はばたけ世界へ 南東北総体2017 ボート競技@宮城・アイエス総合ボートランド
長野県クルー情報


岡谷南が男子舵手付きクォドルプルで堂々の優勝!
県勢4人漕ぎ種目では四半世紀ぶり快挙


優勝の男子クォドルプルをはじめ5種目で全国大会に臨んだ岡谷南高チーム

2017年度のインターハイ・ボート競技は宮城県登米市のアイエス総合ボートランドにて開催されました。長野県勢は、初日に女子シングルスカル・久保田選手が4位で敗者復活戦に回ったものの、5クルーが順調に予選を突破。2日目は女子シングルも組2位で準々決勝に駒を進めました。

大会3日目の準々決勝は、県勢にとって厳しい展開となりました。男子シングルスカル・内田選手、ダブルスカルの男子・下諏訪向陽と女子・岡谷南は、中間点を通過圏内(2位)で通過しましたが、肝心の後半で粘れず無念の落選。女子舵手付きクォドルプル・岡谷南も、先行する2クルーを捉えきれず3位。女子シングルスカル・久保田選手は力を出し切ったものの6位でした。
厳しいレースの中で唯一気を吐いたのが、男子舵手付きクォドルプルの岡谷南。ややもたついたかに見えたスタートでしたが、これは想定の範囲内とばかりに後半で抜群の安定感を見せつけて準決勝に進出しました。この結果、最終日に勝ち残った県勢は1クルーのみとなりましたが、男子クォドはこの大会トップとなるタイムを叩き出し最終日への期待が高まりました。

最終日の準決勝では、岡谷南・男子クォドルプルが、ここでも盤石の内容で1位通過。決勝は、今シーズン初の顔合わせで予選からトップタイムを競い合ってきた熊本学園大学付属をはじめ、「激戦の予選」から敗復経由で勝ち上がってきた関西、春の選抜から勢いに乗る慶応、地元期待の東北チャンピオン・佐沼、国体開催を控えるボート王国愛媛代表の宇和島東など強豪ぞろいの顔ぶれ。
岡谷南は、無難なスタートでしたが、まずはスピードのある熊本学園が飛び出し、一発勝負に賭ける関西がそれに食らいつく展開となります。岡谷南はこの2クルーにリードを許し3位で中間点を通過。ここでの約1艇身は岡谷南クルーにとっても届くか?届かないか?の非常に微妙な差でしたが、気持ちが一つになったクルーはラストクオーターで驚異的な追い上げを見せ、関西をかわすとトップの熊本学園も一気に逆転し、そのままゴールに飛び込みました。

「得意の後半」は、この2年半、地道にコンスタントの強さを磨いてきた彼らの努力の賜物であり、これはボート競技で最も大事な要素とされる「基礎」そのものでもあります。今回の価値ある優勝により、同校男子としては昨年の3位に続くメダル獲得となり、全国制覇は1992年の宮崎インターハイでの舵手付きフォア優勝以来、実に四半世紀ぶりの快挙となりました。


M4x+ 岡谷南高 C:小林 怜矢 S:手塚 知丹 3:小林 駿斗 2:牛山 啓 B:伏見 京悟
W4x+ 岡谷南高 C:村山 香菜恵 S:丸茂 ななみ 3:千葉 万里菜 2:中山 優衣 B:海野 優奈
M2x 下諏訪向陽高 S:石倉 嵩大 B:天野 太郎
W2x 岡谷南高 S:松本 萌 B:武居 柚花
M1x 岡谷南高・内田 智也
W1x 岡谷南高・久保田 芽衣




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