群馬選抜 / 岡山県選抜 / 愛媛選抜

Race No.84 準決勝A組 [1位→決勝 2位→順位決定戦]
 東レ・三洋{岡西正明選手} / 明治生命 / 兵庫選抜 / 茨戸RC / 神奈川選抜 / 浜寺RC

おまけ:【成年女子 シングルスカル】
Race No.90 準決勝A組 [1,2位→決勝 3,4位→順位決定戦]
 鹿児島選抜・藤元 / デンソー・内山 / 関西学院・中野
 佐賀選抜・中村 / 宮城選抜・岩本 / 愛媛選抜・吉田

おまけ:【成年男子 ダブルスカル】
Race No.89 準決勝B組 [1位→決勝 2位→順位決定戦]
 東レ滋賀 / 明治生命{金子明選手} / 秋田選抜 / 中部電力



9月15日(月)
【成年男子 舵手つきフォア】
男子フォア・準決勝 400m付近の攻防
成年男子4+ 準決勝:愛媛(手前)とのトップ争い

 予選の課題をどこまで克服できるか?とともに「勝ち上がること」のプレッシャーは否応なく最大級となる準決勝。
 予選タイムは6位だったものの(実は少年男子・相撲部屋も順位は同じなんだよねー)幸い(?)優勝候補とは組が別になった。そうはいっても気は抜けない。事前のマークは予選タイムで長野を上回る富山。センス抜群の現役日本代表・岡本選手が引っ張るクルーだ。富山とはここ数年ナゼカ縁があって、毎年上位進出をかけて準決勝での対戦が続いている。昨年の高知でも準決勝は長野が1位、富山は2位。一昨年の宮城では2ハイ上がりの準決勝で、長野が2位、富山が3位(ちなみに1位は滋賀)・・・ 過去の実績だけなら負ける気がしない(?)のだが、あくまでも過去の話。もちろん富山も諦めずに挑んでくるよね。

 スタートは予選よりも安定してきた感じ。200mまでに徐々に抜け出してコンスタントへ。しかしここで長野に食らいついてきたのは、マークしていた富山ではなく、敗復から勝ち上がってきた愛媛。こちらも毎年入賞に絡んでくる実力派である。そしてパワーのある岡山も富山を抑えて健闘。長野のリードはそれほど大きくないものの500mでは後続と1艇身差。あとは相手を見る展開をきっちりまとめてゴール。決して余裕はなかったが、緊張感の中で決勝に向けての感触を掴んだレースができた。

 決勝の相手は滋賀、トヨタなど当初予想した通りの顔ぶれ。実業団がいなくて「無風地帯」と思われた準決勝4組目は地元・静岡の学生クルーが、同じく強豪C大学+T北大のメンバーで編成する秋田を劇的な逆転レースで制し、決勝に勝ち上がってきた。学生らしい勢いと後半のスタミナは長野にとって要注意だろう。そう考えると明日の決勝は去年以上に厳しい戦いを強いられそうだなぁ。
「相手が強いほど燃えてくる」そんな心境で前向きに攻めるレースを期待しよう。

なにはともあれ3年連続の決勝進出☆オメデトウ☆

Race No.98 準決勝C組
県名  クルー名  順位 500m  1000m
長野県 長野選抜  1着 1'33"18 3'13"11→決勝へ
愛媛県 愛媛選抜  2着 1'34"42 3'15"51→順位決定へ
岡山県 岡山県選抜 3着 1'36"21 3'16"14
富山県 富山選抜  4着 1'36"03 3'17"73
島根県 島根選抜  5着 1'36"79 3'20"66
群馬県 群馬選抜  6着 1'39"11 3'24"75

【少年男子 舵手付クオドルプル】

男子クオド・準決勝 600mをトップで通過 男子クオド・悔しさ一杯のクルー
写真左:600mトップ通過の長野(手前)  写真右:ラスト逆転負けで悔しさ一杯

予選は予想を上回る好タイムをマークした勢いをうまくこのレースにつなげたい。パワーでは十分に決勝を狙えるとクルー全員が信じて発艇につける。
 いざスタート。600mまでは予選を上回る見事なスピード。まさにレース前に思い描いていた通りの展開だ。しかし前半のムリが後半に大きなツケとして回ってくることに・・・・。700mからの勝負所で艇速が伸びない。レートも上がるどころかむしろダウンしてしまい、明らかにペース配分ミスの雰囲気。それでも気合いで乗り切って熊本を抑えて2位でゴール。

