諏訪湖の下諏訪ローイングパークで正月3日、ボートの新年初漕(こ)ぎ会があり、中・高校生、正月帰省の大学ボート部員、社会人など約100人が穏やかなコンディションの中で新年最初のローイングを楽しんだ。
長野県ローイング協会と下諏訪町漕艇協会が主催。この日の諏訪湖の最低気温は氷点下2.3度と冷え込みが緩み、快晴無風で鏡のような湖面が広がった。「エイト」2艇と「ナックルフォア」3艇に交代で乗艇し、参加者は笑顔で久しぶりのオールの感触を味わった。3月に静岡県浜松市天竜ボート場である第36回全国高校選抜ローイング大会(距離2000㍍)に、女子ダブルスカル出場の岡谷南高校2年、古村愛結(あゆ)さん(17)=辰野町=さんと、シングルスカル出場の下諏訪向陽高校2年、長﨑未帆さん(16)=下諏訪町=は「残りの日々を無駄にせず陸トレや自主練習に励み目標達成したい」と活躍を誓った。
県ローイング協会長の宮坂徹下諏訪町長は「長年練習を重ねてきた成果を出せる飛躍の年に」、木下芳樹県協会理事長は「1年の目標を立て仲間の交流を深めて」、小口正志町漕艇協会長は「今年も諏訪湖でドラマが生まれるとわくわくしている」などと選手を激励した。