1998 第21回信毎諏訪湖レガッタ

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レース風景  第21回信毎諏訪湖レガッタは、5/16・17両日にわたり下諏訪漕艇場にて開催されました。
荒れ狂うスワコ 今年は、1日目の途中から吹き始めた南風によりコンディションが悪化したためレースを中断するというハプニングがありました[写真左]。このため予定されていた組み合わせの変更と敗者復活戦の取りやめなどの対応がとられました。翌日も前線通過に伴う風雨が心配されましたが、思わぬ好天に恵まれ、無事に全種目の決勝を実施することができました。


諏訪清陵クルーの活躍を中心に種目別レース結果なども少々..

女子ダブルスカル
女子ダブルメダル獲得クルー 優勝は予想通り朝日レガッタ準優勝の宮川高。女子フォアのタイムを上回る高いレベルであった。諏訪清陵クルーは、漕ぎに滑らかさが出てきたこともあり、南信大会のタイムを大きく更新。目標であった4分を切った。この時期に4分を切ったのは、インターハイで2位となった96年以来となる。イーブンペースを維持したままコンスタントの艇速が伸びており、今後が期待できる。体力的には互角と思われる岡谷南クルーもスピードをつけてきており、500mまでは互角の勝負となったが、ロスの少ない清陵クルーが後半で突き放した。が、油断するとやられちゃうぞ〜。スタートダッシュの加速と、強くて速い水中(特にミドル)の表現を心がけて欲しい。
[写真左:女子ダブルスカルメダル獲得クルー 左から2位:東濃実業 優勝:宮川高 3位:諏訪清陵高]

少年女子舵手付きフォア 3位入賞の諏訪清陵クルー

レース日程の変更で予選がなくなり、1発決勝レースとなったこの種目、愛知選抜が八百津高とのデッドヒートを制した。例年参加している福井県勢がいなかったこともあり全体のレベルは今ひとつと感じられた。2年生を中心とした諏訪清陵クルーは、東海地区の強豪を相手に大健闘。加茂高を僅かに抑え、見事に銅メダルを獲得した。まだまだ爆発的なトップスピードはないものの、タイム落ちの少ない安定したコンスタントは地道な冬トレの成果といえよう。昨年の秋には大きく水を開けられていた相手だけに選手にとっては大きな自信となったことだろう。もう1ランク高いレベルでのコンスタントとスプリントの強化で3分50秒代前半を目指して欲しい。体力的にも技術的にも発展途上クルーなので今後が期待できそうだ。
[写真右:3位入賞の諏訪清陵高]

少年男子シングルスカル

優勝した富士河口湖の渡辺は好タイムといえる。美濃加茂高からは世界ジュニア選考会を意識してかフォアの全国選抜優勝メンバーが多数エントリーしたものの決勝進出は1人だけで、少々期待外れの感も..。準決勝は横風による波があって苦戦した選手もいたようだ。期待の2年生・下鳥は波に負けずに粘って準決勝を通過。決勝では見事に4分を切った。日頃の努力を着実に結果に結びつけている姿を高く評価したい。同じく諏訪清陵からエントリーの高林は、ラフコンによる組み合わせ変更で敗者復活が取りやめとなり涙を飲んだ。今後の成長に期待したい。

少年男子ダブルスカル

「決勝は確実」と予想した我が諏訪清陵クルーは準決勝で敗退した。決勝進出クルーと比べてもタイム的にはそれほど見劣りしない実力があると思うのだが、相手との駆け引きという点で甘さの見られるレース運びが気になった。競り合いの中で自分の漕ぎを見失わないこと&崩したリズムの建て直しが今後の課題であろう。

少年男子舵手付きフォア

県勢の出場が岡谷南高の1クルーのみと寂しい顔ぶれであったが、朝日レガッタ3位の宮川高(三重)が初優勝を飾った。タイム的には3クルーが3'30"を切った。水の重い諏訪湖では好タイムといえよう。

少年女子シングルスカル

世界ジュニア代表の佐合のタイム(4'01")が驚異的。おそらく女子シングルでは諏訪湖のベストレコードであろう。ちなみに1996年の岩本・岡谷南高(当時)の記録を上回っている。 実は清陵の女子フォアもタイムで負けてるヨ...ありゃりゃ。それはともかく今年のジュニア代表は過去最高レベルのメンバーとのこと。世界ジュニアでの活躍をお祈りいたします。

成年の部

成年男子シングルスカル
サイン攻め?に合う津田サン

KRCの今井がこの大会3連覇を遂げた。すっかり常連となった津田さんは、波にやられて準決勝で惜しくも敗れたが、陸の上ではなぜか女子高生にモテモテであった。どうして?ナゼ?うらやましい!?
[写真右:女子高生(実は清陵生)のサイン攻めに遭う津田眞男氏]

成年男子ダブルスカル

スタートからシチズン河口湖が並びかけたものの、後半突き放して「全諏訪」の圧勝。2人が合わせた時期が短いにも関わらずタイムがよかった。スタートでのユニフォミティなど「課題はまだまだある」(杉村選手談)とのことだが、来月の中日本が楽しみになってきた。なんといっても狙い目ですからねぇ、今年の中日本わ(笑)。

成年男子舵手付きフォア

平均年齢3X歳。「全諏訪」の気迫溢れるレースであった。3分20秒は県内クルーとしては久々の好タイム。富山国際大も果敢に挑んだがベテランにしてやられた感じ...。
県ボート協会強化部が、今年の国体成年男子フォアに大学生の起用を確定したことが、地元メンバーの競争意識を盛り上げた結果のようにも思えるのだが...。まあ、その辺は「戯言」コーナーでそのうち触れることにしよ。

成年女子舵手付きフォア

東北大女子フォアクルー 出場3艇。遠来の東北大(宮城)が圧勝した。「みどころ」でも紹介したように、このクルーの3番は、我らが端艇部のセンパイである山田恭子(きょんきょん)サンであった。東北大は、2年生を中心としたクルーで、きょんきょんセンパイ以外は大学からボートをはじめたそうである。国立大の厳しさを乗り越えてボートに打ち込む姿を見習いたいものだ。
余談ですが、今回この東北大フォアの整調を務められたのは、インカレや軽量級で数々のメダルを獲得しておられるDoctor”小栗”さんなのであるるるる〜。(この方の経歴をご存知の方はかなりの「ぼーと通」) 彼女がスイープ漕いでる姿って、これが本邦初公開!最初で最後?という噂が飛び交っているとかいないとか.. それにしても無事にレースができてヨカッタヨカッタ。

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