なんとか入賞を確保したのに、クルーには悔しさの表情しかなかった。一瞬「入賞も逃したのかな?」と思ってしまうほどの落ち込みように、彼らの頭の中には「決勝」しかなかったんだと改めて実感。そこまでの自信と集中力をもってレースに臨んだ彼らには脱帽。敗れたとはいえ、インターハイでは歯の立たなかった強豪とも互角の艇速を発揮するまでにレベルアップしてきたのも事実。明日は胸を張ってトップタイムと5位入賞を狙って思う存分漕ぎまくってクダサイ。
やっぱり勢いに乗るって大事だなぁ、と改めて感じましたです。

レースを終えて、会場で運良くお目当ての岩本選手を発見したお調子者たちは、早速昨日買ってきた色紙にサインをもらってました☆ もちろんもう一人のお目当て武田選手にも。
でもさ、サインもらうのに僕に「武田さん、ってどの人ですか?」って聞くなよなー・・・・(顔も知らずに「サイン下さい」ってそりゃあ失礼ぢゃないかい?!!笑)

Race No.96 準決勝C組
県名  クルー名  順位 500m  1000m
大分県 大分県選抜 1着 1'35"17 3'12"49→決勝へ
長野県 長野選抜  2着 1'34"74 3'15"13→順位決定へ
熊本県 熊学大付高 3着 1'37"05 3'18"24
大阪府 大阪選抜  4着 1'38"00 3'20"90

【少年男子 シングルスカル】
 今年の組み合わせは昨年までと違い、20クルーエントリーの種目は12クルーしか準決勝に残れない。レースは6パイで上位2クルーが決勝、3,4位が順位決定という方式である。気持ち的には「1位にならなければ」という重圧感は少ないが、ここまで勝ち残るようなクルーはいずれもハイレベル。朝倉もここまでなんとか残ったという感じではあるものの、彼の場合は「敗復まわり」&「相性にのいい?天竜」マジックがある。大会入りしてから気になっていた疲れも顔色を見ればだいぶ回復しているようだ。今日のこのレース、1位もあれば6位もある、そんな雰囲気である。

 しかし、しかしである! もっとも大事な場面で、インターハイと同じミス。スタートで3本空振りしちゃあイケマセン・・・・、コンスタントによっぽどの自信がない限り出遅れを取り返すのは至難の業。ブロック予選では、気持ち的にも余裕があって、同じミスをリカバリーできたが、今回はそれが通用する相手ではない。それでも決して諦めることなく最後までよく頑張ったが、最低入賞ラインの4位とは4秒差の6位。スタートで出遅れた2艇身(約4秒)が悔やんでも悔やみきれない結果となってしまった。 磨きをかけたスプリントも、確実に決められるスタートがなければ武器にはならない。 練習ではほとんどスタートの失敗を見たことがないので、レース本番での微妙な気持ちの変化が影響したとしか思えないんだけど・・・・本当のところは朝倉自身にしかわからないこと。あまりの落ち込みようにかける言葉もなかったけれど結果は結果。思い切り悔しがればいいさ、今は・・・・そして・・・・。
ナニワハトモアレオツカレサマ

Race No.78 準決勝A組
県名  クルー名   順位 500m  1000m
愛媛県 今治西高・井手1着 1'43"60 3'35"72→決勝へ 
鳥取県 米子工高・杉谷2着 1'43"16 3'35"76→決勝へ 
滋賀県 瀬田工高・梅田3着 1'44"01 3'36"99→順位決定へ 
山口県 水産高・久村 4着 1'45"99 3'38"43→順位決定へ 
東京都 本郷高・高橋 5着 1'45"41 3'38"49
長野県 長野選抜・朝倉6着 1'49"49 3'42"36


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by ゆうすけ
  本日はA決勝をかけたレースでした。相手は熊本、大阪、大分でした。タイムでは大分についで2位です。でも追いつけない差ではありません。熊本はIHで勝ったとはいえ、油断できません!
2:20のレースはいつもより気温も低くすごしやすい!水面は少し荒れていた感じ・・・かなり。レースは500までの展開は思い通り。1位で通過。しかし700付近大分の艇が伸びる。そのまま長野は踏ん張れず2位でゴール・・・。A決勝を狙っていただけに無念・・・。しかしB決勝の切符はてにした。あしたは今日の悔しさをパワーに変えて5位を狙います!国体は明日で最後なので、力一杯漕いできます!

