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「世界切符」目指す
清陵高の高木選手 全日本ジュニアボートに出場
 諏訪清陵高校端艇部の高木慎也選手(一七)=岡谷市今井=が、十一日から熊本県菊池市で開かれるボートの全日本ジュニア選手権に出場する。大会は七月末にスペインで開かれる世界ジュニア選手権への派遣代表を決める選考会。「世界に挑戦したい」と代表入りに意欲を燃やしている。

 大会には、全国高体連ボート専門部が強化指定する全国トップレベルの高校生や、十八歳以下の大学らが出場。五つの代表枠をかけ、シングルスカルで二千メートルを競う。七月上旬に長良川で開かれるアジアジュニア選手権の代表選考も合わせて行われる。

 高木選手はエルゴメーターでの体力測定などが評価され、昨年十二月、同部の強化合宿参加選手に選ばれた。[関連記事] 今年三月の全国選抜(二千メートル)では準優勝。大会直後にあった強化合宿で、世界を目指して練習する選手たちの漕(こ)ぎや考えに影響を受け、「自分も世界を目指したい」との思いを強くした。

 パワーがあり、後半の粘り強さが持ち味。今季は千メートルを競う地元の信毎諏訪湖レガッタ、県高校総体で、シングルスカルで優勝。レース経験を重ねながら、苦手だったスタートと前半のスピードを磨いてきた。「自分のスタミナを信じて強気なレースをしたい」と抱負を話している。

<2004/06/10付 長野日報より>

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