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ボート全国中学選手権 西沢(下諏訪)3位 男子シングルスカル
 ボートの全国中学選手権が29−30日、宮城・長沼ボートコース(千メートル)で行われ、男子シングルスカルで西沢武尊(たける)が4分15秒83で3位に入った。

 40人が出場した同種目で、西沢は予選、準決勝とも組1位で通過。8人で争った決勝はスタートから飛び出し、中盤までトップ。後半は2人にかわされたものの、3位でゴールした。

 大会は男女6種目でそれぞれ順位を争った。諏訪地方からは西沢を含め、下諏訪の男女11クルーが出場。男子ダブルスカルA(田中、関)と女子かじ付きクオドルプルA(小松、辻村、植松、両角、名取)は準決勝に進出したものの、決勝には進めなかった。そのほかの8クルーは予選で敗退した。


最後まで積極的レース
精神的にも強く成長

 西沢が中学最後の夏に、全国の大舞台で3位入賞を果たした。積極的なレースで欲しかったメダルを手にし、「最後まで全力で漕(こ)いだ。メダルが目標だったから、すごくうれしい」と声を弾ませた。

 得意のスタートでリードを奪い、後半は相手を見ながら逃げ切る作戦。予選、準決勝を思い通りの展開で通過すると、決勝は「これまでで一番いいスタート」を決め、中盤までトップ。後半は疲れが出たが、最後まで力強いストロークで漕ぎ切った。

 昨年までは目立った成績を残せなかったが、今年3月の全国中学選抜大会で4位に入り、自信をつけた。今季は全国のメダル獲得を目標に掲げ、これまでにない厳しい練習を積んできた。「春以降、漕ぎだけでなく精神的な強さもつけて大きく成長した」と藤森コーチ。西沢は「高校でもボートを続けて、もっと上を目指したい」と話した。(宮坂麻里)

【写真】積極的なレース展開で3位に入った男子シングルスカルの西沢武尊(下諏訪)


<2006/07/31付 長野日報より>

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