小咄:○ブクルーの3○ブはI本A希子さんとT田D作さんにサインをもらいましたとさ(笑)。
『編者注:高昂くんはTシャツにサインもらいました☆』


その他長野県出身者の活躍ですが、

成年女子1X(宮城:岩本亜希子):準決勝1位で堂々の決勝進出☆☆
成年男子4+:(滋賀:岡西正明):準決勝1位。好タイムをマーク。ナガノの強敵??
成年男子2X:(東京:金子 明):準決勝2位 逆転レースで入賞確保。健闘を!

成年男子かじ付きフォア 県選抜2年(※1)連続決勝進出
重圧の準決勝 手応え

 ○・・・ボート成年男子かじ付きフォアの県選抜が2年連続で決勝進出。「(13日の)予選の時は反省材料が多すぎて、クルーの雰囲気が沈んだ」(牛山)というが、準決勝は手応えを感じるレースになったようだ。

 準決勝は、各組1位の4艇しか決勝に進めないため、重圧を背負ったレースになる。前回3位のメンバーが1人交代しただけのクルーは、今年もその関門を突破。リーダーの牛山は「これで決勝は楽しめる」と気持ちを入れ替えた。

 少年男子かじ付き四人スカルの県選抜は準決勝のC組2位で、入賞を決めて5−8位決定戦に回った。700メートル付近までトップにいながら、終盤で逆転されたレースとなり、選手たちは悔しさを隠せなかった。

※1:正確には成年M4+の決勝進出は3年連続です。2年前(宮城国体)は8パイレースの決勝でした・・・結果は力及ばず5位でしたが(笑)

(信濃毎日新聞:2003年9月17日掲載)


9月16日(火)
いよいよ大会最終日。昨日の結果から今年は2クルーの入賞が確定。今日はそれぞれベストを尽くし、上位を目指して頑張りましたぞう!

【少年男子 舵手付クオドルプル】

男子クオド・順位決定

男子クオド・レース前のミーティング 「前半は若干抑え気味で、後半の競り合いで勝てるレースをする」作戦。
スタートから300mまでは他の3クルーに半艇身ほどリードを許すが、予定通りの展開。そのまま中盤は強いドライブで積極的に攻める。向こう側2レーンの埼玉がトップ。最初トップ争いしていた鹿児島がここで後退。長野は岡山と2位争い。ラスト100mまで埼玉を追撃してトップを狙う勢い。しかし最後の競り合いで岡山も粘りを見せて差し返してくる。
 ゴール前で「もう目一杯全力状態」の長野は、最後の伸びを欠いて岡山に逆転を許し3位でゴール。トップから3位までが0.6秒という競り合いの中で、またも勝負の厳しさを味わう結果となった。

レース後、桟橋に戻ってきたクルーだが、整調の慎也が動かない。カンペキなローアウト状態。急いで担架が運ばれ救護室へ(4人がかりで!)。そして自力で艇から降りた3番高木良もリギング上で座り込んでしまい、こちらもギブアップ状態。
結局、点滴を受けて事なきを得た。競り合いの厳しいレースや暑い日差しが続き、重量クルーにはハードな状況だったことを考えれば無理もない。それでもここまで力を出し尽くしてのレース・・・結果は悔しいものであったが、大会前に優勝候補と見られたクルー(福井とかー猿投とかー宇東とかー・・・)が次々と姿を消す中でインターハイでは果たせなかった入賞をこのクルーが勝ち取ったことには非常に大きな価値がある。

余談:「ねーねーあのさー、ナガノの少年男子、ヤバくないー?」と、すれ違うどこかの女子クルーに思いっきり指さされちゃった彼らではありますが、その頑張りには素直に拍手を贈りたいね。というか贈ってあげてクダサイ☆


Race No.110 順位決定
県名  クルー名  順位 500m  1000m
埼玉県 埼玉選抜  1着 1'32"82 3'12"10 5位
岡山県 岡山県選抜 2着 1'33"26 3'12"52 6位
長野県 長野選抜  3着 1'33"95 3'12"78 7位
鹿児島県鹿児島選抜 4着 1'33"59 3'14"20 8位


