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ボート全国中学選手権 (29-30宮城県)下諏訪中から11クルー出場
西沢に注目
シングルスカル 県外レースでも好成績

 ボートの全国中学選手権が29−30日、宮城・長沼ボートコース(千メートル)で行われる。諏訪地方からは、諏訪湖で練習に励む下諏訪中の男女11クルーが出場。中でも今春の全国中学選抜で4位に入った男子シングルスカルの西沢武尊(たける)に上位入賞の期待がかかる。(宮坂麻里)


 西沢は175センチの長身から生み出されるパワーが持ち味。全国の強豪を地元に迎えた5月の諏訪湖レガッタでは、得意のスタートダッシュでリードを奪い、4分1秒64の好タイムで快勝。その後も6月の福井レガッタで優勝するなど県外レースをステップに、着実に力を伸ばしてきた。

 今月上旬に諏訪湖で行った2日間の合宿では、インターバル漕などスピード練習のほか、レースをイメージして千メートルを何本も漕(こ)ぐなど追い込んだ。充実した練習を通して「課題だった後半もスピードが落ちなくなってきた」と藤森コーチ。西沢も「一本一本を強く、落ち着いて漕げるようになった」と話す。

 18、19日に諏訪地方を襲った豪雨災害の影響で学校は3日間休校となり、練習場の下諏訪町漕艇場にはアシや流木が大量に流れ込んだ。レースを間近に控えながら、乗艇できない日が5日も続いたが、西沢は「影響はない」と言い切る。「目標はメダル。中学最後の大会だから、これまでの練習の成果を出し切っていいレースをしたい」と強い気持ちで大舞台に臨む。

【写真】全国大会に向け、諏訪湖で練習に励む男子シングルスカルの西沢武尊(下諏訪)


<2006/07/25付 長野日報より>

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