2011年度最後の全国大会でもあり2012シーズンの幕開けを告げる全国高校選抜大会が3/23−25の3日間にわたり、恒例の浜松市・天竜ボート上で開催されました。
昨年度は、未曾有の大震災で全国には甚大な被害を受けたがチームもあり、大会の開催中止を余儀なくされましたが、今年は2年ぶりの開催となりました。長野県勢は昨秋の中部地区大会を勝ちあがった4クルーが出場。これは2008年以来の大所帯での参加でした。初日の予選は、県勢女子3クルーが一発でクリアしたものの、諏訪清陵・男子シングルスカルの花岡選手は敗復3位で準決勝進出ならず。 2日目の準決勝は、女子ダブルスカルの下諏訪向陽が予選で敗れた相手にリベンジして入賞を確定させましたが、岡谷南勢は振るわず女子ダブルスカルがC決勝進出するにとどまりました。 最終日のB決勝で、レースごとに調子を上げる下諏訪向陽は終始トップ争いを演じ、組トップの八幡商業に0.27秒差の2位で総合6位入賞となりました。
県勢最高成績となった下諏訪向陽の関選手と石上選手向陽高校のセンバツ入賞は、1997年の男子舵手付フォア5位入賞以来、実に15年ぶりとなります。入賞した2人はともに1年生ですが、県勢高校女子ではトップクラスのパワーがあって伸び盛り。この冬で着実に力をつけました。今回は水上でのパフォーマンスが出し切れなかった岡谷南勢も含めて女子は充実の戦力で楽しみなシーズンとなりそうです。
一方の男子は、出場が男子シングルスカルのみと少々さびしい状況でした。中部ブロックのライバルたちが早くもレースモードで高い仕上がりレベルを見せる中、艇速がまだまだ上がりきらなかったように思われます。いつも書いていることですが、この悔しさを次にどうつなげるのか?それができるかできないかがポイント。これは今回出場していない他の多くの県勢男子にも言えることでしょう。奮起を期待します!
2012全国高校選抜大会・長野県クルーの成績 | |
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女子2X | 総合6位入賞:下諏訪向陽高 |
総合10位:岡谷南高 | |
女子4X+ | 総合15位:岡谷南高 |
男子1X | 総合18位:諏訪清陵高 [花岡諒一郎(2年)] |
岡谷南高W4X+ |
岡谷南高W2X |
下諏訪向陽高W2X |
諏訪清陵高M1X 花岡 |