==国体遠征記・陽気な相撲部屋?編==by ゆうすけ
  本日は順位決定レース!目指すは5位でしたが、結果は7位。。しかし5,6,7位が0.6秒の中にひしめき合う内容の濃いレースでした。このレースから得た収穫は大きいものがありました!やっぱり負けてもボートは楽しい!!3分ちょっとの中にいろいろなドラマが生まれるというか(笑) 日本一にはなれなかったけど強豪と肩を並べて漕げるのはいい!間接的にはF県のM高校に勝ったということで(笑)なんてね。
シンヤが意識とんで運ばれたり、良ちゃんがダウンしたり力をだしきったし(笑)結果7位と!
来年はボートの聖地、戸田が国体の舞台のようで。来年の3分にドラマを作るのは2年生や1年生だ!!あの3分には人を感動させる力がある。来年は戸田の艇庫でレースを見ていたいなぁなんて思いながらレポートおわります。以上出場クルー最重量、長野選抜のレポートをおわりにします(笑)

『編者注:最重量なのは少年クオドです。成年はちがうってば☆』

【成年男子 舵手付フォア】

男子フォア・決勝

男子クオド・レース前のミーティング  この大会の最終レース。今年もこの舞台までたどり着いた長野クルーである。個々に実績はあっても普段の環境もキャリアも全く異なるメンバーが集まって、3年連続でこの舞台に立てることは素晴らしい。思う存分戦って欲しい。東レ・サンヨーには、いまや日本のベストCOXともいわれる同郷出身の岡西選手がいる。(「僕なんて乗せてもらってるだけですよー」とは本人の弁。ソンナコトナイッテバ!) 愛知も熾烈な実業団争いを勝ち抜いてきたトヨタ。大型でスプリントも抜群との評判。学生主体で一昨年の長野を彷彿とさせる静岡は日大・明治・日体大メンバーで組み、非凡な後半の追い上げで勝ち上がってきた。いずれも強敵。

 スタート。予想通り東レ・サンヨーとトヨタが速い。長野と静岡が並んでこれを追う。普段ならコンスタントでリズムを落ち着かせるが、今回は違う。ハイレベルなスピードをどこまで維持できるか?そしてそのままどこまで上げることができるか?非常にタフなレースである。中間点で長野はわずかに静岡を抑えて3位。トップの東レ・サンヨーとは水が空いている。やはり恐ろしく速い・・・。トヨタも1艇身弱の差。後半でどこまで追い込めるか?しかし前半の積極的なローイングによる疲れがクルーを襲う。急造クルーゆえの微妙なズレが、徐々に大きくなり、後半型の静岡に逆転されてしまう。しかし東レ・サンヨー以外の3クルーはほとんど団子状態の大接戦。ラストの100mまで勝負はもつれるかに見えたが、ゴールで長野は力及ばず4位。出せるものはすべて出した。ほとんど無風のコンディションで「3分一桁を出しても最下位」というのは、今の国体レベルを象徴する結果だろう。この舞台で勝つというのは本当にタイヘンなことだ。素晴らしいレースを共にしたクルーの皆さん、本当にオツカレサマでした。そして感動をありがとう!


Race No.121 決勝
県名  クルー名  順位 500m  1000m
滋賀県 東レ・三洋 1着 1'31"81 3'03"88 優勝
愛知県 トヨタ自動車2着 1'32"71 3'08"80 2位
静岡県 静岡県選抜 3着 1'35"46 3'08"94 3位
長野県 長野選抜  4着 1'34"60 3'09"86 4位


表彰式

成年男子フォア 少年男子クオド
成年男子フォア:4位    少年男子クオド:7位

その他長野県出身者の活躍
成年女子1X(宮城:岩本亜希子):驚異の大逆転!劇的な初優勝☆☆[写真左上:表彰式で喜びの笑顔]
成年男子4+:(滋賀:岡西正明):圧倒的な艇速。今大会のベストタイムで圧勝[写真右上:レース後大学の後輩・今井選手と健闘を称え合う]
成年男子2X:(東京:金子 明):後半の粘りで順位を上げて6位入賞☆[写真下:レースを終えて]

岩本選手 岡西選手
金子選手

◆成年男子フォア 小差で表彰台届かず◆
少年四人スカル 力出し切り7位

 成年男子かじ付きフォアの県選抜は前回より一つ後退の4位。現役の日本代表が2人いる滋賀(東レ・三洋)は別格だったが、実業団の愛知(トヨタ)、大学生で強化した地元の静岡にあと一歩及ばなかった。小差だっただけに、選手たちには悔しさが募った。

 今年も社会人と大学生の混成クルー。決勝では1ランク上の漕ぎを目指した。ふだんはスタートダッシュした後、いったんスピードを落とすが、この日は最初のスピードを最後まで維持するレースに挑戦。だが、ほかの3クルーも同じように序盤から力をぶつけてきた。

 チームリーダの牛山は「まだ運に頼るところがあった」と言う。大学生がインカレ終了後の8月末に帰省し、諏訪湖で練習を積んできた。だが、漕ぎ手4人は日ごろの練習の違いや体力差もある。その差を埋める努力をしてきたが、安定させるには期間が短かった。この日も微妙なズレが終盤になって大きくなったという。

 23歳以下の日本代表で、整調を務めた今井(中大)は来春から実業団に入るため、長野県代表として国体に出場するのは今回で最後になりそう。「120%の気持ちでやったが、疲れてきた時のテクニックはほかのクルーが上だった」と振り返った。今井が抜ける来年はクルーを再編成して出直す。


 ○・・・諏訪清陵高と岡谷東高で編成した少年男子かじ付き四人スカル(クォドルプルって書いて下さいよ:笑;-p)の県選抜は7位。小松(諏訪清陵高)は「中間を過ぎ、ピッチ(たぶん小松選手は「レート」と言ったハズですが:-*)を上げなければいけない所で上げられなかった」と、疲労から体が動かなかったレースを振り返った。漕ぎ手4人のうち、2人がレース後に意識がもうろうとして立っていられなくなるほど。各選手が力を出し切り、インターハイの成績からは一歩前進した。

(信濃毎日新聞:2003年9月17日掲載)

県勢2種目で入賞 男子ボート
 第58回国体夏季大会は16日、最終日を迎え、県勢ははボート競技で、成年男子舵手付きフォアの長野選抜(今井裕介、牛山英俊、両角大介、北沢勝己、内田幸裕)が4位。少年男子舵手付きクオドルプルの長野選抜(高木慎也、高木良、小松佑介、林利洋、宮坂裕)が7位入賞した。
 成年男子は決勝で、スパートで伸びず、3位の静岡選抜と0秒92差の3位。クルーリーダーの牛山は「終盤に全体のまとまりが欠けた。急造クルーでも3年連続の決勝進出。やれるだけのことはできた」と、成績にはまずまずの表情。

 少年勢の入賞は男女を通じ4年ぶり 高木良は「高校最後の大会で入賞できてうれしい」と話していた。
 なお、成年女子シングルスカルで、シドニー五輪代表の岩本亜希子(宮城・諏訪市出身、アイリスオーヤマ)が優勝した。

(長野日報:2003年9月17日掲載)


9月18日(木)
◆夏季国体総評◆
県勢 入賞5年ぶり2けた
不振の少年勢テコ入れを

静岡県で開かれた第58回国体夏季大会(13−16日)の県勢は、男女総合で前回の43位から29位、女子総合で43位から31位に順位を上げた。男女総合で目標とした130点をクリアする162点(参加点70点を含む)を獲得、入賞も5年ぶりに2けたになった。ただ、全国16番目の人口規模からすればまだ物足りず、今年の成績だけで県勢の競技力が上がったとも言えない。まずは今回並みの成績を維持していく努力が求められる。

 <中略>

 ボートは社会人と大学生で編成した成年男子かじ付きフォアが2年連続[編者注:正しくは3年連続です]の決勝進出。実業団クルーなどを相手に健闘し、前回3位に続き4位に入った。出勤前に早朝練習を重ねる社会人選手の情熱が、ボート県勢を支えている。

 <中略>

 夏季大会の競技ではここ数年、少年勢の不振が続いている。競泳は今年も入賞ゼロで、インターハイは3年連続で決勝に進めない状態。サッカーは長崎に大敗した。
 ジュニア選手を育てていかなければ、将来につながらない。テコ入れが必要だ。

(信濃毎日新聞:2003年9月18日掲載)


以上、この特集は,がんばるぞう@今年は正式な雑用係?・・・ がお届けしました。
(この特集はおわり)


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